db_software_maintenance
イメージおよびサブスクリプション
createImage
説明
新しいイメージを作成します。
書式
emcli db_software_maintenance -createImage -image_name= "image_name" -description= "description" -type= "type" -target_type= "target_type" -version= "version" -platform_id= "platform_id" -status= "status"
オプション
-
image_name
イメージの名前。
-
description
イメージの説明。
-
type
イメージ・バージョンがソフトウェア・ライブラリにある場合のSWLIBなどのイメージのタイプ。
-
target_type
イメージのターゲット・タイプ。たとえば、単一インスタンスのOracleデータベースを管理するためにイメージが作成されている場合、ターゲット・タイプはoracle_databaseです。
-
version
11.2.0.4.0などの製品のRDBMSバージョン。
-
platform_id
プラットフォームID(Linux x86_64の226など)。
-
status
PRODUCTIONなどのイメージ・ステータス。
例
次の例では、GI_11204.という名前の新しいイメージを作成します。
emcli db_software_maintenance -createImage -image_name="GI_11204" -description="GI_11204" -type="SWLIB" -target_type=cluster -version=11.2.0.4.0 -platform_id=226 -status=PRODUCTION
getImages
説明
クラウド・フローで作成されたイメージのリストを返します。プロファイル作成の一部として作成されるゴールド・イメージはここにはリストされません。失敗または非アクティブのイメージはリストに表示されません。
書式
emcli db_software_maintenance -getImages [-all]
例
次の例では、本番環境に存在するイメージのリストを戻します。
emcli db_software_maintenance -getImages
作成したイメージすべてのリストを取得するには、-allパラメータを使用します。
emcli db_software_maintenance -getImages -all
deleteImage
説明
イメージを削除します。
書式
emcli db_software_maintenance -deleteImage -image_id= "image_id" [-force= "force"] [ ] indicates that the parameter is optional.
-
image_id
削除するイメージのID。
-
force
イメージにサブスクライブされたターゲットがある場合でも強制的に削除します。
例
次の例では、ID 01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739Fのイメージを削除します。
emcli db_software_maintenance -deleteImage -image_id="01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739F
subscribeTarget
説明
新しいターゲットを作成し、ターゲット・サブスクリプションを変更します。
書式
emcli db_software_maintenance -subscribeTarget -target_name= "target_name" -target_type= "target_type" -[parent_target_name= "parent_target_name"] -[parent_target_type= "parent_target_type"] -image_id= "image_id" -[version_id= "version_id' [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
-
target_name
ターゲットの名前。
-
target_type
ターゲット・タイプ。
-
parent_target_name
親ターゲット名。
-
parent_target_type
親ターゲット・タイプ。
-
image_id
イメージID。
-
version_id
バージョンID。
例
次の例では、Oracle Cloud ZoneターゲットPOOL NAMEを変更します。
emcli db_software_maintenance -subscribeTarget -target_name="POOL NAME" -target_type=oracle_cloud_zone -image_id=FE55AD7AB28974EFE04313B2F00AD4A0
getTargetSubscriptions
説明
指定されたターゲットのサブスクリプションのリストを戻します。
書式
emcli db_software_maintenance -getTargetSubscriptions -target_name= "target_name" -target_type= "target_type" [-image_type= "image_type"] [ ] indicates that the parameter is optional.
-
target_name
ターゲットの名前。
-
target_type
ターゲット・タイプ。
-
image_type
イメージ・タイプ。
例
次の例では、POOL NAMEという名前のOracle Cloud Zoneターゲットのサブスクリプションのリストを返します。
emcli db_software_maintenance -getTargetSubscriptions -target_name="POOL NAME" -target_type="oracle_cloud_zone"
unsubscribeTarget
説明
指定されたターゲットをサブスクライブ解除します。
書式
emcli db_software_maintenance -subscribeTarget -target_name= "target_name" -target_type= "target_type" -image_id= "image_id" [-version_id= "version_id'] [ ] indicates that the parameter is optional.
-
target_name
ターゲットの名前。
-
target_type
ターゲット・タイプ。
-
image_id
イメージID。
-
version_id
バージョンID。
例
次の例では、名前POOL NAMEおよびイメージID FE55AD7AB28974EFE04313B2F00AD4A0のOracle Cloud Zoneターゲットをサブスクライブ解除します。
emcli db_software_maintenance -unsubscribeTarget -target_name="POOL NAME" -target_type=oracle_cloud_zone -image_id=FE55AD7AB28974EFE04313B2F00AD4A0
createSoftwareImage
説明
指定されたOracleホームの新しいソフトウェア・イメージを作成します。createSoftwareImage verbは、テキスト・ファイルからデータを取得するか、getInputVariableListコマンドを使用します。
書式
emcli db_software_maintenance -createSoftwareImage [-input_file="data:<file_location>"] [-getInputVariableList= "getInputVariableList"] [-workDir= "Work Directory Location"] [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
-
input_file
テキスト入力ファイルのパス。形式は、
data:input_file_path
です。 -
getInputVariableList
入力ファイルに指定される変数のリストを指定します。
-
workDir
使用する作業ディレクトリを指定します。これはオプションのパラメータです。
例
例1
データ・ファイル内で渡されるすべてのパラメータのリストを取得するには、次のコマンドを実行します。
emcli db_software_maintenance -createSoftwareImage -getInputVariableList=true
例2
IMAGE_NAME=DbGoldImage
IMAGE_DESCRIPTION=Gold Image for 11g db
REF_TARGET_NAME=ORACLE_HOME
IMAGE_SWLIB_LOC=Oracle Home Provisioning Profiles/11.2.0.3.0/linux_x64
REF_HOST_CREDENTIALS=ZONE_CREDS:TESTSUPERADMIN
WORKING_DIRECTORY=/tmp
STORAGE_TYPE_FOR_SWLIB=OmsShared
STORAGE_NAME_FOR_SWLIB=swlib
VERSION_NAME=Version1
次の例を実行して、新しいイメージとバージョンを作成します。
emcli db_software_maintenance -createSoftwareImage -input_file="data:/input_rac.txt"
searchImage
説明
指定されたフィルタに基づいてイメージを検索します。ワイルドカードには'%'を使用します。フィルタが指定されていない場合は、システムに存在するすべてのイメージが返されます。
書式
emcli db_software_maintenance -searchImage [-name_pattern= "name_pattern"] [-version_pattern= "version_pattern"] [-description_pattern= "description_pattern"] [-owner= "owner"] [-target_type= "target_type"] [-platform_id= "platform_id"] [ ] indicates that the parameter is optional.
-
name_pattern
名前のパターン。
-
version_pattern
バージョンのパターン。
-
description_pattern
説明のパターン。
-
version_pattern
バージョンのパターン。
-
target_type
ターゲット・タイプ。
-
platform_id
プラットフォームID(Linux x86_64の226など)。
例
例1
次の例では、GIを含む名前のデータベース・イメージを検索します。
emcli db_software_maintenance -searchImage -name_pattern="%GI%"
例2
次の例では、プラットフォームID 226のデータベース・イメージを検索します。
emcli db_software_maintenance -searchImage -platform_id="226"
createVersion
説明
既存のソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントを使用して、既存のイメージに新規バージョンを作成します。
書式
emcli db_software_maintenance -updateVersionStatus -version_name= "version_name" -image_id= "image_id" -external_id= "external_id" -status= "status"
オプション
-
version_name
バージョンの名前。
-
image_id
イメージのID。
-
external_id
バージョンの外部ID。たとえば、ソフトウェア・ライブラリ・ゴールド・イメージのUniform Resource Name (URN)です。
-
status
DRAFT、ACTIVE、CURRENT、RESTRICTEDなどのバージョンのステータス。
例
次の例では、バージョンVersion1を作成します。
emcli db_software_maintenance -createVersion -version_name="Version1" -image_id="01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739F" -external_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP Component:SUB_OracleDB:0191172464DD36B6E05313B2F00AB90A:0.1" -status=CURRENT
updateVersionStatus
説明
イメージのバージョン・ステータスを更新します。
書式
emcli db_software_maintenance -updateVersionStatus [-version_id= "version_id"] -status= "status" [ ] indicates that the parameter is optional.
オプション
-
version_id
バージョンID。
-
status
DRAFT, ACTIVE, CURRENT, RESTRICTEDなどのバージョンのステータス。
例
次の例では、バージョンID 02A635AOD8D904A4E05362F3E40ADFD8のイメージのバージョンをCURRENTに更新します。
emcli db_software_maintenance -updateVersionStatus -version_id=02A635AOD8D904A4E05362F3E40ADFD8 -status=CURRENT
getVersions
説明
指定されたイメージのバージョンのリストを戻します。
書式
emcli db_software_maintenance -getVersions -image_id= "image_id" [-version_status= "version_status"] [ ] indicates that the parameter is optional.
-
image_id
イメージの名前。
-
version_status
バージョンのステータス・フィルタ。
例
次の例では、ID 01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739Fのイメージのバージョンのリストを返します。
emcli db_software_maintenance -getVersions -image_id="01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739F" -version_status=CURRENT
getImageSubscriptions
説明
サブスクライブされたターゲットのリストを返します。
書式
emcli db_software_maintenance -getImageSubscriptions -image_id= "image_id"
-
image_id
イメージのID。
例
次の例では、ID ID01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739Fのイメージのターゲットのリストを返します。
emcli db_software_maintenance -getImageSubscriptions -image_id="01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739F"
getSubscriptionsForContainer
説明
データベース・プールなどのコンテナ・ターゲットのサブスクリプションを戻します。
書式
emcli db_software_maintenance -getSubscriptionsForContainer -image_id= "image_id" -target_name= "target_name" -target_type= "target_type"
-
image_id
イメージID。
-
target_name
Oracle Enterprise Managerのターゲットの名前。
-
target_type
ターゲット・タイプ。
例
次の例では、名前POOL NAMEおよびイメージID FE55AD7AB28974EFE04313B2F00AD4A0のOracle Cloud Zoneターゲットのサブスクリプションを返します。
emcli db_software_maintenance -getSubscriptionsForContainer -target_name="POOL NAME" -target_type=oracle_cloud_zone -image_id=FE55AD7AB28974EFE04313B2F00AD4A0
フリート管理ソフトウェア
performOperation -Deploy
説明
deployコマンドは、新しいOracleホームの作成時に最新バージョンのサブスクライブ・イメージを自動的に使用します。
書式
emcli db_software_maintenance -performOperation -name="" -purpose="" [-description=""] [-reportOnly="<true|false>"] [-workDir=""] [-start_schedule=""] [-inputfile="data:<file_location>"] [-target_type=""] [-target_list=""] [-normal_credential="<cred_name:cred_owner>"] [-privilege_credential="<cred_name:cred_owner>"] [-sql_sec="<sql_sec>"] [-rolling="true|false"] [-node_list=""] [-startupDBAAfterSwitch="<true|false>"] [-skipSwitchDatabase="<true|false>"] [-startupDatabase="<true|false>"] [-ignoreStandbyPrereq="<true|false>"] [-standbyAutoDeploy="<true|false>"] [-blackoutguid="<true|false>"] [ ] indicates that the parameter is optional.
-
name
これは操作の一意の名前です。
-
purpose
フリート操作によって実行できる次の標準の目的があります。-
DEPLOY_DB_SOFTWARE
-
DEPLOY_RAC_SOFTWARE
-
DEPLOY_SIHA_SOFTWARE
-
DEPLOY_GI_SOFTWARE
-
DEPLOY_CBD_SOFTWARE
-
-
description
操作の説明
-
reportOnly
これは、ユーザーが削除対象のOracleホームをクリーン・アップする必要があるが、実際のクリーン・アップ操作は実行しないようにするCLEANUP_SOFTWAREの場合に使用します。
-
workDir
作業ディレクトリの場所。
-
target_type
この操作が実行されるターゲットのタイプ。
-
target_list
これはパッチを適用する必要があるターゲットのカンマ区切りのリストです。
-
normal_credential
これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
-
<Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。
-
<Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。
-
-
privilege_credential
これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
-
<Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。
-
<Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。
これらの資格証明は、スクリプトをルートとして実行するために使用されます。
-
-
start_schedule
ステージングおよびデプロイが開始される日付(将来開始される予定の場合)。
形式: "start_time:yyyy/mm/dd HH:mm"
ノート:
これはオプションのパラメータです。日付を指定しない場合、フリート操作は即座に開始されます。 -
Input_file
このファイルには次のエントリが含まれます。
-
NEW_ORACLE_HOME_LIST= <新しいOracleホームのパス>
これは、すべてのホストで新しいOracleホームがインストールされる場所です。資格証明所有者には、この場所への読取り/書込みアクセス権がある必要があります。
-
workingDir=<一時ディレクトリの名前>
-
dispatchLoc=<ディスパッチ場所>
これは、ホスト上ですべてのスクリプトがステージングされる場所です。これらのスクリプトは、"root"ユーザーとして起動されます。
-
SKIP_PREREQUISITE_CHECKS=<true|false>- デフォルト値はfalseです。
-
SKIP_CVU_CHECK=<true|false>- デフォルト値はfalseです。
-
PREREQS_ONLY=<true|false>- デフォルト値はfalseです。前提条件チェック時にエラーを検出するために使用できます。値を"true"に設定すると、実際のデプロイメントは行われません。
- STANDYBY_START_OPTION =<OPEN | MOUNT | NOMOUNT | READ ONLY | READ ONLY WITH APPLY> -スタンバイ・データベースへのパッチ適用中にこのオプションが指定された場合、パッチ適用後に指定のモードで開始されます。値がREAD ONLY WITH APPLYの場合、MRPプロセスは自動的に開始されます。このオプションが指定されていない場合:
- ローリング適用可能パッチ: スタンバイ・データベースの既存のopen_modeは、パッチ適用前にアーカイブされ、パッチ適用後にスタンバイ・データベース用に保存されます。スタンバイ・データベースに対するopen_modeを取得できない場合、スタンバイ・データベースはデフォルト・モードで起動され、警告メッセージが表示されます。障害が発生しても、プロセスは停止されません。
- 非ローリング適用可能パッチ: スタンバイ・データベースはデフォルト・モードで起動し、MRPプロセスは起動しません。
ノート:
このverbは、次のステップに進む前に完了する必要があるプロシージャを発行します。 -
-
sql_sec
CPU/PSU/EXAの順序
-
rolling
パッチをローリング・モードで適用できるかどうかを示すフラグ。
-
node_list
パッチ適用が必要なホストのカンマ区切りリスト(例: rac_node 1, rac_node 2 )。
-
startupDBAfterSwitch
目的がUPDATE_GIである場合にのみ、更新操作後にデータベースを起動する必要があるかどうかを示すフラグ。
-
skipSwitchDatabase
UPDATE_RACDBまたはUPDATE_DBの目的で更新操作後にデータベースを起動する必要があるかどうかを示すフラグ。
-
startupDatabase
データベースを、この更新操作でスタンバイ・データベースに対してUPDATE_RACDBまたはUPDATE_DBの目的で、skipSwitchDatabaseフラグと組み合せて開始する必要があるかどうかを示すフラグ。
-
ignoreStandbyPrereq
プライマリ・データベースを更新するには、それに接続されているすべてのスタンバイがフラグを立てて、この前提条件を無視するかどうかを示す必要があります。
-
standbyAutoDeploy
デプロイ機能をスタンバイに対して実行する必要があるかどうかを示すフラグ
-
blackoutguid
UPDATE_RACDB purposparameter node_listの操作を実行するために渡されるブラックアウトGUIDが渡されます。渡されると、更新プロシージャは、データベース・インスタンスとwi blackoutguidに新しいブラックアウトを作成しません
例
次の例では、Oracleホームのデプロイメントについて見直します。
Oracleホームを接続します:
2つのデータベースのOracleホームをマージするには、フラグattach_home=trueを指定し、同じバージョンのイメージがすでにデプロイされているinput_fileに同じ場所を入力します。
詳細は、Enterprise Managerライフサイクル・マネージメント管理者ガイドのOracleホームの接続を参照してください。
emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Deploy Home" -purpose="DEPLOY_DB_SOFTWARE" -target_type=oracle_database -target_list=db1221 -normal_credential="NORMAL:SYSMAN" -privilege_credential="ROOT:SYSMAN" -input_file="data:/deploy_OH.prop" -attach_home=true
GIソフトウェアのデプロイ:
emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Deploy -1120407 GI Home" -purpose=DEPLOY_GI_SOFTWARE -target_type=input_file -target_list="CLUSTER1" -normal_credential="NC_HOST_CREDS:TESTSUPERADMIN" -privilege_credential="HOST_PRIV:TESTSUPERADMIN" -inputfile="data:/usr/oracle/deploy.txt"
コンテナ・データベースのデプロイ:
emcli db_software_maintenance -performOperation -purpose="DEPLOY_CDB" -target_name="<>CDB Name that is being patched" -target_type="<target type> -name="Operation Name” -description="Operation description" -db_prefix | db_name ="<DB Name prefix or DB name>" –normal_credential="<credential name>" –privilege_credential="<credential name>" –database_credential="SYSDBA credential name>"
既存のコンテナを使用する場合:
emcli db_software_maintenance -performOperation -purpose="ATTACH_CDB" -target_name="<CDB Name that is being patched>" -target_type="<target type>" -name="Operation Name” -description="Operation description" -destinationCDB ="<Container database to which PDBs will be migrated>" –normal_credential="<credential name>" –privilege_credential=”<credential name>" –database_credential="<SYSDBA credential name>"
performOperation -Update
説明
Updateコマンドは、最小限の停止時間でリスナーを移行し、Oracleホームを更新するために使用されます。
書式
emcli db_software_maintenance -performOperation -name="" -purpose="" [-description=""] [-reportOnly="<true|false>"] [-workDir=""] [-start_schedule=""] [-inputfile="data:<file_location>"] [-target_type=""] [-target_list=""] [-normal_credential="<cred_name:cred_owner>"] [-privilege_credential="<cred_name:cred_owner>"] [-sql_sec="<sql_sec>"] [-rolling="true|false"] [-node_list=""] [-startupDBAAfterSwitch="<true|false>"] [-skipSwitchDatabase="<true|false>"] [-startupDatabase="<true|false>"] [-ignoreStandbyPrereq="<true|false>"] [-standbyAutoDeploy="<true|false>"] [-blackoutguid="<true|false>"] [ ] indicates that the parameter is optional.
-
name
これは操作の一意の名前です。
-
purpose
フリート操作によって実行できる次の標準の目的があります。-
MIGRATE_LISTENER
-
単一インスタンスおよびSIHA用のUPDATE_DB
-
RACデータベースおよびRAC One Node用のUPDATE_RACDB
-
クラスタ用のUPDATE_GI
-
UPDATE_SIHA
-
-
target_type
この操作が実行されるターゲットのタイプ。これは、RACの場合は"rac_database"、単一インスタンス・データベースの場合は"oracle_database"です。
-
target_list
これは移行するターゲットのカンマ区切りのリストです。
-
normal_credential
これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
-
<Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。
-
<Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。
-
-
privilege_credential
これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
-
<Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。
-
<Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。
これらの資格証明は、スクリプトをルートとして実行するために使用されます。
-
-
rolling
これはオプションのフラグであり、デフォルト値はtrueです。更新プロシージャはデフォルトでは「ローリング・パッチ」モードで動作しますが、必要に応じてそれをオーバーライドできます。
-
start_schedule
ステージングおよびデプロイが開始される日付(将来開始される予定の場合)。
形式: "start_time:yyyy/mm/dd HH:mm"
ノート:
これはオプションのパラメータです。日付を指定しない場合、フリート操作は即座に開始されます。 -
Input_file
このファイルには次のエントリが含まれます。
-
NEW_ORACLE_HOME_LIST= <新しいOracleホームのパス>
これは、すべてのホストで新しいOracleホームがインストールされる場所です。資格証明所有者には、この場所への読取り/書込みアクセス権がある必要があります。
-
workingDir=<一時ディレクトリの名前>
-
dispatchLoc=<ディスパッチ場所>
これは、ホスト上ですべてのスクリプトがステージングされる場所です。これらのスクリプトは、"root"ユーザーとして起動されます。
-
SKIP_PREREQUISITE_CHECKS=<true|false>- デフォルト値はfalseです。
-
SKIP_CVU_CHECK=<true|false>- デフォルト値はfalseです。
-
PREREQS_ONLY=<true|false>- デフォルト値はfalseです。前提条件チェック時にエラーを検出するために使用できます。値を"true"に設定すると、実際のデプロイメントは行われません。
- STANDYBY_START_OPTION =<OPEN | MOUNT | NOMOUNT | READ ONLY | READ ONLY WITH APPLY> -スタンバイ・データベースへのパッチ適用中にこのオプションが指定された場合、パッチ適用後に指定のモードで開始されます。値がREAD ONLY WITH APPLYの場合、MRPプロセスは自動的に開始されます。このオプションが指定されていない場合:
- ローリング適用可能パッチ: スタンバイ・データベースの既存のopen_modeは、パッチ適用前にアーカイブされ、パッチ適用後にスタンバイ・データベース用に保存されます。スタンバイ・データベースに対するopen_modeを取得できない場合、スタンバイ・データベースはデフォルト・モードで起動され、警告メッセージが表示されます。障害が発生しても、プロセスは停止されません。
- 非ローリング適用可能パッチ: スタンバイ・データベースはデフォルト・モードで起動し、MRPプロセスは起動しません。
ノート:
このverbは、次のステップに進む前に完了する必要があるプロシージャを発行します。 -
例
リスナーの移行
データベース・ホームから実行されているリスナーがある場合は、次のverbを使用してそれらをパラレルOracleホームに移行します。このコマンドを使用して、Oracleデータベース・ホームから実行しているリスナーを移行できます。グリッド・インフラストラクチャ・ホームは、GI更新プロセス中に自動的に移行されます。
emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Update Listener" -purpose=migrate_listener -target_type=oracle_database -target_list="DB1" -normal_credential="NC_HOST_CREDS:SYSMAN" -privilege_credential="HOST PRIV:SYSMAN" start_schedule
データベース/クラスタの更新
ステージ操作およびデプロイ操作が完了したら、新しくデプロイされたGrid Infrastructureホームにグリッド・インフラストラクチャ・インスタンスを移行する必要があります。
emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Update Cluster" -purpose=UPDATE_GI -target_type=cluster -target_list=CLUSTER1 -normal_credential="NC_HOST_CREDS:SYSMAN" -privilege_credential="HOST PRIV:SYSMAN" [-rolling=<true/false]
Oracle Databaseを更新するには、フラグ-database_credential="DB_SYS_CREDS:SYSMAN"を使用してデータベース資格証明を指定できます。資格情報にこのフラグが指定されていない場合は、かわりに優先設定資格情報が使用されます
TDEウォレットのパスワードは、入力ファイル-input_file="data:<INPUT.PROPERTIES>"に指定する必要があります。TDE構成が失敗した場合や、データベース資格証明が指定されていない場合、データベース更新はTDE構成なしで続行されます。
- TDEが宛先CDBですでに構成されている必要があります。
- ソース・パスワードおよび宛先パスワードを入力ファイルに含める必要があります。
例:
srcWalletPassword=<SOURCE_PASSWORD>
destWalletPassword=<DESTINATION_PASSWORD>
ノードごとのRACデータベース/クラスタの更新
クラスタを更新する場合、クラスタ・インスタンスの切替えプロセス中に、そのノードで実行されているすべてのRACデータベース・インスタンスが必ず停止される必要があります。このため、クラスタの更新の後にRACデータベースを更新すると、インスタンスが2回再起動されます。
管理者が切替えプロセスに対する制御を強化する状況が考えられます。たとえば、管理者は、データベース・インスタンスを複数回再起動することを回避するために、クラスタおよびRACデータベースのノードごとの更新の実行を選択する場合があります。また、管理者が、ノード固有の事前または事後のステップを実行する必要がある場合があります。
emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Update Cluster" -purpose=UPDATE_GI -target_type=cluster -target_list=CLUSTER1 -normal_credential="NC_HOST_CREDS:SYSMAN" -privilege_credential="HOST_PRIV:SYSMAN" -rolling=true -node_list="host1.example.com" –startupDatabase=false
-
クラスタ・インスタンスを切り替えます。
-
RACデータベース・インスタンスを停止されたままにします。
たとえば、RACデータベースRACDB_112およびRACDB_121がこのクラスタで実行されているとします。この特定のノードで実行されているインスタンスRACDB_112_1およびRACDB_121_1は、クラスタ・インスタンスが切り替えられた後も停止されたままです。
-
同じノード上のすべてのRACデータベース・インスタンスを切り替えます。
-
このステップはインスタンスRACDB_112_1およびRACDB_121_1を新しいホームに切り替え、再起動します。
たとえば、RACデータベースRACDB_112およびRACDB_121がこのクラスタで実行されているとします。この特定のノードで実行されているインスタンスRACDB_112_1およびRACDB_121_1は、クラスタ・インスタンスが切り替えられた後も停止されたままです。
emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Update RAC DB" -purpose=UPDATE_RACDB -target_type=rac_database -target_list=RACDB -normal_credential="NC_HOST_CREDS:SYSMAN" -privilege_credential="HOST_PRIV:SYSMAN" -rolling=true -node_list="host1.example.com"
performOperation -Rollback
説明
このコマンドは、更新操作が完了した後にデータベースを元のOracleホームに戻すために使用します。
書式
emcli db_software_maintenance -performOperation -name="" -purpose="" [-description=""] [-reportOnly="<true|false>"] [-workDir=""] [-start_schedule=""] [-inputfile="data:<file_location>"] [-target_type=""] [-target_list=""] [-normal_credential="<cred_name:cred_owner>"] [-privilege_credential="<cred_name:cred_owner>"] [-sql_sec="<sql_sec>"] [-rolling="true|false"] [-node_list=""] [-startupDBAAfterSwitch="<true|false>"] [-skipSwitchDatabase="<true|false>"] [-startupDatabase="<true|false>"] [-ignoreStandbyPrereq="<true|false>"] [-standbyAutoDeploy="<true|false>"] [-blackoutguid="<true|false>"] [ ] indicates that the parameter is optional.
-
name
これは操作の一意の名前です。
-
purpose
フリート操作によって実行できる次の標準の目的があります。
-
ROLLBACK_DB
-
ROLLBACK_RACDB
-
ROLLBACK_GI
-
ROLLBACK_SIHA
-
-
target_type
この操作の対象となるターゲットのタイプ("rac_database"または"oracle_database")。
-
target_list
これはパッチを適用する必要があるターゲットのカンマ区切りのリストです。
-
同種のタイプのターゲットは、単一のフリート操作でサポートされます。
-
このターゲット・リストに基づく一意のホストのリストが表示され、それらのホストでOracleホーム・ソフトウェアのステージングが開始されます。
-
同じOracleホームから実行されているターゲットをこのリストに指定した場合、ステージング操作およびデプロイ操作はすべてのターゲットに対して起動されるのではなく、一度だけ起動されます。
-
-
normal_credential
これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。-
<Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。
-
<Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。
-
- privilege_credential
これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
-
<Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。
-
<Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。
これらの資格証明は、スクリプトをルートとして実行するために使用されます。
-
-
non_rolling
デフォルトでは、ロールバックはすべてのノードで実行されます。non_rolling backフラグが有効な場合、(node_listコマンドを使用して)ロールバックするノードのリストを選択できます。
-
rolling
デフォルトでは、ロールバックはローリング方式で実行されます。このフラグは、非ローリング・モード(OJVM)で適用されてロールバックする必要があるパッチが現在のOracleホームにある場合に使用します。
-
node_list
インスタンスを更新する必要があるホストのカンマ区切りのリストです。
たとえば、RACDBが4ノードのクラスタ(host1、host2、host3およびhost4)で実行されていて、一度に2つのホストのインスタンスのみを更新することを選択した場合、このパラメータの値はnode_list="host1, host2"として指定する必要があります。
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Input_file
このファイルには次のエントリが含まれます。
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NEW_ORACLE_HOME_LIST= <新しいOracleホームのパス>
これは、すべてのホストで新しいOracleホームがインストールされる場所です。資格証明所有者には、この場所への読取り/書込みアクセス権がある必要があります。
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workingDir=<一時ディレクトリの名前>
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dispatchLoc=<ディスパッチ場所>
これは、ホスト上ですべてのスクリプトがステージングされる場所です。これらのスクリプトは、"root"ユーザーとして起動されます。
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SKIP_PREREQUISITE_CHECKS=<true|false>- デフォルト値はfalseです。
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SKIP_CVU_CHECK=<true|false>- デフォルト値はfalseです。
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PREREQS_ONLY=<true|false>- デフォルト値はfalseです。前提条件チェック時にエラーを検出するために使用できます。値を"true"に設定すると、実際のデプロイメントは行われません。
- STANDYBY_START_OPTION =<OPEN | MOUNT | NOMOUNT | READ ONLY | READ ONLY WITH APPLY> -スタンバイ・データベースへのパッチ適用中にこのオプションが指定された場合、パッチ適用後に指定のモードで開始されます。値がREAD ONLY WITH APPLYの場合、MRPプロセスは自動的に開始されます。このオプションが指定されていない場合:
- ローリング適用可能パッチ: スタンバイ・データベースの既存のopen_modeは、パッチ適用前にアーカイブされ、パッチ適用後にスタンバイ・データベース用に保存されます。スタンバイ・データベースに対するopen_modeを取得できない場合、スタンバイ・データベースはデフォルト・モードで起動され、警告メッセージが表示されます。障害が発生しても、プロセスは停止されません。
- 非ローリング適用可能パッチ: スタンバイ・データベースはデフォルト・モードで起動し、MRPプロセスは起動しません。
ノート:
このverbは、次のステップに進む前に完了する必要があるプロシージャを発行します。 -
例
RAC DBのロールバック
emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Rollback RAC DB" -purpose=ROLLBACK_RACDB -target_type=rac_database -target_list=RACDB -normal_credential="NC_HOST_CREDS:SYSMAN" -privilege_credential="HOST_PRIV:SYSMAN" [-rolling=true/false] [-node_list="host1.example.com"]
performOperation -Cleanup
説明
ユーザーは、-target_listおよび-target_type=oracle_homeにターゲット名を指定して、Oracleホームをクリーン・アップできます。
書式
emcli db_software_maintenance -performOperation -name="cleanup" -purpose="CLEANUP_SOFTWARE" [-description=""] [-reportOnly="<true|false>"] [-workDir=""] [-start_schedule=""] [-target_type=""] [-target_list=""] [-normal_credential="<cred_name:cred_owner>"] [-privilege_credential="<cred_name:cred_owner>"] [-force=true]
ノート:
ユーザーは、次に示す2つの方法でクリーン・アップを実行できます。- ユーザーは、-target_listでデータベースを渡し、-target_type=<oracle_database/rac_database>を渡すことができます。スクリプトは接続されたOracleホームへのクリーン・アップを実行します。
- ユーザーは-target_listでターゲットとしてOracleホームを渡すことができます。スクリプトはクリーン・アップを検証および実行します。
指定のホームに関連付けられているターゲットがある場合、指定のホームのクリーン・アップは実行されません。ユーザーは、クリーン・アップを実行する前に、RACのすべてのノードにホームを指定する必要があります。
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description
操作の説明
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reportOnly
これは、ユーザーが削除対象のOracleホームをクリーン・アップする必要があるが、実際のクリーン・アップ操作は実行しないようにするCLEANUP_SOFTWAREの場合に使用します。
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workDir
作業ディレクトリの場所。
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target_type
この操作が実行されるターゲットのタイプ。
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target_list
これはパッチを適用する必要があるターゲットのカンマ区切りのリストです。
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normal_credential
これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
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<Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。
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<Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。
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privilege_credential
これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
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<Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。
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<Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。
これらの資格証明は、スクリプトをルートとして実行するために使用されます。
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start_schedule
ステージングおよびデプロイが開始される日付(将来開始される予定の場合)。
形式: "start_time:yyyy/mm/dd HH:mm"
ノート:
これはオプションのパラメータです。日付を指定しない場合、フリート操作は即座に開始されます。 - force
これは、オプションのフラグです。Oracleホームのクリーン・アップがデータベースに影響を与える場合、ユーザーは <-force=true>フラグを指定して、この検証をスキップできます。このフラグのデフォルト値はfalseです。
例
emcli db_software_maintenance -performOperation -name="cleanup" -purpose="CLEANUP_SOFTWARE" -target_list=OraDB12Home_host.com:1111 -target_type=oracle_home -normal_credential=NORMAL:SYSMAN -privilege_credential=ROOT:SYSMAN -workDir=/tmp