upload_jeeappcomp_file

ソフトウェア・ライブラリ内のJava EEアプリケーション・コンポーネントに1つのファイルをアップロードします。

このコマンドは、正常に機能するために、Verbのcreate_jeeappcompが必要になります。

書式

emcli upload_jeeappcomp_file
        -entity_rev_id="entity_rev_id"
        -host="hostname"
        -filetype="filetype"
        -file="<absolute file path>[;<new file name>]"
        [-credential_set_name="setname"] | [-credential_name="name" -credential_owner="owner"]
        [-upload_storage="<storage location name>;<storage type>"] 
        [-use_latest_revision] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • entity_rev_id

    エンティティ・リビジョンの識別子。エンティティIDを表示するには、Cloud Controlコンソールにログインします。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子が、内部IDと呼ばれるカスタム列として表示されます。デフォルトでは、これは表示されていません。

  • host

    ファイルが使用可能なホストのターゲット名。

  • filetype

    -fileを使用して指定するファイルのファイル・タイプ。有効な値には、archive、plan、pre_deployment_script、post_deployment_script、target_execution_script、additional_file、zipが含まれます。

  • file

    アップロードするファイルの絶対パス。ソフトウェア・ライブラリに格納されているファイル名は、アップロードされるファイルの名前を使用して上書きされます。オプションで、;で区切って、異なるファイル名を指定できます。

  • credential_set_name

    ホスト・ターゲットに対する管理リポジトリ内に格納されている優先資格証明のセット名。次のいずれかになります。

    HostCredsNormal: デフォルトの権限のない資格証明セット。

    HostCredsPriv: 権限付きの資格証明セット。

  • credential_name

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明の名前。このオプションは、-credential_ownerオプションとともに指定する必要があります。

  • credential_owner

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションは、-credential_nameオプションとともに指定する必要があります。

  • upload_storage

    記憶域の宛先記憶域の場所およびタイプは、アップロード用のパラメータとして";"で区切って渡されます。値が渡されない場合、記憶域のタイプと記憶域の場所は、ソフトウェア・ライブラリ用に構成された最初のアップロードの場所にデフォルト設定されています。ストレージ・タイプは次のいずれかにすることができます。

    OmsShared (OMS共有ファイル・システム)

    OmsAgent (OMSエージェント・ファイル・システム)

    指定した記憶域の場所はアクティブ・ステータスである必要があります。

  • use_latest_revision

    entity_rev_idで指定されたリビジョンのかわりに、アップロードがエンティティの最新リビジョンに対して行われる必要があることを指定するフラグ。

例1

entity_rev_idによって識別されるエンティティ・リビジョンにファイル/u01/downloads/file1.jarをアップロードします。ホストexample.comに存在するファイルには、EMCLIにログインしているユーザー用の優先資格証明セット(HostCredsNormalという名前の資格証明セット)を使用して、アクセスできる必要があります。

ホストは、Enterprise Managerの管理対象ホスト・ターゲットであり、このホストのエージェントは起動し実行中である必要があります。

emcli upload_jeeappcomp_file
-entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_Component:SUB_JavaEEApplication:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"
-file="/u01/downloads/file1.jar"
-filetype="archive"
-host="example.com"
-credential_set_name="HostCredsNormal"

例2

entity_rev_idによって識別されるエンティティ・リビジョンにファイルnewfile.xmlをアップロードします。ホストexample.comに存在するファイルには、EXAMPLE_USERによって所有されているMyExampleCredsという名前の資格証明を使用して、アクセスできる必要があります。他の任意のファイル・タイプをアップロードするには、指定したエンティティ・リビジョンにファイル・タイプarchiveのファイルが含まれる必要があります。ファイル/u01/downloads/file2.xmlは、アップロード後、エンティティ・リビジョンにnewfile.xmlとして関連付けられます。新しいリビジョンは最新リビジョンのエンティティから作成されます。

emcli upload_jeeappcomp_file
-entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_Component:SUB_JavaEEApplication:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"
-file="/u01/downloads/file2.xml;newfile.xml"
-filetype="plan"
-host="example.com"
-credential_name="MyExampleCreds"
-credential_owner="EXAMPLE_USER"
-use_latest_revision