データ・ソースについて
データ・ソースは任意の表構造です。ファイルをロードするか、結果を返すサービスに問合せを送信すると、データ・ソース値が表示されます。
データ・ソースには次の列を含めることができます。
- 「一致」列: 別のソースの一致列で見つかった値が含まれています。これは、このソースともう1つのソース(顧客IDや製品IDなど)を関連付けます。
- 「属性」列: 個別に必要であるか、集計されないテキスト、日付または数字が含まれています(年、カテゴリ国、タイプ、名前など)。
- 「メジャー」列: 集計する必要がある値が含まれています(収益や運転距離など)。
サポートされるデータ・ソースを参照してください。
1つのデータ・ソースのみを分析するか、データ・ソースに含まれている内容に応じて、複数のデータ・ソースを一緒に分析できます。複数のソースを一緒に使用する場合は、少なくとも1つの一致列が各ソースに存在する必要があります。一致の要件は次のとおりです。
- ソースに共通の値(顧客IDや製品IDなど)が含まれています。
- 照合は同じデータ型で行う必要がある(たとえば、数値と数値、日付と日付、またはテキストとテキスト)。
プロジェクトを保存する場合、そのプロジェクトと使用される外部ソースの間で権限が同期されます。他のユーザーとプロジェクトを共有する場合、外部ソースもその同じユーザーと共有されます。
データ・ソースとサブジェクト領域
データ・ソースとサブジェクト領域を組み合せて、データを調査および分析できます。
サブジェクト領域は、属性を追加することでディメンションを拡張するか、またはメジャーおよびオプション属性を追加することでファクトを拡張します。データ・ソースに階層を定義することはできません。
サブジェクト領域では、多くの場合階層化されているディメンション、およびディメンションの属性に対して分析できる複雑な計算を持つ一連のメジャーに属性が編成されます。たとえば、現在の四半期と数年前の同じ四半期の顧客層ごとの純売上メジャーです。
ソース(Excelファイルなど)からのデータを使用すると、サブジェクト領域に新しい情報が追加されます。たとえば、顧客の郵便番号区域または信用リスク情報に関する人口統計情報を購入し、そのデータをデータ・ウェアハウスまたは既存のサブジェクト領域に追加する前に、分析に使用する場合があります。
ソースをスタンドアロンとして使用することは、ソースからのデータがサブジェクト領域から独立して使用されることを意味します。単一のファイルのみの場合、または複数のファイルが一緒に使用される場合があり、どちらの場合もサブジェクト領域は関係しません。
データ・ソースから属性をサブジェクト領域に追加することでディメンションを拡張する場合は、次の条件に留意してください。
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一致項目は1つのディメンションに対してのみ作成されます。
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一致列の値のセットは、データ・ソースで一意である必要があります。たとえば、データ・ソースの郵便番号が一致する場合、ソース内の郵便番号は一意である必要があります。
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一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。
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その他の列はすべて、属性である必要があります。
データ・ソースからメジャーをサブジェクト領域に追加する場合は、次の条件に留意してください。
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一致項目は1つ以上のディメンションの間で作成されます。
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一致列の値のセットは、データ・ソースで一意である必要はありません。たとえば、データ・ソースが、日付、顧客および製品が一致する売上のセットの場合、同じ日に1人の顧客に対して複数の製品の売上を設定できます。
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一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。
メジャーを追加するデータ・ソースには属性を含めることができます。これらの属性は外部メジャーとともに使用可能であり、ビジュアライゼーション内のキュレートされたメジャーとともに使用することはできません。たとえば、新規事業の売上高を含むソースを追加する場合、これらの新規事業の売上は既存の時間ディメンションと一致させることのみ可能です。データには、この新規事業で販売された製品に関する情報が含まれている場合があります。既存事業の売上と新規事業の売上を時間ごとに表示できますが、古い事業の収益を新規事業の製品で表示する、または新規事業の収益を古い事業の製品で表示することはできません。新規事業の売上を時間別および新規事業の製品別に表示することはできます。
データ・ソースとメジャー列
メジャー列があるデータ・ソースとメジャー列がないデータ・ソースの両方のタイプを操作できます。
メジャーを持つソースを操作する場合は、次の点に注意してください。
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メジャーがある表を、メジャー、ディメンションまたはその両方がある他の表と照合できます。
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表をメジャーがある他の表と照合する際、同じ粒度である必要はありません。たとえば、日次売上の表に「Quarter」列も含まれている場合、日次売上の表は四半期ごとの売上の表と照合できます。
メジャーのないソースを使用する場合は、次の事項に留意してください。
表にメジャーがない場合は、ディメンションとして扱われます。ディメンションを拡張する場合は、次の条件に留意してください。
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一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。
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その他の列はすべて、属性である必要があります。
ディメンション表は、他のディメンションと照合するか、メジャーを持つ表と照合できます。たとえば、顧客の属性を持つ表は、人口統計の属性を持つ表と照合できます(両方のディメンションに一意の顧客キー列および人口統計キー列がある場合)。