oVirtコンテナ・ストレージ・インタフェース・ドライバ
Oracle Linux Virtualization Managerプロバイダに含まれているoVirtコンテナ・ストレージ・インタフェース・ドライバ(CSI)について説明します。
oVirt CSIドライバは、デフォルトでOracle Linux Virtualization Managerクラスタにインストールされ、必要なKubernetesシークレット、ConfigMapおよびCsiDriverオブジェクトが自動的に作成されます。 oVirt CSIドライバを使用すると、Oracle Linux Virtualization Managerストレージ・ディスクによってバックアップされるPersistentVolumesを使用して、Kubernetesアプリケーションの永続ストレージを作成できます。
永続記憶域を使用するアプリケーションを作成するには、StorageClassおよびPersistentVolumeClaimを作成し、PersistentVolumeClaimを使用するようにアプリケーションを設定します。 アプリケーションを起動すると、Oracle Linux Virtualization Managerストレージ・ディスクにPersistentVolumeが作成されます。 StorageClassで次を設定していることを確認します:
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provisioner: csi.ovirt.org
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storageDomainName
: これをOracle Linux Virtualization Managerストレージ・ドメインの名前に設定します。 ここで、PersistentVolumesが作成されます。 -
thinProvisioning
: これをtrue
またはfalse
に設定します。 -
fsType
: ファイル・システム・タイプ(ext4
など)を設定します。 ディスク上にファイルシステムが存在しない場合、ドライバはボリュームをフォーマットします。
このドライバを使用する例は、「Oracle CNEアップストリームのドキュメント」にあります。 Kubernetesストレージ・オブジェクトの作成の詳細は、「Kubernetesアップストリームのドキュメント」を参照してください。
デフォルトのドライバ構成はほとんどのデプロイメントに適していますが、クラスタ構成ファイルで設定できる構成オプションを使用できます。 ドライバ・オプションについては、「Oracle Linux Virtualization Managerプロバイダ・オプション」の構成ファイル・オプションを参照してください。
oVirtCSIドライバの詳細は、「Oracle CNEアップストリームのドキュメント」を参照してください。