1 クラスタASMメトリック
ASMクラスタ・ファイルシステム
「ASMクラスタ・ファイルシステム」メトリック・カテゴリのメトリックは、すべてのASMクラスタ・ファイル・システムで使用される領域を表示します。これらのメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システム領域使用量に関する情報の収集と、アプリケーションにおけるASMクラスタ・ファイル・システム領域使用量の傾向を示すために使用されます。これらのメトリックは、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムとディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの両方に関して情報を収集します。この情報は、領域使用量の「割当て済領域(GB)」、「サイズ(GB)」、「空き領域(GB)」、「使用(GB)」および「使用中(%)」の各メトリックの特定に使用されます。また、これらのメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムが破損しているかどうかについての情報も収集します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、「空き領域(GB)」、「使用(GB)」および「使用中(%)」の各メトリックには0(ゼロ)が返されます。
これらのメトリックは、クラスタ内のノードに固有ではないASMクラスタ・ファイル・システムに関する情報のみ収集します。クラスタ内のすべてのノード間で同じ「領域使用量」情報を収集します。ASMクラスタ・ファイル・システムの「状態」および「可用性」などの情報は、クラスタ内のノード間で異なってもかまわず、「ASMクラスタ・ファイルシステムの状態」メトリックによって収集されます。
これらのメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムが85%使用されている場合は警告アラートを、97%使用されている場合はクリティカル・アラートを生成します。また、ASMクラスタ・ファイル・システムに破損したセクションがある場合はクリティカル・アラートを生成します。
これらのメトリックは30分間隔で収集され、ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集され、それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。
ASMクラスタ・ファイルシステムの破損
このメトリックは、マウント済のASMクラスタ・ファイルシステムのセクションが破損しているかどうかを表します。このメトリックの値がTRUEの場合、破損セクションが存在するため、ASMクラスタ・ファイルシステムに修復ありのチェックを実行し、問題を修正する必要があります。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイルシステムの場合、このメトリックの値はNULLになります。
このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムが指定ホストでディスマウントされている場合は警告アラートを生成します。また、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムがホストで使用できない場合はクリティカル・アラートを生成します。
このメトリックは、30分間隔で収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。
このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEM、V$ASM_VOLUME、V$ASM_ACFSVOLUMESの各ビューを問い合せるSQL問合せを使用して収集されます。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
11gR2、12c |
30分ごと |
定義なし |
TRUE |
ボリューム・デバイス%ofs_volume_device%を使用しているASMクラスタ・ファイルシステムに、破損したセクションがあります。ファイルシステム上で確認操作と修復操作を実行し、問題を解決してください。 |
複数のしきい値
このメトリック列では、ボリューム・デバイス・オブジェクトとディスク・グループ・オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値がボリューム・デバイス・オブジェクトとディスク・グループ・オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ボリューム・デバイス・オブジェクトとディスク・グループ・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
このメトリックは、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムのV$ASM_FILESYSTEMビューのCORRUPT列から収集されます。ディスマウントされたファイル・システムの場合、このメトリックにはNULL値が返されます。
ユーザーの処理
ASMクラスタ・ファイル・システムで「チェック(修復あり)」を実行し、破損したセクションを修復します。
ASMクラスタ・ファイルシステムの使用率(%)
このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムの使用率を示します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
11gR2、12cR1 |
30分ごと |
定義なし |
TRUE |
ボリューム・デバイス%ofs_volume_device%を使用しているASMクラスタ・ファイルシステムの領域使用率が%ofs_used_pct%%%に達しています。ファイルシステムのサイズを変更して領域を追加してください。 |
複数のしきい値
このメトリック列では、ボリューム・デバイス・オブジェクトとディスク・グループ・オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値がボリューム・デバイス・オブジェクトとディスク・グループ・オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ボリューム・デバイス・オブジェクトとディスク・グループ・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
割当て済領域(GB)
このメトリックは、このASMクラスタ・ファイル・システムのディスク・グループから割り当てられた領域をGBで表示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
30分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、V$ASM_FILEビューのSPACE列から収集されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
空き領域(GB)
このメトリックは、ASMクラスタ・ファイルシステムの未使用領域のサイズ(GB)を表します。これは、ASMクラスタ・ファイルシステムで使用可能な空き領域を表します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
30分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEMビューのTOTAL_FREE列から収集されます。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、0(ゼロ)値が返されます。
ユーザーの処理
使用可能な空き領域が十分にない場合は、ASMクラスタ・ファイル・システムのサイズ変更を検討します。
サイズ(GB)
このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムのサイズをGBで表示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
30分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、マウントされたファイル・システムの場合はV$ASM_FILESYSTEMビューのTOTAL_SIZE列から、ディスマウントされたファイル・システムの場合はV$ASM_VOLUMEビューのSIZE_MB列から収集されます。
ユーザーの処理
ASMクラスタ・ファイル・システムをサイズ変更して領域を追加することを検討します。
使用済スナップショット領域(MB)
このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムで使用されているスナップショット領域の割合を表示します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
30分ごと |
使用量(GB)
このメトリックは、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムで使用されている領域をGBで表示します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
30分ごと |
データ・ソース
このメトリックでは、V$ASM_FILESYSTEMビューの列TOTAL_SIZEとTOTAL_FREEから計算されます。このメトリックは、次の式を使用して計算されます。
TOTAL_SIZE - TOTAL_FREE
ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。
ユーザーの処理
ASMクラスタ・ファイル・システムをサイズ変更して領域を追加することを検討します。
使用量(MB)
このメトリックは、マウント済のASMクラスタ・ファイルシステムが使用している領域(MB)を示します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
30分ごと |
データ・ソース
このメトリックでは、V$ASM_FILESYSTEMビューの列TOTAL_SIZEとTOTAL_FREEから計算されます。このメトリックは、次の式を使用して計算されます。
TOTAL_SIZE - TOTAL_FREE
ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。
ユーザーの処理
ASMクラスタ・ファイル・システムをサイズ変更して領域を追加することを検討します。
ASMクラスタ・ファイルシステムの状態
「ASMクラスタ・ファイルシステムの状態」メトリック・カテゴリのメトリックは、指定ホストでのASMクラスタ・ファイル・システムの状態(MOUNTEDまたはDISMOUNTED)を表示します。クラスタ環境では、ASMクラスタ・ファイル・システムは特定のホストにしかマウントできません。ASMクラスタ・ファイル・システムが指定ホストでマウントされている場合、メトリックは、システムが使用可能であるかどうかと、使用可能になったときの時間も報告します。この情報は、「マウント・ポイント」、「マウント・ステータス」、「可用性」および「使用可能時間」の各メトリックの特定に使用されます。
これらのメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムが指定ホストでディスマウントされている場合は警告アラートを生成します。また、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムがホストで使用できない場合はクリティカル・アラートを生成します。
これらのメトリックは、V$ASM_FILESYSTEM、V$ASM_VOLUME、V$ASM_ACFSVOLUMESの各ビューを問い合せるSQL問合せを使用して収集されます。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集され、それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
ASMクラスタ・ファイルシステムの可用性
このメトリックは、クラスタ内の特定のホストでマウント済のASMクラスタ・ファイルシステムが使用可能な状態かどうかを表します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイルシステムの場合、このメトリックはNULL値を返します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
定義なし |
該当なし |
ホスト%ofs_host%のASMクラスタ・ファイルシステム%ofs_mount_point%は利用できません |
複数のしきい値
このメトリックでは、ボリューム・デバイス・オブジェクトとホスト・オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値がボリューム・デバイス・オブジェクトとホスト・オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ボリューム・デバイス・オブジェクトとホスト・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEMビューのSTATE列から収集されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ASMクラスタ・ファイルシステムの使用可能時間
このメトリックは、クラスタ内の特定のホストでマウント済のASMクラスタ・ファイルシステムが使用可能になった時間を表します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイルシステムの場合、このメトリックはNULL値を返します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 | アラート・テキスト |
---|---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
ホスト%ofs_host%のボリューム・デバイス%volume_device%はディスマウントされています |
データ・ソース
このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEMビューのAVAILABLE_TIME列から収集されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
マウント・ポイント
このメトリックは、クラスタ内の特定のホストでのASMクラスタ・ファイルシステムのマウント・ポイントを表します。同じASMクラスタ・ファイルシステムが、クラスタ内の別のマウント・ポイントにマウントされている場合もあります。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイルシステムの場合、OFSがホストにマウントされていないと、NULLが戻されます。ホストにマウントされてからディスマウントされている場合には、最後のマウント・ポイントが戻されます。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
データ・ソース
マウントされたファイル・システムの場合、このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEMビューのFS_NAME列から収集されます。ディスマウントされたファイル・システムの場合、このメトリックは、V$ASM_VOLUMEビューのMOUNTPATH列から収集されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ASMクラスタ・ファイルシステムのマウント状態
このメトリックは、指定ホストでのASMクラスタ・ファイル・システムの状態(マウント済またはディスマウント済)を示します。クラスタ環境では、ASMクラスタ・ファイル・システムは特定のホストにしかマウントできません。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
ディスマウント済 |
定義なし |
ホスト%ofs_host%のボリューム・デバイス%volume_device%はディスマウントされています |
複数のしきい値
警告またはクリティカルのしきい値がボリューム・デバイス・オブジェクトとホスト・オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ボリューム・デバイス・オブジェクトとホスト・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
volume_deviceの使用方法がACFS、volume_deviceがV$ASM_ACFSVOLUMESビューに存在し、マウント・パスがV$ASM_FILESYSTEMビューに存在する場合、ASMクラスタ・ファイル・システムはマウントされています。
volume_deviceの使用方法がACFS、volume_deviceがV$ASM_ACFSVOLUMESビューに存在せず、マウント・パスがV$ASM_FILESYSTEMビューに存在しない場合、ASMクラスタ・ファイル・システムはディスマウントされています。
ユーザーの処理
ASMクラスタ・ファイルシステムをクラスタ内の特定のホストにマウントします。
ディスク
この構成メトリック・カテゴリのメトリックは、ディスク・グループ名などのASMディスク構成データを収集します。デフォルトの収集時間は24時間で、ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
セルIP
このメトリックは、ExadataセルのIPアドレスを示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10g、11g、12cR1 |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックは、V$ASM_DISK_STATビューから収集されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ディスク
このメトリックは、ASMディスクのディスク名を表示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10g 11g、12cR1 |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのNAME列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ディスク作成日
このメトリックは、ASMディスクの作成日を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10g、11g、12cR1 |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのCREATE_DATE列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ディスク・グループ
このメトリックは、ASMディスクのディスク・グループ名を表示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10g、11g、12cR1 |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックは、V$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ディスク・パス
このメトリックは、ASMディスクのディスク・パスを表示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10g、11g、12cR1 |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのPATH列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
障害グループ・タイプ
このメトリックは、障害グループ・タイプREGULARまたはQUORUMを示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10g、11g、12cR1 |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのFAILUREGROUP列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
障害グループ名
このメトリックは、ASMディスクの障害グループ名を表示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10g、11g、12cR1 |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのSPACE列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
冗長性
このメトリックは、ディスクのハードウェア冗長性を表示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10g、11g、12cR1 |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのREDUNANCY列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ASMファイル・グループ
この構成メトリック・カテゴリのメトリックは、フレックス・ディスク・グループ内のファイル・グループに関連する情報を収集します。デフォルトの収集時間は24時間ごとです。
ファイル・グループ
このメトリックは、ファイル・グループの名前を示します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
13c以上 |
24時間ごと |
定義なし |
定義なし |
該当なし |
データ・ソース
このメトリックのソースは、v$asm_filegroup.nameビューです。
ディスク・グループ
このメトリックは、ファイル・グループが属するディスク・グループの名前を示します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
13c以上 |
24時間ごと |
定義なし |
定義なし |
該当なし |
データ・ソース
このメトリックのソースは、v$asm_diskgroup.nameビューです。
割当て制限グループ
このメトリックは、ファイル・グループが属する割当て制限グループの名前を示します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
13c以上 |
24時間ごと |
定義なし |
定義なし |
該当なし |
データ・ソース
このメトリックのソースは、v$asm_quotagroup.nameビューです。
ASMボリューム
「ASMボリューム」メトリック・カテゴリのメトリックは、ディスク・グループで作成されたボリュームに関する情報を示します。ASMボリューム・ファイルは、ASMクラスタ・ファイル・システムまたはサードパーティ・ファイル・システムに記憶域を提供するために、ディスク・グループで作成されたファイルです。この情報は、ASMボリュームの「ボリューム名」、「ステータス」、「使用状況」、「マウント・ポイント」、「サイズ(GB)」、「割当て済領域(GB)」および「冗長性」の各メトリックの特定に使用されます。
これらのメトリックは、V$ASM_VOLUMEビューおよびGV$ASM_DISKGROUPビューを使用して収集されます。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
割当て済領域(GB)
このメトリックは、クラスタ内の特定のホストでのASMクラスタ・ファイルシステムに割り当てられた領域(MB)を表します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_VOLUMEビューのMOUNTPATH列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
マウント・ポイント
このメトリックは、クラスタ内の特定のホストでのASMクラスタ・ファイルシステムのマウント・ポイントを表します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_VOLUMEビューのMOUNTPATH列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
冗長性
このメトリックは、ASMボリューム・ファイルの冗長性を返します。ASMボリューム・ファイルでは、ASMボリューム・ファイルが作成されるASMディスク・グループに使用できる冗長性(外部、標準=双方向ミラー、高=3方向ミラー)はなんでも使用できます。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_VOLUMEビューのREDUNDANCY列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
サイズ(GB)
このメトリックは、ASMボリュームのサイズをGBで返します。ボリューム・サイズは常に、ボリューム割当て単位の倍数で作成されます。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_VOLUMEビューのSIZE_MB列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
使用方法
このメトリックは、ASMボリュームの使用対象を示す文字列(ACFS、EXT3、NULL)を返します。NULL値は、ボリュームの使用方法が不明であることを意味します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックは、ASMボリュームの使用対象を示す文字列(ACFS、EXT3、NULL)を返します。NULL値は、ボリュームの使用方法が不明であることを意味します。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
データベース・ディスク・グループ使用率
データ・ソース
v$ASM_DISKGROUP_STAT、v$ASM_ALIAS、v$ASM_FILE
合計バイト数
このメトリックは、データベースによって使用されているディスク・グループ領域の合計バイト数を表示します。このメトリックを使用すると、様々なデータベース・インスタンスによって使用されている、ディスク・グループ内の領域がわかります。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 | アラート・テキスト |
---|---|---|
10g、11g、12c |
30分ごと |
ディスク・グループ%dg_name%の使用可能な合計領域が、%value% にまで減っています。 |
データ・ソース
このメトリックは、V$ASM_FILEビューを使用してファイルによって使用されている領域を取得し、10gリリース1ではV$ASM_ALIASおよびV$ASM_DISKGROUPビューと、10gリリース2ではV$ASM_ALIASおよびV$ASM_DISKGROUP_STATビューと結合してデータベース・インスタンスによって使用されているディスク・グループ領域を取得して計算します。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
データベース・スパース・ディスク・グループ使用率
このメトリック・カテゴリは、スナップ・クローン・データベース別のスパース・ディスク・グループの物理使用率をアップロードします。
このメトリック・カテゴリは、Oracle ExdataにASMが格納されている場合に有効化されます。他のシステムには適用できません。
ディスク・グループ名
このメトリックは、スパース・ディスク・グループ名を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
12cR2 |
24時間ごと |
データ・ソース
v$asm_diskgroup、v$asm_alias
ディスク・グループ
この構成メトリック・カテゴリのメトリックは、メンバー・ディスク数および冗長性などのASMディスク・グループ構成データを収集します。デフォルトの収集時間は24時間で、ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
割当て単位(MB)
このメトリックは、ASMディスク・グループの割当て単位サイズをMB単位で表示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
すべてのバージョン |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのALLOCATION_UNIT_SIZE列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
投票ファイルを含む
このメトリックは、投票ファイルが存在するかどうかを示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
すべてのバージョン |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのVOTING_FILES列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ディスク数
このメトリックは、ASMディスク・グループのディスク数を表示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
すべてのバージョン |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATビューのCOUNT_OF_DISK列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ディスク・グループ
このメトリックは、ASMディスク・グループのディスク・グループ名を表示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
すべてのバージョン |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのNAME列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
冗長性
このメトリックは、ASMディスク・グループの冗長性のレベルを表示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
すべてのバージョン |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのTYPE列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ディスク・グループ属性
この構成メトリック・カテゴリのメトリックは、ファイル・アクセス制御、セル・スキャン機能などのASMディスク・グループ属性データを収集します。デフォルトの収集時間は24時間で、ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集され、それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
ディスク・グループ
このメトリックは、ASMディスク・グループ名を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11g、12cR1 |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのNAME列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
属性名
このメトリックは、ASMディスク・グループの属性名を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11g、12cR1 |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_ATTRIBUTEビューのNAME列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ディスク・グループの不均衡ステータス
「ディスク・グループの不均衡ステータス」メトリック・カテゴリのメトリックは、ディスク・グループが不均衡かどうかを調べます。標準動作では、ASMがディスク・グループを自動的にリバランスします。これらのメトリックは、手動リバランスが必要な状態、または進行中のリバランスの指数レベルを引き上げて必要なリソースを割り当て、より速く完了することが必要な状態を検出します。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
実際の不均衡(%)
「実際の不均衡(%)」は、ディスク・グループ内で最も空きのないディスクと最も空きのあるディスクに割り当てられた領域の差を測定します。ASMはすべてのディスクがそれぞれサイズの割合で等しく一杯になるようにするため、比較はフル率で行われます。不均衡は、使用可能な領域ではなく、割り当てられた領域に対するものです。2から3パーセントの不均衡は妥当です。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、次の式を使用して計算されます。
100 * (max((total_mb - free_mb) / total_mb) - min((total_mb - free_mb) / total_mb)) / max((total_mb - free_mb) / total_mb) where total_mb and free_mb are columns in V$ASM_DISK_STAT
ユーザーの処理
2から3パーセントを超える不均衡は、ディスク・グループの手動リバランスを開始する必要性を表す可能性があります。
実際の空き領域の最小割合
「実際の空き領域の最小割合」メトリックは、最も空きのないディスクの空きディスク領域の量をディスク・サイズの割合として表示します。不均衡がゼロの場合、このメトリックは合計空き領域を示します。すべての割当てはすべてのディスク間で均等に行われるため、最小空き領域によって使用できる領域量は制限されます。
あるディスクの空き容量が1%しかない場合、他のディスクが半分しか使用されていない場合でも、実際に割当て可能な領域は、ディスク・グループの領域の1%のみです。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、100 * (min(FREE_MB / TOTAL_MB))で計算され、FREE_MBおよびTOTAL_MBは$ASM_DISK_STATビューの列です。
ユーザーの処理
「実際の空き領域の最小割合」が低い数値である場合は、ディスク・グループ内のすべてのディスク間でファイル・エクステントおよび領域使用を均等に分散させるために、構成の変更が必要となる可能性があります。
ディスク数
「ディスク数」メトリックは、ディスク・グループ内のディスクの数で、ファイルをどの程度広範囲に分散できるかを報告します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
ディスク数は、ディスク・グループ(V$ASM_DISKGROUP_STAT)内のすべてのディスク(V$ASM_DISK_STAT)に対してcount(*)を使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ディスク・グループの不均衡率
「ディスク・グループの不均衡率」メトリックは、ディスク・グループにリバランスが必要かどうかを判別するために使用されます。一時的な不均衡(進行中のリバランスが原因)は無視されます。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
10 |
定義なし |
ディスク間の領域使用の不均衡が大きいため、ディスク・グループ%diskGroup%にリバランスが必要です。 |
複数のしきい値
このメトリックでは、ディスク・グループ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ・オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ディスク・グループ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
リバランス操作中でない場合、「リバランスしないディスク・グループの不均衡(%)(Disk Group Imbalance (%) without Rebalance)」メトリックの値は「実際の不均衡(%)(Actual Imbalance (%))」と同じ値です。それ以外の場合、値は0(ゼロ)です。
ユーザーの処理
「リバランスしないディスク・グループの不均衡(%)」メトリックの値が10%以上である場合は、警告アラートが生成されます。この場合、ディスク間の領域使用の不均衡が大きいため、リバランスが必要です。リバランス操作を手動で開始する必要があります。
リバランスしたディスクの最大使用率(%)
「リバランスしたディスクの最大使用率(%)」メトリックは、進行中のリバランスで指数を引き上げて適時に完了し、領域制約のために他のエラーが発生しないようにする必要があるかどうかを判別するために使用されます。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
定義なし |
95 |
少なくとも1つのディスクの領域が極端に少なくなっているため、ディスク・グループ%diskGroup%のリバランス指数を大きくしてください。 |
複数のしきい値
このメトリックでは、ディスク・グループ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ・オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ディスク・グループ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
リバランス中であり、指数値が0(ゼロ)より大きい場合、「リバランスしたディスクの最大使用率(%)」メトリックの値は(100 - Actual Minimum Percent Free)として計算されます。それ以外の場合、値は0(ゼロ)です。
ユーザーの処理
「リバランスしたディスクの最大使用率(%)」メトリックの値が95%以上である場合は、クリティカル・アラートが生成されます。この場合、少なくとも1つのディスクの領域が極端に少なくなっているため、ディスク・グループのリバランス指数を大きくする必要があります。リバランス指数を大きくします(最大指数レベルは11)。
リバランスしないディスクの最小空き領域(%)
「リバランスしないディスクの最小空き領域(%)」メトリックは、ディスク・グループにリバランスが必要かどうかを判別するために使用されます。一時的な不均衡(進行中のリバランスが原因)は無視されます。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
20 |
10 |
少なくとも1つのディスクの領域が少なくなっているため、ディスク・グループ%diskGroup%にリバランスが必要です。 |
複数のしきい値
このメトリックでは、ディスク・グループ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ・オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ディスク・グループ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
リバランス操作中でない場合、「リバランスしないディスクの最小空き領域(%)」メトリックの値は「実際の空き領域の最小割合」メトリックと同じ値です。それ以外の場合、値は100です。
ユーザーの処理
「リバランスしないディスクの最小空き領域(%)」が20%以下である場合は、警告アラートが生成されます。この場合、少なくとも1つのディスクの領域が少なくなっているため、リバランスが必要です。リバランス操作を手動で開始する必要があります。
ディスク・サイズの分散率(%)
「ディスク・サイズの分散率(%)」メトリックは、ディスク・グループ内の最大ディスクと最小ディスク間のサイズにおける差を割合で示します。ベスト・プラクティスに従ってすべてのディスクが同じサイズである場合、この値はゼロです。
サイズにおけるわずかな差は許容されます。差が大きいと、ディスクによっては他のディスクよりI/Oがずっと増える可能性があります。標準冗長性または高い冗長性のディスク・グループでは、サイズ分散率が大きいと不均衡率を小さい値に減らすことができなくなります。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
Disk Size Variance (%) is calculated as 100 * (max(total_mb) - min(total_mb)) / max(total_mb), where total_mb is a column in V$ASM_DISK_STAT
ユーザーの処理
サイズ分散率が大きい場合は、ディスク・グループ内のすべてのディスク間でファイル・エクステントおよび領域使用を均等に分散させるために、構成の変更が必要となる可能性があります。
リバランス中
「リバランス中」メトリックは、リバランス操作中の場合は「はい」を、それ以外の場合は「いいえ」を返します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
「リバランス中」メトリックの値は、V$ASM_OPERATIONのoperation列から取得されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ディスク・グループ・ターゲットのコンポーネント
この構成メトリック・カテゴリは、ASMディスク・グループのターゲット・コンポーネントに関する情報を収集します。
ディスク・グループ名
このメトリックは、ディスク・グループ・ターゲット・コンポーネント名を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10g、11g、12c |
30分ごと |
複数のしきい値
このメトリックでは、ディスク・グループ名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ名オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ディスク・グループ名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューのFREE_MB列から、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。
ユーザーの処理
ディスク・グループにディスクを追加するか、ディスク・グループ内の既存のファイルを削除することを検討します。
ディスク・グループの使用量
「ディスク・グループの使用量」メトリック・カテゴリのメトリックは、すべてのマウント状態のディスク・グループによって使用されている領域を示します。これらのメトリックは、ディスク使用量に関する情報の収集と、アプリケーションにおけるディスク・グループ領域使用量の傾向を示すために使用されます。この情報を使用して、10gリリース2ではディスク・グループの「空きMB」、「合計MB」、「安全に使用可能なMBの合計」、「タイプ」、「安全に使用可能なファイルのMB」、「使用率%」および「安全に使用可能なディスク・グループ使用率%」の各メトリックを、10gリリース1では「空きMB」、「合計MB」、「タイプ」および「使用率%」を特定します。
これらのメトリックは、ディスク・グループが75%使用されている場合は警告アラートを、90%使用されている場合はクリティカル・アラートを生成します。値は冗長性によって異なるため、「ディスク・グループの使用量」のアラートのしきい値を75%および90%に固定する必要はありません。10gリリース2では、これらのメトリックは、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列を使用して使用可能なミラー化された空き領域を示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量を表示します。
Enterprise Managerは、次の場合にアラートを発行します。
-
USABLE_FILE_MBが0(ゼロ)以下の場合はクリティカル・アラート
-
USABLE_FILE_MBが0.1 * REQUIRED_MIRROR_FREE_MB未満の場合は警告アラート
このメトリックは、15分ごとに収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。
このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューを、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューを問い合せるSQL問合せを使用して収集されます。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
ディスク・グループ空き領域(MB)
このメトリックは、ディスク・グループの未使用の許容量をMB単位で示します。これにより、ディスク・グループで使用可能な空き領域がわかります。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
10g、11g、12c |
30分ごと |
定義なし |
定義なし |
ディスク・グループ%dg_name%の合計空き領域が、%value% (MB)にまで減っています。 |
複数のしきい値
このメトリックでは、ディスク・グループ名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ名オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ディスク・グループ名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューの、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューのFREE_MB列から収集されます。
ユーザーの処理
ディスク・グループにディスクを追加するか、ディスク・グループ内の既存のファイルを削除することを検討します。
ディスク・グループ使用可能空き領域(MB)
ディスク・グループの使用可能な空き領域は冗長性に依存するため、10gリリース2では、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列を使用して、ミラー化された使用可能な空き領域を示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量を表示します。この列は、ディスク・グループの使用可能な空き領域(MB)の特定に使用されます。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
10gR2、11g、12c |
30分ごと |
定義なし |
定義なし |
ディスク・グループ%dg_name%の使用可能空き領域が、%value% (MB)にまで減っています。 |
複数のしきい値
このメトリックでは、ディスク・グループ名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ名オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ディスク・グループ名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
このメトリックは、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列から収集されます。
ユーザーの処理
ディスク・グループにディスクを追加するか、ディスク・グループから既存のファイルを削除することを検討します。
使用可能なディスク・グループ(MB)
このメトリックは、ディスク・グループのタイプに基づいて、ディスク・グループの容量を表示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量を表示します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
10gR2、11g、12c |
30分ごと |
定義なし |
定義なし |
ディスク・グループ%dg_name%の使用可能空き領域が、%value% (MB)にまで減っています。 |
データ・ソース
このメトリックの値は、V$ASM_DISKGROUP_STATビューを使用して、次のように計算されます。
Total Safely Usable MB = (total_mb - required_mirror_free_mb)/redundancy_factor
この式で、total_mbおよびrequired_mirror_free_mbはビュー列からのものです。また、redundancy factorは、外部冗長性のディスク・グループの場合は1、標準冗長性のディスク・グループの場合は2、高い冗長性のディスク・グループの場合は3です。
ユーザーの処理
ディスク・グループにディスクを追加するか、ディスク・グループから既存のファイルを削除することを検討します。
ディスク・グループ使用率%
このメトリックは、ディスク・グループで使用されている領域の割合を示します。ディスク・グループが75%使用されている場合は警告アラートを、90%使用されている場合はクリティカル・アラートを生成します。異なる値でアラートが生成されるように、しきい値制限を変更できます。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
10g、11g、12c |
30分ごと |
75 |
90 |
ディスク・グループ%dg_name%は%value%%使用中です。 |
複数のしきい値
このメトリックでは、ディスク・グループ名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ名オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ディスク・グループ名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューを、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューを使用して、次のように計算されます。
Used % = (total_mb-free_mb)/total_mb)*100
ユーザーの処理
新しいディスクをディスク・グループに追加するとアラートを回避できます。ディスク・グループの一般ページに移動し、「追加」をクリックして、新しいディスクをディスク・グループに追加します。また、ディスク・グループから既存のファイルを削除できます。
冗長性
このメトリックは、ディスク・グループの冗長性のタイプを示します。タイプは「外部」、「中」および「高」のいずれかです。このプロパティにより、ディスク障害後の冗長性のリストアが決定されます。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10g、11g、12c |
30分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューのTYPE列から、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
サイズ(MB)
このメトリックは、ディスク・グループの合計許容量をMB単位で示します。これにより、ディスク・グループで使用されるサイズまたは領域がわかります。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10g、11g、12c |
30分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューの、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューのTOTAL_MB列から収集されます。
ユーザーの処理
ディスク・グループにディスクを追加することを検討します。
安全に使用可能なディスク・グループ使用率%
このメトリックは、ディスク・グループによって使用されている安全に使用可能な領域の割合を表示します。ディスク・グループの使用可能な空き領域は、冗長性によって異なります。10gリリース2では、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列を使用して、使用可能なミラー化された空き領域を示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアする空き領域の量を表示します。この列は、ディスク・グループの「安全に使用可能なディスク・グループ使用率%」の特定に使用されます。
このメトリックは、ディスク・グループが安全に使用可能な領域の90%を使用している場合は警告アラートを、100%を使用している場合はクリティカル・アラートを生成します。別の値でアラートを生成するように、しきい値の制限を変更できます。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
10gR2、11g、12cR1 |
30分ごと |
75 |
90 |
安全に使用可能な空き領域(障害グループ障害からのリカバリに十分な領域を確保したまま割当て可能な領域)の%value%%がディスク・グループ%dg_name%に使用されています。 |
複数のしきい値
このメトリックでは、ディスク・グループ名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ名オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ディスク・グループ名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
このメトリックは、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから次の式を使用して計算されます。
Used % of Safely Usable = 100 - (usable_file_mb/usable_total_mb)*100 In this formula, usable_total_mb is derived as follows: total_mb - required_mirror_free_mb)/redundancy_factor
total_mbおよびrequired_mirror_free_mbはビュー列から導出されます。また、redundancy factorは、外部冗長性のディスク・グループの場合は1、標準冗長性のディスク・グループの場合は2、高い冗長性のディスク・グループの場合は3です。
ユーザーの処理
新しいディスクをディスク・グループに追加するとアラートを回避できます。ディスク・グループの一般ページに移動し、「追加」をクリックして、新しいディスクをディスク・グループに追加します。また、ディスク・グループから既存のファイルを削除できます。
ディスク・パス
「ディスク・パス」メトリック・カテゴリのメトリックは、すべてのディスクのディスク名およびディスク・パスを示します。この情報は、24時間間隔で収集されます。
これらのメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではV$ASM_DISK_STATビューからデータを使用して収集されます。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
ディスク名
このメトリックは、ディスク・パスの名前を報告します。
ターゲット・バージョン |
10gR2、11g、12c |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$ASM_DISK_STATおよびV$ASM_DISKビューのNAME列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ディスク・パス
このメトリックは、ディスクの物理パスです。
ターゲット・バージョン |
10gR2、11g、12c |
データ・ソース
10gリリース2より前のデータベースでは、このメトリックはGV$ASM_DISKビューのPATH列を使用します。10gリリース2以上のデータベースでは、このメトリックはGV$ASM_DISK_STATビューのPATH列を使用します。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
ディスク・ステータス
「ディスク・ステータス」メトリック・カテゴリのメトリックは、ディスク・モード・ステータス(オフラインおよびオンライン)を示します。ディスクのいずれかがオフラインの場合に、クリティカル警告アラートが生成されます。
このメトリックは、15分ごとに収集されます。必要に応じて、時間制限およびしきい値の制限を変更できます。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
ディスク・モード・ステータス
このメトリックは、ディスク・モード・ステータス(オフラインおよびオンライン)を表示します。ディスクのいずれかがオフラインになった場合に、クリティカル警告アラートが生成されます。
しきい値の制限を変更できます。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
すべてのバージョン |
15分ごと |
定義なし |
OFFLINE |
ディスク%dg_name%.%disk_name%はオフラインです。 |
複数のしきい値
このメトリックでは、ディスク・グループ名オブジェクトとディスク名オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値がディスク・グループ名オブジェクトとディスク名オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ディスク・グループ名オブジェクトとディスク名オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
このメトリックは、10gリリース1ではGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISK_STATビューから収集されます。
ユーザーの処理
ディスクがオンラインになるようにしてください。現在、Enterprise Managerでは、この機能はサポートされていません。
障害グループの不均衡ステータス
「障害グループの不均衡ステータス」メトリック・カテゴリのメトリックは、障害グループのディスクがどれだけ均等にASMディスク・グループに配置されているかを調べます。ASMは、ディスク・グループのすべてのディスクに対し、ファイル・エクステントの配布と領域使用を均等化しようとします。これはリバランスによって達成されます。各ディスクのサイズが異なる場合や障害グループのサイズが異なる場合は、効果的なリバランスはできません。このような場合は、構成の変更が必要です。
これらのメトリックは、標準冗長性または高冗長性のディスク・グループにのみ適用されます。外部冗長性のディスク・グループの場合、障害グループはこの構成では使用されないため、これらのメトリックはデータを返しません。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
ディスク数の不均衡分散率
障害グループは、データのミラー・コピーを、標準冗長性では2コピー、高冗長性では3コピーを保存するために使用されます。「ディスク数の不均衡分散率」メトリックにより、ディスク・グループ内で障害グループ・ディスク数が最高のディスクと最低のディスクにおける障害グループ・ディスク数の差が報告されます。
すべての障害グループのサイズが同じ場合であっても、すべてのディスクの障害グループのディスク数が同じになることは、ほとんどありません。ただし、1を超える不均衡は、障害グループが異なるサイズであることを示します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
2 |
定義なし |
ディスク・グループ%diskGroup%にディスク数の異なる障害グループがあるため、領域使用が最適以下になる可能性があります。構成を変更すると、この問題が改善される場合があります。 |
複数のしきい値
このメトリックでは、ディスク・グループ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ・オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ディスク・グループ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
「ディスク数の不均衡分散率」メトリックの値は、V$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびV$ASM_DISK_STATビューと、一部の内部ASM固定表を使用して計算されます。
ユーザーの処理
「ディスク数の不均衡分散率」の値が1(デフォルト値)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。ディスク・グループにディスク数が異なる障害グループがあると、領域使用が最適以下になる可能性があります。この問題を改善するには、構成の変更を試行します。
ディスク・サイズの不均衡(%)
「ディスク・サイズの不均衡(%)」は、あるディスクが障害グループ・ディスク内に他のディスクより多くの領域を保持しているかどうかを調べます。領域は、ディスクのサイズとそのアクティブな障害グループ・ディスクのサイズの合計との割合として計算されます。この割合は、すべてのディスクについて比較されます。最高と最低の障害グループ・ディスク領域の差がパーセントとしてレポートされます。10%の不均衡は許容されます。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
10 |
定義なし |
ディスク・グループ%diskGroup%にディスク・サイズの異なる障害グループがあるため、領域使用が最適以下になる可能性があります。構成を変更すると、この問題が改善される場合があります。 |
複数のしきい値
このメトリックでは、ディスク・グループ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値が現在すべてのディスク・グループ・オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ディスク・グループ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
「ディスク・サイズの不均衡」メトリックの値は、V$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびV$ASM_DISK_STATビューと、一部の内部ASM固定表を使用して計算されます。
ユーザーの処理
「ディスク・サイズの不均衡(%)」が10%(デフォルト)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。ディスク・グループにディスク・サイズの異なる障害グループがあると、領域使用が最適以下になる可能性があります。この問題を改善するには、構成の変更を試行します。
障害グループ数
「障害グループ数」は、ディスク・グループ当たりの障害グループ数をレポートします。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
「障害グループ数」メトリックの値は、V$ASM_DISKGROUP_STATビュー、V$ASM_DISK_STATビューおよび一部の内部ASM固定表を含む計算から取得されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
障害グループ・ステータス
「障害グループ・ステータス」メトリック・カテゴリのメトリックは、障害グループのすべてのメンバー・ディスクがオフラインかどうかを調べます。これは、データのミラー・コピーを保存できないため、データ損失のリスクを冒す好ましくない状態です。
これらのメトリックは、標準冗長性または高冗長性のディスク・グループにのみ適用されます。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
使用可能なディスク
「使用可能なディスク」メトリックは、障害グループ内のオンラインのディスク数を報告します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
「使用可能なディスク(Available Disks)」メトリックの値は、合計ディスク数から障害グループ内のオフラインのディスク数を引いて算出されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
複数のディスクを持つ障害グループのオンライン・ディスク数
「アラート・ディスク数」メトリックは、障害グループ内に複数のディスクがある場合、「使用可能なディスク」メトリックと同じ値です。障害グループに1つしかディスクがない場合、その1つのディスクがオフラインであるかどうかに関係なく、「アラート・ディスク数」の値は1となります。これは、重複するアラートが同じ根本的な原因に対して生成されないようにするためです。disk_statusメトリックは、ディスクがオフラインになると、クリティカル・アラートを生成します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
定義なし |
0 |
障害グループ%diskGroup%.%failureGroup%はオフラインです。 |
複数のしきい値
このメトリックでは、ディスク・グループ・オブジェクトと障害グループ・オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値がディスク・グループ・オブジェクトと障害グループ・オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
ディスク・グループ・オブジェクトと障害グループ・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
「アラート・ディスク数」メトリックの値は、ディスク・グループにディスクが1つしかない場合は1に、それ以外の場合は「使用可能なディスク」メトリックの値に設定されます。
ユーザーの処理
障害グループを構成するすべてのディスクがオフラインになると、クリティカル・アラートが生成されます。このような場合、ディスク・グループが標準冗長性または高冗長性で構成されているにもかかわらず、データはミラー化されていません。障害グループ内の一部のディスクをオンラインに戻すか、ディスク・グループにディスクに追加してその障害グループに割り当てる必要があります。
ディスク数
「ディスク数」メトリックは、障害グループ内のディスク数を報告します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
10gR2、11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
「合計ディスク数」メトリックの値は、V$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびV$ASM_DISK_STATビューから取得されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
初期化パラメータ
この構成メトリック・カテゴリのメトリックは、ASMインスタンスの初期化パラメータを収集します。デフォルトの収集時間は24時間で、ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
名前
このメトリックは、初期化パラメータの名前を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12cR1 |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$PARAMETERビューのNAME列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
値
このメトリックは、初期化パラメータの値を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12cR1 |
24時間ごと |
データ・ソース
このメトリックのソースは、V$PARAMETERビューのVALUE列です。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
インスタンス・ディスク・パフォーマンス
「インスタンス・ディスク・パフォーマンス」メトリック・カテゴリのメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスに存在するディスクのパフォーマンスを示します。また、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスクについて、ディスク・パフォーマンスのパラメータを報告します。
これらのメトリックは、合計I/Oリクエストおよび合計読取り/書込みリクエスト、合計I/O時間および合計読取り/書込み時間、ディスクに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oスループットに対するディスクのレスポンスも報告します。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
ノート:
デフォルトではアップロードは無効になっています。読取りバイト数
このメトリックは、ディスクからの読取りバイトの合計数を報告します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
書込みバイト数
このメトリックは、ディスクへの書込みバイトの合計数を報告します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
読取りエラー
このメトリックは、ディスクの合計読取りエラーを示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
読取りレスポンス時間(ミリ秒)
このメトリックは、ディスクの合計読取りレスポンス時間(ミリ秒)を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
読取り時間(ミリ秒)
このメトリックは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合の、ディスクに対する読取りリクエストの合計I/O時間(秒単位)を示し、falseに設定されている場合は0(ゼロ)を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
書込みエラー
このメトリックは、ディスクの失敗した書込みの合計数の詳細を表示します。また、ディスクに対する失敗した書込み試行の合計数に関する情報を提供します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
10g、11g、12cR1 |
15分ごと |
定義なし |
0 |
ディスク%dg_name%.%disk_name%で%value%読取り/書込みエラーが発生しています。 |
複数のしきい値
このメトリックでは、インスタンスID、ディスク・グループ名およびディスク名の各オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。
警告またはクリティカルのしきい値がインスタンスID、ディスク・グループ名およびディスク名の各オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。
インスタンスID、ディスク・グループ名およびディスク名の各オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。
データ・ソース
このメトリックは、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューを、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューを使用して計算されます。これらのビューから、ディスクに対する失敗した読取り/書込みの合計数を合算すると、読取り/書込みエラーの詳細が算出されます。
ユーザーの処理
読取り/書込みエラーの背後にある問題を調査します。
読取り
このメトリックは、ディスクに対するI/O読取りリクエストの合計数を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
書込みレスポンス時間(ミリ秒)
このメトリックは、合計書込みレスポンス時間(ミリ秒)を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
書込み時間(ミリ秒)
このメトリックは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合の、ディスクに対する書込みリクエストの合計I/O時間(秒単位)を示し、falseに設定されている場合は0(ゼロ)を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
インスタンス・ディスク・グループ・データベース・パフォーマンス
インスタンス・ディスク・グループ・データベース・パフォーマンス・メトリック・カテゴリのメトリックは、ASMインスタンスに存在するディスク・グループ・データベースのパフォーマンスを報告します。これらのメトリックは、ASMインスタンスのすべてのディスク・グループのディスク・グループ・データベース・パフォーマンス・パラメータを報告します。
読取りバイト数
このメトリックは、ディスク・グループ・データベースからの読取りバイトの合計数を報告します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
書込みバイト数
このメトリックは、データベース・ディスク・グループのディスクへの書込みバイトの合計数を報告します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11g 12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
読取り時間(ミリ秒)
このメトリックは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合の、ディスク・グループ・データベースのディスクに対する読取りリクエストの合計I/O時間(秒単位)を示し、falseに設定されている場合は0(ゼロ)を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
読取り
このメトリックは、ディスク・グループ・データベースのディスクのI/O読取りリクエストの合計数を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
書込み時間(ミリ秒)
このメトリックは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合の、ディスク・グループ・データベースのディスクに対する書込みリクエストの合計I/O時間(秒単位)を示し、falseに設定されている場合は0(ゼロ)を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
インスタンス・ディスク・グループ・パフォーマンス
「インスタンス・ディスク・グループ・パフォーマンス」メトリック・カテゴリのメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスに存在するディスク・グループのパフォーマンスを示します。また、ASMインスタンスのすべてのディスク・グループについて、ディスク・グループ・パフォーマンスのパラメータを報告します。
ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
読取りバイト数
このメトリックは、ディスクからの読取りバイトの合計数を報告します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
書込みバイト数
このメトリックは、ディスク・グループのディスクへの書込みバイトの合計数を報告します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11g 12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
読取り時間(ミリ秒)
このメトリックは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合の、ディスク・グループのディスクに対する読取りリクエストの合計I/O時間(秒単位)を示し、falseに設定されている場合は0(ゼロ)を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11gR2、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
読取り
このメトリックは、ディスク・グループのディスクに対するI/O読取りリクエストの合計数を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
書込み時間(ミリ秒)
このメトリックは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合の、ディスク・グループのディスクに対する書込みリクエストの合計I/O時間(秒単位)を示し、falseに設定されている場合は0(ゼロ)を示します。
ターゲット・バージョン | 収集頻度 |
---|---|
11g、12c |
15分ごと |
データ・ソース
このメトリックは、GV$ASM_DISKGROUP_STATおよびGV$ASM_DISK_STATビューのデータを使用して計算されます。
ユーザーの処理
ユーザーの処理は不要です。
オフライン・ディスク数
「オフライン・ディスク数」メトリック・カテゴリのメトリックは、モード・ステータスがオフラインのディスク数を報告します。ターゲットがクラスタASMの場合はクラスタ・レベルでメトリックが収集されます。それ以外の場合はASMターゲット・タイプ・メトリックの一部としてインスタンス・レベルで収集されます。
時間制限およびしきい値の制限を変更できます。
オフライン・ディスク数
このメトリックは、モード・ステータスがオフラインのディスク数を示します。オフライン・ディスク数が変わった場合またはディスクのいずれかがオフラインになった場合に、クリティカル・アラートが生成されます。
必要に応じて、時間制限およびしきい値の制限を変更できます。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
すべてのバージョン |
15分ごと |
定義なし |
0 |
%offline_count%ディスクがオフラインです。 |
データ・ソース
このメトリックは「ディスク・ステータス」メトリックを使用して収集され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。
ユーザーの処理
ディスクがオンラインになるようにしてください。現在、Enterprise Managerは、この管理機能をサポートしていないため、手動で実行する必要があります。
レスポンス
クラスタASMの「レスポンス」メトリック・カテゴリは、リポジトリ側のメトリックです。クラスタASMが稼働中か停止中かを表示します。メンバー・インスタンスのいずれかが稼働中で使用できる場合、クラスタASMは稼働中であるとみなされます。このチェックはメンバー・インスタンスごとに5分間隔で実行されます。インスタンスの接続に成功すると、クラスタASMのステータスが稼働中として更新されます。
ステータス
このメトリックは、クラスタASMインスタンスのステータスを示します。インスタンスが稼働中か停止中かを表示します。このチェックは5分間隔で実行され、成功の接続ステータスを戻すか、または、失敗した場合にはORAエラーを表示します。停止している個々のASMインスタンスにアラートが生成されます。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
すべてのバージョン |
5分ごと |
定義なし |
0 |
ASMインスタンス%oraerr%への接続に失敗しました。 |
データ・ソース
インスタンス・プロパティを使用して、ASMインスタンスへの接続を確立できます。ステータスは、接続が成功した場合は「稼働中」、失敗した場合は「停止中」として表示されます。また、メトリック収集でエラーが発生した場合も「停止中」として表示されます。
ユーザーの処理
次のいずれかを実行します。
-
ASMインスタンス用に保存された構成プロパティが正しいことを確認します。
-
「停止中」と表示される場合は、ASMインスタンスは停止しています。Enterprise Managerアプリケーションで起動/停止機能を使用して、接続の再確立を試行します。あるいは、アプリケーションを手動で再起動します。
スパース・ディスク・グループの使用量
このメトリック・カテゴリは、次のメトリックをアップロードします: 物理使用量、物理使用率、スパース・ディスク・グループの物理空き領域。
このメトリック・カテゴリは、Oracle ExdataにASMが格納されている場合に有効化されます。他のシステムには適用できません。
ディスク・グループ物理領域(MB)
このメトリックは、スパース・ディスク・グループの物理空きサイズをMBで示します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
12cR2以降 |
30分ごと |
定義なし |
定義なし |
スパース・ディスク・グループ%dg_name%の物理空きサイズは%value% (MB)です。 |
データ・ソース
v$asm_diskgroup_sparse、v$asm_diskgroup_stat
ユーザーの処理
ディスクを追加します。
ディスク・グループ物理使用率(%)
このメトリックは、スパース・ディスク・グループの物理使用率を示します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
12cR2以降 |
30分ごと |
75 |
90 |
スパース・ディスク・グループ%dg_name%は%value%%%使用中です。 |
データ・ソース
v$asm_diskgroup_sparse、v$asm_diskgroup_stat
ユーザーの処理
ディスクを追加します。
スパース・ディスク
この構成メトリック・グループは、グリッド・ディスクの物理サイズに関連する情報を収集します。デフォルトの収集時間は24時間ごとです。
ディスク
このメトリックは、ディスクの名前を示します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
12c以上 |
24時間ごと |
定義なし |
定義なし |
該当なし |
割当てグループ使用状況
このメトリックは、割当て制限グループ使用状況に関連する情報を収集します。デフォルトの収集時間は30分ごとです。
割当て制限(MB)
このメトリックは、この割当て制限グループ内のファイル・グループが合計できる割当て制限を示します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
13c以上 |
30分ごと |
定義なし |
定義なし |
該当なし |
データ・ソース
v$asm_quotagroup.quota_limit_mb