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5 OCKビルダー・ユーティリティ

OCKイメージ・ビルダー・ツールを構成する個々のスクリプトをリストします。

ock-forgeユーティリティは、他のシェル・スクリプトに依存して動作するシェル・スクリプトです。 各シェル・スクリプトは単独で役立ちますが、そのようにするには編集が必要になる可能性があります。

警告:

これらのスクリプトを変更する前に、それらのスクリプトがどのように機能するかを理解していることを確認してください。 これらのユーティリティ・スクリプトは、正しく使用されないと破壊的になる可能性があります。

次の表に、OCKイメージ・ビルダー・ツールを構成するシェル・スクリプトを示します。

表5-1 OCKイメージ・ビルダー・ユーティリティ・スクリプト

スクリプト オプション ノート

setup-vm-disk.sh

-d network-block-device

-D path-to-new-image

Qcow2イメージを作成し、ネットワーク・ブロック・デバイスにアタッチします。

sparsify-image.sh

-D path-to-image

Qcow2イメージを再分割および圧縮します。 virt-sparsifyのジョブの一部が実行され、結果がそれほど良くありません。 ただし、VMを必要としないという利点があり、VMの起動がオプションではない環境で使用できます。 たとえば、ARM VM内にイメージを構築します。 実行中は数ギガバイトのストレージが必要です。 この領域は、スクリプトが終了するまでに解放されます。

make-partitions.sh

-d path-to-device

-f filesystem

標準レイアウトを使用してディスクをパーティション化します。 小さいEFIパーティションをパーティション1として、小さいブート・パーティションをパーティション2として、残りのディスクを最後のパーティションとして、ルート・パーティションを作成します。

例5-1 Qcow2イメージの作成およびアタッチ

Qcow2イメージを作成し、/dev/nbd0にアタッチするには:

sudo ./setup-vm-disk -d /dev/nbd0 -D mydisk.qcow2

例5-2 Qcow2イメージの疎化

既存のQcow2イメージを疎化および圧縮するには:

sudo ./sparsify-image.sh -D mydisk.qcow2

例5-3 ディスクのパーティション分割

XFSを使用して物理ブロック・デバイスをパーティション化するには:

sudo ./make-partitions.sh -d /dev/sdb -f xfs