create_resolution_state
インシデントまたは問題の状態を記述する新規解決状態を作成します。スーパー管理者のみがこのコマンドを実行できます。新しい状態は常に、「新規」と「クローズ済」の状態の間に追加されます。positionオプションを使用して、状態のリスト全体におけるこの状態の正確な位置を指定する必要があります。指定できる位置は、2と98の間です。
この状態は、デフォルトでインシデントと問題の両方に適用されます。applies_toオプションを使用すると、状態をインシデントと問題のいずれかのみに適用する指定が可能です。コマンドが正常に実行されると、成功メッセージが報告されます。作成に失敗した場合にはエラー・メッセージが報告されます。
書式
emcli create_resolution_state -label="label_for_display" -position="display_position" [-applies_to="INC|PBLM"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
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label
エンドユーザーに表示される状態のラベル。ラベルは32文字以下です。必要に応じて、これを後で変更できます。
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position
状態のリスト全体におけるこの状態の位置。ユーザー・インタフェースの状態のリストを表示する際に使用します。指定できる位置は、2と98の間です。必要に応じて、後で状態の位置を変更できます。
状態を簡単に移動できるように、位置は十分な間隔をおいて設定することをお薦めします。たとえば、2、3、4ではなく5、10、15に位置を設定します。こうすれば位置15から9のように状態を簡単に移動できますが、後者と比べると、前者の場合には順序を変更する余地を空けるために、すべての状態を移動しなければならないからです。
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applies_to
状態をインシデントと問題のいずれかのみに適用するように指定します。デフォルトでは、状態はインシデントと問題の両方に適用されます。サポートされている値は、INCまたはPBLMです。
例
例1
この例では、位置25でインシデントと問題の両方に適用する解決状態を追加します。
emcli create_resolution_state -label="Waiting for Ticket" -position=25
例2
この例では、位置35で問題のみに適用する解決状態を追加します。
emcli create_resolution_state -label="Waiting for SR" -position=35 -applies_to=PBLM