グループと計算項目を使用したメンバーの操作

グループおよび計算項目を使用して、メンバーを操作できます。

トピック:

グループおよび計算項目について

表、ピボット表、トレリス、ヒート・マトリックスまたはグラフにデータを表示する方法として、グループまたは計算項目を作成できます。

グループおよび計算項目を使用して、データ・ソースに存在しない新規メンバーを列に追加できます。これらのメンバーは、カスタム・メンバーとも呼ばれます。

グループを使用して、メンバーのリストとして、またはメンバーのリストを生成する選択ステップのセットとして、列のメンバーを定義します。グループはメンバーとして表されます。

計算項目はメンバー間の計算で、ドリルできない1つのメンバーとして表されます。計算項目を作成する際は、選択した項目の集計方法に新規メンバーを追加します。合計、平均またはカスタム式を使用して集計できます。

グループと計算項目の作成

グループまたは計算項目を使用して、新しいメンバーを列に追加します。

たとえば、モバイル・デバイスに対して生成された売上金額をレビューし、その数字を他の製品タイプと比較できます。「Product」列に対して、折り畳み式携帯電話とスマートフォンが含まれる「Mobile Devices」というグループを作成できます。

  1. 編集する分析を開きます。
  2. 「結果」タブのツールバーで、「新規グループ」または「新規計算項目」をクリックします。

    「新規グループ」ダイアログまたは「新規計算項目」ダイアログが表示されます。

  3. 「表示ラベル」に、グループまたは計算項目がビューに表示された際の値を入力します。
  4. 「値の場所」リストで、グループまたは計算項目に含める値がある列を選択します。
  5. 計算項目を作成する場合は、計算項目の関数を選択します。
  6. 適切な列の値を「使用可能」領域から「選択済」領域に移動します。
  7. 計算項目で関数として「カスタム式」を選択した場合は、ツールバーを使用して関数に含める数学演算子を選択します。さらに、関数ABSOLUTE、CEILING、FLOOR、ROUND、SQRTも使用できます。

    式によって、ビュー内の動的カスタム・グループ化を作成できます。式の中で参照されるすべてのメジャーは、同じ列から取得され、結果に表示される必要があります。式は、他の計算項目に挿入したり、他の計算項目と組み合せることが可能です。

    列の名前付き項目を指定するかわりに、$nまたは$-nを指定できます。ここでnは項目の行の位置を示す整数です。$nと指定した場合、メジャーはn番目の行から取得されます。$-nと指定した場合、メジャーは最後からn番目の行から取得されます。

  8. オプションで、計算項目を作成する場合は、「計算項目メンバーをビューから除去」を選択します。

    このボックスを使用して、計算項目に含めたメンバーのビューでの表示を抑制します。

  9. 「OK」をクリックします。

    この新しいグループまたは計算項目は、デフォルトで分析のすべてのビューに作成されます。

グループと計算項目の編集

グループと計算項目は、「選択ステップ」ペインまたは「カタログ」ペインから編集できます。表、ピボット表、ヒート・マトリックスまたはトレリスのグループおよび計算項目も編集できます。

たとえば、「Game Station」メンバーと「Plasma Television」メンバーを含めるようにグループを編集できます。

次のいずれかの方法を選択して、グループまたは計算項目を編集します。

  • 「選択ステップ」ペインで、グループまたは計算項目へのリンクをクリックしてから、「編集」をクリックします。
  • 「カタログ」ペイン(カタログに保存した場合)で、オブジェクトを選択し、「編集」をクリックします。
  • (外側エッジの)表、ピボット表、ヒート・マトリックスまたはトレリスで、グループまたは計算項目を右クリックし、「グループの編集」または「計算項目の編集」を選択します。

グループのコンテンツの表示

グループのコンテンツを表示して、必要なメンバーが含まれていることを確認できます。

たとえば、「Product Category」列にカテゴリのグループを作成したとします。グループのコンテンツを表示して、適切なカテゴリが含まれていることを確認できます。

  1. 編集する分析を開きます。
  2. 「結果」タブをクリックします。
  3. 表ビューで、グループが格納されているセルを右クリックします。
  4. 「グループ定義の表示」を選択します。
  5. 「閉じる」をクリックします。

グループと計算項目の保存

グループまたは計算項目は、(分析内の)インライン・オブジェクトまたは名前付きオブジェクト(スタンドアロン・オブジェクト)として保存できます。

たとえば、ブランド売上分析で再利用するために、モバイル・デバイス・グループを名前付きオブジェクトとしてカタログに保存できます。

グループまたは計算項目をインライン・オブジェクトとして保存

  • 分析とその分析に含まれているグループまたは計算項目を保存するには、「分析の保存」をクリックします。

    グループまたは計算項目は、分析の一部として保存されます。

グループまたは計算項目を名前付きオブジェクトとして保存

  1. 「結果」タブで、「選択ステップ」ペインを表示します。

  2. グループまたは計算項目のリンクをクリックします。

  3. 「グループを次の名前で保存」または「計算項目を次の名前で保存」を選択します。

  4. 「保存場所」フィールドにフォルダを入力します。

  5. 「OK」をクリックします。

分析でのグループまたは計算項目の再利用

別の分析で作成された列と同じ列にグループまたは計算項目を追加できます。グループまたは計算項目はメンバーのリストまたは選択ステップのセットのいずれかです。

たとえば、ブランド売上分析を表示して、「Mobile Devices」グループのグループ・メンバーを追加できます。「Mobile Devices」グループのメンバーは、「選択ステップ」ペインの「追加」ステップに含められます。

  1. 「結果」タブで、適用するグループまたは計算項目の選択と同じ列が含まれる分析を表示します。
  2. 「カタログ」ペインで、グループまたは選択項目を選択します。
  3. 「カタログ」ペインのツールバーで、「詳細オプションの追加」をクリックします。
  4. グループまたは計算項目自体を追加する場合は、「追加」を選択します。グループまたは計算項目のメンバーを追加する場合は、「メンバーの追加」を選択します。

「メンバー・ステップの編集」ダイアログからグループまたは計算項目を再利用:

  1. 「結果」タブで、適用するグループまたは計算項目の選択と同じ列が含まれる分析を表示します。
  2. 「選択ステップ」ペインを表示します。
  3. 該当の列のエントリにある鉛筆アイコンをクリックします。
  4. 「アクション」メニューから、「グループまたは計算項目で開始」を選択します。
  5. 保存済のグループまたは計算項目を「使用可能」領域から「選択済」領域に移動します。
  6. 「OK」をクリックします。

「選択ステップ」ペインからグループまたは計算項目を再利用:

  1. 「結果」タブで、適用するグループまたは計算項目の選択と同じ列が含まれる分析を表示します。
  2. 「選択ステップ」ペインで、適切な列に対して「次に、新規ステップ」を選択します。
  3. 「グループまたは計算項目の追加」を選択します。
  4. 「既存のグループおよび計算項目の選択」を選択します。
  5. 結果のダイアログで、「使用可能」領域からグループまたは計算項目を選択して「選択済」領域に移動します。
  6. 「OK」をクリックします。

グループおよび計算項目の削除

インラインおよび名前付きのグループと計算項目を削除できます。

たとえば、分析で折り畳み式携帯電話とスマートフォンの組合せが不要になったとします。「Mobile Devices」グループを削除できます。

インライン・グループまたは計算項目を削除:

  1. 「結果」タブで、削除するグループまたは計算項目を含むセルを右クリックします。
  2. 「削除」をクリックします。

名前付きグループまたは名前付き計算項目を削除:

  1. グローバル・ツールバーで、「カタログ」をクリックします。
  2. カタログ・ページで、グループまたは計算項目を特定します。
  3. グループまたは計算項目で「詳細」をクリックします。
  4. 「削除」を選択します。