分析でのデータのグラフ化
ここでは、分析でのデータのグラフ化に関する追加情報について説明します。
トピック:
グラフのズームおよびスクロール
グラフのズームおよびスクロールが有効な場合は、グラフにズーム・アイコンが含まれています。ズーム・アイコンを使用すると、グラフの描画領域で軸を使用してズーム・インおよびズーム・アウトを実行できます。
軸でズーム・インした後は、その軸をスクロールできます。ズームおよびスクロールは、「グラフのプロパティ」ダイアログの「一般」タブで有効にします。
たとえば、ブランド売上分析の結果でグラフを表示しているときに、「Product Type」軸でズームインできます。このようにして、軸をスクロールし、製品タイプ別に詳細なデータを表示できます。
グラフでズームおよびスクロールするには、グラフにマウス・カーソルをあわせて「ズーム」ボタンを表示し、「ズーム」をクリックします。1つの軸のみが有効な場合は、「ズーム・イン」または「ズーム・アウト」を選択します。
グラフの両方の軸のズームおよびスクロールが有効な場合は、次のようにします。
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「横軸」を選択し、次に「ズーム・イン」または「ズーム・アウト」を選択します。
ズームとスクロールのスライダがX軸に表示されます。
X軸のズームを解除するには、「実際のサイズ」を選択します。
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「縦軸」を選択し、次に「ズーム・イン」または「ズーム・アウト」を選択します。
ズームとスクロールのスライダがY軸に表示されます。
Y軸のズームを解除するには、「実際のサイズ」を選択します。
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X軸とY軸の両方のズームを解除するには、「実際のサイズ」を選択します。
オプションで、その他のズーム機能を使用します。
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「ズーム」を使用して、徐々にズーム・インおよびズーム・アウトします。
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軸上のスクロールのつまみをドラッグしてグラフを動的にスクロールし、グラフの表示されていない部分を表示します。
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軸上のスクロール・ボタンをクリックして、左右(X軸)または上下(Y軸)にスクロールします。
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サイズ変更ハンドルを使用して、軸上でズーム・インおよびズーム・アウトします。
グラフの外観の書式設定
グラフの外観を書式設定できます。
外観の書式設定は2つの設定に基づきます。
- グラフ要素の位置(線-棒グラフの線や棒、または円グラフのスライスなど)。
- 列に適用されている条件。
位置に基づいたグラフの書式設定
位置の書式設定では、グラフ要素の位置(つまり、棒などのグラフ要素が表示されるグループ内での番号順)に基づいてグラフの外観をカスタマイズできます。
グループは、「グループ化」ドロップ・ターゲット領域に表示される属性列によって決まります。
色、線の幅、線記号に関するグラフの外観を、位置に基づいて書式設定できます。位置の書式設定は、ウォーターフォール・グラフでは使用できません。
列に基づいたグラフの書式設定
条件付き書式設定では、列に適用されている条件に基づいてグラフの外観をカスタマイズできます。書式は、条件を満たす列値に適用されます。
列に指定された条件を満たす特定の列値または列値の範囲に基づいて、グラフ・データが表示される色を指定できます。次に例を示します。
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特定の列値に基づいた、グラフの色の条件付き変更。
レモネードとコーラという2つの飲料の売上を比較する棒グラフを作成します。棒グラフの作成時、レモネードの売上を表す棒は黄色、コーラの売上を表す棒は青色という2つの条件を指定します。
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列値の範囲に基づいた、グラフの色の条件付き変更。
営業部長が、2つの営業バンドについて営業担当者全員の売上を比較する棒グラフを作成したいと考えています。棒グラフの作成時、営業部長は、売上が$250,000より少ないすべての担当者の棒を赤にし、売上が$250,000より多いすべての担当者の棒を緑にするという2つの条件を指定します。
- グラフ・エディタのツールバーで「グラフ・プロパティの編集」をクリックします。
- 「グラフのプロパティ」ダイアログの「スタイル」タブをクリックします。
- 「スタイルと条件付き書式設定」をクリックします。
- 「スタイルの書式設定」タブをクリックして、グラフ要素の位置に基づいてグラフの外観を書式設定します。カスタム書式設定位置を追加するには:
- 「条件付き書式設定」タブをクリックして、列に適用されている条件に基づいてグラフの外観を書式設定します。列に条件を追加するには:
- 「条件付き書式の追加」をクリックし、条件を適用する列を選択します。
- この条件に対する演算子と列値、または列値の範囲を入力します。
- 「OK」をクリックします。
- 条件を満たす場合に列値に適用される色を選択するには、「色」ボックスの隣にある下向きの矢印をクリックし、「色の選択」ダイアログを表示します。
- 「OK」をクリックします。
グラフの条件付き書式の適用に関するルール
グラフで条件を作成または使用する場合、次のルールに従います。
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グラフで使用されている列からのみ、条件を作成できます。
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書式条件が互いに競合する場合、競合する条件は次の順序で優先されます。
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属性に対する条件付き書式設定。
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メジャーに対する条件付き書式設定
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グラフ要素の位置に基づいたスタイル書式設定。
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条件付き書式が適用されているグラフでユーザーがドリルする場合、次のルールが適用されます。
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メジャーに基づいた条件付き書式は、次のレベルに繰り越されません。(条件付き書式を地理的階層の地域から市などの異なるレベルへ繰り越しても意味がありません。)
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属性に基づいた条件付き書式は、ドリルされていない場合、次のグラフに繰り越されます。
たとえば、"Lemonade = Blue"という条件付き書式があり、年でのみドリルした場合、"Lemonade = Blue"はそのままになります。
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条件付き書式設定は、ウォーターフォール・グラフの小計および合計ではサポートされていません。
グラフおよびゲージに表示されるデータの制限
セクション・スライダを使用して、グラフまたはゲージに表示されるデータを制限できます。セクション・スライダには、1つ以上の属性列または階層列のメンバーが長方形の棒上に値として表示されます。
また、スライダには、増加ボタンと減少ボタンなど、その列に対する値を選択するメカニズムも用意されています。再生ボタンでは、スライダ値を連続的に移動します。
トピック:
グラフとゲージのセクション・スライダの定義
グラフまたはゲージに表示されるデータは、セクション・スライダを定義して限定できます。
たとえば、グラフに表示されるデータを2013年の特定の四半期に限定できます。
- 編集する分析を開きます。
- 「結果」タブをクリックします。
- グラフまたはゲージを作成します。
- グラフ・ビューまたはゲージ・ビューで、「ビューの編集」をクリックします。
- 「レイアウト」ペインで、複数の列を「セクション」ドロップ・ターゲットにドラッグします。
- 「スライダとして表示」を選択します。
- 「セクションのプロパティ」をクリックします。
- セクション・スライダに表示する値の最大数を指定して、「OK」をクリックします。
- エディタを閉じるには、「完了」をクリックします。
- 変更内容を保存するには、「分析の保存」をクリックします。