modify_collection_schedule

指定されたターゲットのセットで、メトリックおよびポリシーの収集設定の収集スケジュールを変更します。収集とは、すべてのメトリックを結合し、スクリプトを実行して、データを収集することです。収集には、関連する様々な属性(収集スケジュールやアップロード頻度など)があります。

書式

emcli modify_collection_schedule
      -targetType=ttype
      -targetNames=tname1;tname2;tname3...
      -collectionName=collname
      [-collectionStatus=Enabled or Disabled]
      [-freqType={Minute}{Hour}{Day}{Week}{Weekly}{Month}
      [-freqValue={any integer value for Minute/Hour/Day/Week}{One or more from
       Mon...Sun for Weekly}{One or more from 1;2..31 or Last for Month}
      [-preview=Y or N]

[ ]  indicates that the parameter is optional
{ } indicates that you can select one of the s in the series shown

Note: All of the parameters and choices are case-insensitive

オプション

  • targetType

    単一のターゲット・タイプ値を指定する必要があります。ターゲット・タイプ値は、リポジトリで指定したものと同じである必要があります。

    ノート:

    現在のところ、個々のターゲット・タイプのみがサポートされます。

  • targetNames

    ターゲット名は、リポジトリに存在する名前と同じにする必要があります。ターゲットは、すべてtargetTypeパラメータで指定したターゲット・タイプと同じである必要があります。セミコロン(;)を使用して各名前を区切ります。収集スケジュールの変更が実行されるのは、ターゲット名とターゲット・タイプの組合せが有効な場合のみです。次に例を示します。

    host1;host2;host3

  • collectionName

    収集名は、リポジトリに存在する名前、または管理エージェント上の対応する収集.xmlファイルに存在する名前と正確に一致している必要があります。

    次の場所にあるファイルにアクセスし、変更する収集を特定します。適切な収集を選択し、その収集をEM CLIユーティリティへの入力として指定します。

    • $AGENT_HOME/sysman/admin/metadata/<targetType>.xml

      このファイルは、設定の一部として提供されるもので、ターゲット・タイプのメトリックに関する情報を含みます。

    • $AGENT_HOME/sysman/admin/default_collection/ <targetType>.xml

      このファイルは、設定の一部として提供されるもので、デフォルトで付属する収集を含みます。

    • $AGENT_HOME/sysman/emd/collection/ <targetType_targetName>.xml

      特定のターゲットで変更が発生すると、常にこのファイルが自動的に生成されます。このファイルには、ユーザー定義のメトリックの収集が含まれます。

  • collectionStatus

    収集を有効化または無効化します。デフォルトは「有効」です。Disabledの場合、freqTypeおよびfreqValueは無視されます。

  • freqType

    以下のいずれかの値を指定可能です。

    Minute(デフォルト)、Hour、Day、Week、Weekly、Month

    Weekの場合、頻度の値として整数値を指定する必要があります。たとえば、freqType='WEEK'およびfreqValue='2'と指定した場合、収集は2週間ごとに実行されます。

    Weeklyの場合、使用可能な値はMon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat、Sunです。たとえば、freqType='Weekly'およびfreqValue='Tue;Thu;Sun'と指定した場合、収集は毎週火、木、日曜日に実行されます。

    スケジュールは、ユーザーの選択に基づいて変更されます。collectionStatusパラメータがDisabledに設定されている場合、値を指定する必要はありません(値は無視されます)。

    このオプションを使用する場合、freqValueパラメータも使用する必要があります。

  • freqValue

    以下のいずれかの値を指定可能です。

    • freqTypeがMinute、Hour、Day、Weekのいずれかの場合、整数値を指定する必要があります。デフォルト値は5です。

    • Weeklyの場合、Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat、Sunから1つ以上を指定します。週の特定の曜日に収集を実行する場合、Weeklyオプションに対して対応する値を指定する必要があります。

    • Monthlyの場合、1から31またはLastから1つ以上を指定します。月の特定の日付に収集を実行する場合、Monthlyオプションに対して対応する値を指定する必要があります。

    collectionStatusパラメータがDisabledに設定されている場合、値を指定する必要はありません(値は無視されます)。

    このオプションを使用する場合、freqTypeパラメータも使用する必要があります。

  • preview

    このverbを実行した場合に発生する変更のプレビューを表示します。指定するかどうかにかかわらず、このオプションのデフォルト値はY(Yes)です。Nを指定すると、収集スケジュールの変更は、リポジトリと管理エージェントの両方に対して実行されます。

例1

この例では、ホストhost1、host2およびhost3に対して、5分間に1回収集するように収集スケジュールを変更します。DiskActivityは、ホスト・ターゲット・タイプに関連付けられた収集項目です。previewフラグがYに設定されているため、変更は実行されませんが、変更が実装された場合に影響を受けるメトリックを確認できます。

emcli modify_collection_schedule -targetType="host"
      -targetNames="host1;host2;host3" -collectionName="DiskActivity"
      -freqType="Minute" -freqValue="5" -preview="Y"

例2

この例では、ホストhost1に対して、15時間に1回収集するように収集スケジュールを変更します。Inventoryは、ホスト・ターゲット・タイプに関連付けられた収集項目です。previewフラグがNに設定されているため、リポジトリと管理エージェントの両方に関連するメトリックに対して変更が実行されます。

emcli modify_collection_schedule -targetType="host"
      -targetNames="host1" -collectionName="Inventory"
      -freqType="Hour" -freqValue="15" -preview="N"