apply_template
指定したターゲットのリストにモニタリング・テンプレートを適用します。Verbのオプションはどんな順番でも指定できます。
書式
emcli apply_template -name="template_name" -targets="tname1: ttype1;tname2: ttype2;..." [-copy_flags="0" or "1" or "2"] [-replace_metrics="0" or "1"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
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name
データベースに存在するテンプレート名。名前には、コロン(:)、セミコロン(;)、先行または後続の空白を使用できません。
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targets
ターゲットは次の順番で指定してください。
TargetName1:TargetType1;TargetName2:TargetType2
次に例を示します。
db1:oracle_database;my db group:composite
セミコロン(;)はターゲットを指定する際のセパレータです。コンポジット以外のターゲットは、テンプレートが適用可能なターゲット・タイプであると理想的です。そうでない場合、テンプレートはこのターゲットに適用されません。コンポジット・ターゲットの場合、テンプレートは、そのテンプレートを適用可能なターゲット・タイプに属するメンバー・ターゲットにのみ適用されます。
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copy_flags
これは、複数のしきい値を持ったメトリックにのみ適用されます。
0: テンプレートとターゲットに共通するキー値に対してしきい値設定を適用します。
1: ターゲットのキー値のしきい値設定を削除し、それらをテンプレートのキー値のしきい値設定で置き換えます。
2: テンプレートに定義されたすべてのキー値にしきい値設定を適用します。デフォルトは0です。
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replace_metrics
0は、テンプレートには含まれないがターゲットで使用可能なメトリックのしきい値が変更されないことを示します。これはデフォルト値です。1は、ターゲットに存在するがテンプレートに存在しないメトリックのしきい値がNULLに設定されることを示します。つまり、ターゲットのこのようなメトリックはモニターされないため、アラートは生成されません。
例
例1
この例では、my_db_template
という名前のモニタリング・テンプレートを適用します。このテンプレートはタイプoracle_database
のターゲットに適用され、タイプoracle_database
の中のdb1
とタイプcomposite
の中のmy_db_group
に適用されます。
コンポジット・ターゲットの場合、テンプレートは、そのテンプレートを適用可能なターゲット・タイプに属するメンバー・ターゲットにのみ適用されます。copy_flags
を指定しない場合、デフォルトで、テンプレートとターゲットの両方に共通のモニター・オブジェクトに対してしきい値設定が適用されます。
emcli apply_template -name="my_db_template" -targets="db1:oracle_database;my_db_group:composite"
例2
この例では、my_db_templateという名前のモニタリング・テンプレートを適用します。このテンプレートは、oracle_databaseというタイプのターゲットに適用できます。このコマンドは、タイプがoracle_databaseのdb1とタイプがcompositeのmy_db_groupの2つのターゲットに、このテンプレートを適用します。
コンポジット・ターゲットの場合、テンプレートは、そのテンプレートを適用可能なターゲット・タイプに属するメンバー・ターゲットにのみ適用されます。この場合、copy_flagsオプションが1に指定されているので、テンプレートの設定がターゲットの設定に置き換えられます。テンプレート内のすべてのキーがターゲットにコピーされ、ターゲット内にある不要キーは削除されます。
replace_metricsが1に設定されているということは、ターゲットに存在するがテンプレートに存在しないメトリックのしきい値がNULLに設定されることを示します。つまり、ターゲットのこれらのメトリックはモニターされないため、アラートは生成されません。
emcli apply_template -name="my_db_template" -targets="db1:oracle_database;my_db_group:composite" -copy_flags="1" -replace_metrics="1"