ジョブ用の-input_file

多くのジョブのVerbでは、プロパティ・ファイルに必要なすべてのプロパティを指定できます。コマンドラインにもいくつかのプロパティを指定できます。コマンドラインに設定したプロパティは、ファイルに設定されている値を上書きします。

プロパティ・ファイルは、name=valueのペアで構成されています。たとえば、myFile.txtに次を入力するとします。

name=MY JOB 1
    type=OSCommand
    description=this is a test job
    target_list=target1:host
    variable.default_shell_command=ls -l
    schedule.frequency=IMMEDIATE

その後、次を実行します。

emcli create_job -input_file=property_file:myFile.txt

これにより、優先資格証明を使用したMY JOB 1というOSコマンド・ジョブが作成されます。

プロパティの使用方法

Create Verbについては、ファイルに設定されているすべてのプロパティが使用されます。suspendやresumeなどの複数のジョブに作用するVerbについては、searchプロパティのみが使用されます(名前、タイプ、ターゲット、スケジュールされた開始時間および終了時間)。

プロパティ・ファイルの作成

プロパティ・ファイルを作成する場合、まず作成するジョブに類似したものを記述するか、またはジョブ・タイプを記述します(あるいはその両方を行います)。これにより、指定したジョブ・タイプで必要なプロパティがリストされます。

ジョブの変数の決定

ジョブの多くのプロパティは類似しています。次に例を示します。

name、type、description、kind、targetType、cred、schedule notification

ジョブ・タイプに必要な変数は、ジョブによって異なります。必要な変数を知るには、ジョブ・タイプを記述します。

たとえば、次のコマンドでは、ジョブMYJOB1に基づきプロパティ・ファイル・テンプレートが作成されます。これでは、このジョブで設定されるプロパティがリストされます。

emcli describe_job [-verbose] -name=MyJob1 > myPropFile.txt

この例では、OSコマンド・ジョブのプロパティ・ファイル・テンプレートを作成します。これは、必須およびオプションのすべての変数を含むこのジョブ・タイプで許可されるプロパティをリストします。非推奨とマークされる変数は使用しないようにする必要があります。

emcli describe_job_type [-verbose] -type=OSCommand > myPropFile.txt