grant_privs
既存のEnterprise ManagerユーザーまたはEnterprise Managerロールに権限を付与します。
ノート:
既存のEnterprise Manager管理者ロールを置き換えるには、modify_role verbを使用します。
書式
emcli grant_privs -name="username|rolename" -privilege="name[;secure_resource_details]" [-grant_all_targets_on_host="yes|no"] [-separator=privilege="sep_string"] [-subseparator=privilege="subsep_string"] [ ] indicates that the parameter is optional
オプション
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name
権限を付与するユーザー名またはロール名。
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privilege
Enterprise Managerユーザーまたはロールに付与する権限。このオプションは、複数回指定できます。
secure_resource_detailsを次のように指定します。
resource_guid|[resource_column_name1=resource_column_value1 [:resource_column_name2=resource_column_value2]..]"
emcliのget_supported_privilegesによって記述された順番でリソース情報を指定した場合、オプションで、このオプションからリソース列名を削除できます。詳細は、関連項目の項を参照してください。
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grant_all_targets_on_host
権限パラメータの一部として指定されたホストのすべてのターゲットに権限を付与する必要があるかどうかを指定します。デフォルト値はnoです。
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separator=privilege
-privilegeオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタはセミコロン(;)です。
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subseparator=privilege
-privilegeオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのサブセパレータ・デリミタはコロン(:)です。
例
例1
この例では、次の権限をuser1に付与します。
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どんなビーコンでも使用可能な権限
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IDが923470234ABCDFE23018494753091111のジョブに対するフル・コントロール
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ターゲットhost1.example.com:hostに対するフル・コントロール
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資格証明cred1:user2に対するフル・コントロール
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IDが123451234ABCDFE23018494753092222のターゲットに対する表示権限
emcli grant_privs -name="user1" -privilege="USE_ANY_BEACON" -privilege="FULL_JOB;923470234ABCDFE23018494753091111" -privilege="FULL_TARGET;TARGET_NAME=host1.example.com:TARGET_TYPE=host" -privilege="FULL_CREDENTIAL;CRED_NAME=cred1:CRED_OWNER=user2" -privilege="FULL_CREDENTIAL;CRED_GUID=123451234ABCDFE23018494753092222"
例2
この例では、EMロールRole1にターゲット権限を付与します。
emcli grant_privs -name="Role1" -privilege="FULL_TARGET;TARGET_NAME=host1.example.com:TARGET_TYPE=host"
関連項目
権限の完全なリストおよびリソース列名を確認するには、次のコマンドを実行します。
emcli get_supported_privileges
リソース情報が必要なSYSTEM権限のリストを確認するには、次のコマンドを実行します。
emcli get_supported_privileges -type=SYSTEM
TARGET権限のリストを参照するには、次のコマンドを実行します。
emcli get_supported_privileges -type=TARGET
JOB権限のリストを参照するには、次のコマンドを実行します。
emcli get_supported_privileges -type=JOB