複数OMSシステムでのソフトウェア・ライブラリの構成
共有またはマウント済ファイルシステム・パスを使用するには、各OMS共有記憶域の場所を構成することをお薦めします。これを行うことで、新しく構成された場所は、追加されたどのOMSホストからも、引き続きアクセスできるようになります。ファイルに対するすべてのアップロードおよびステージング・リクエストは、OMSホストをモニタリングする管理エージェントを介して発生します。
ノート:
Enterprise Manager 12c以上では、異なる記憶域タイプのアップロードの場所間でファイルを移行するために、EM CLIユーティリティを使用します。OMS共有記憶域の場所からOMSエージェント記憶域の場所にファイルを移行するには、EM CLI動詞remove_swlib_storage_location
を使用します。同じ動詞で、逆の処理もできます。または、Cloud Control UIを使用することもできます。Cloud Controlを使用して記憶域の場所間でファイルを移行する方法の詳細は、「ソフトウェア・ライブラリ記憶域の場所の削除(および移行)」を参照してください。
しかし、ローカルのファイル・システム・パスを使用するようにOMS共有記憶域の場所を構成した場合、共有またはマウント済パスを使用する別のOMS共有記憶域の場所に移行する必要があります。次のステップを実行します。
- Cloud Controlで、「設定」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」、「ソフトウェア・ライブラリ」の順に選択します。
- ソフトウェア・ライブラリ管理ページで、名前(例: NewShared)と共有ファイルシステム・パスを指定して、新しいOMS共有記憶域の場所を追加します。
- 正常に完了すると、移行する場所を選択し(例: OldNonShared)、「移行と削除」をクリックします。
- ポップアップ・ダイアログ・ボックスで、記憶域プラグイン・タイプとして新しいOMS共有ファイル・システムを選択し、ファイルの移行先として新しいOMS共有記憶域の場所(NewShared)を選択します。
- 「削除」をクリックしてジョブを発行します。このジョブが成功すると、記憶域の場所のエントリが表から削除されます。