1 Microsoft IISプラグインの概要および前提条件
この項の内容は次のとおりです。
Microsoft IISプラグインの概要
Microsoft Internet Information Servicesは、Windows Serverのサポートされているすべてのバージョンで使用できるWebサーバーです。Microsoft Internet Information Servicesプラグインは、Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cを拡張して、Microsoft Internet Information Services 6.xおよび7.xの管理に対するサポートを追加します。このプラグインをCloud Control環境にデプロイすることで、次の管理機能を使用できるようになります。
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可用性の監視および次のパフォーマンス領域におけるInternet Information Servicesデータの受信:
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WWWサービス
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ASP.NETアプリケーション
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ASPアプリケーション
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FTPサービス
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NNTPサービス
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SMTPサービス
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収集されたパフォーマンス情報の傾向の分析。
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構成データの表示と比較、および構成の変更の追跡。
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可用性、パフォーマンスまたは構成データ(あるいはそのすべて)に関連する、考えられる問題についての電子メールまたはページ通知(あるいはその両方)の受信。
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デフォルトで作成される豊富なレポートの取得。
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リモート・エージェントによる監視のサポート。リモート監視の場合、Internet Information Servicesと同じコンピュータ上にエージェントを配置する必要はありません。
サポートされているバージョン
このプラグインでは、次のバージョンの製品がサポートされます。
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Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース1以上の管理サービス
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Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース1以上のWindowsエージェント
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Microsoft Internet Information Server 6.0.x
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Microsoft Windows Server 2003で稼働しているMicrosoft Internet Information Services 6.xおよび7.x (Windows Server 2008 R2上のIIS 7.5を含む) (次の注意を参照)
注意:
このMicrosoft製品の実行がサポートされているエディション(Enterprise、Standardなど)およびWindowsオペレーティング・システムのバージョンの詳細は、Microsoft社のWebサイトまたはドキュメント(あるいはその両方)を参照してください。
Microsoft IISプラグインの前提条件
プラグインをデプロイする前に、次の前提条件を満たす必要があります。
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Microsoft Internet Information Services 6.xまたは7.xがインストールされていること。
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Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース1以上の次のコンポーネントがインストールされていること。
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Oracle管理リポジトリのあるOracle管理サービス
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Windows用Oracle管理エージェント
エージェントは、Internet Information Servicesと同じコンピュータ上にインストールする(ローカル・エージェント監視)か、Internet Information Servicesと異なるコンピュータ上にインストールする(リモート・エージェント監視)ことができます。
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Windows Management Instrumentationサービスが実行中であることを確認してください。
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リモート・エージェントモニタリングの場合、リモート・エージェントを適切に構成する必要があります。手順は、リモート・エージェントの構成を参照してください。
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Enterprise Managerのジョブ・システムに対するユーザー権限。手順の詳細は、Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windowsの「ジョブ・システムをOracle Enterprise Managerで機能させるための資格証明の設定」を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E11882_01/install.112/e47798/postcfg.htm#NTDBI2823
このガイドは、次の場所のOracle Databaseドキュメント・ライブラリのインストレーションおよびアップグレード・ガイドのセクションにあります。
http://www.oracle.com/pls/db112/homepage
注意:
ユーザーに適切な権限を割り当てないと、デプロイに失敗します。
Microsoft IISプラグインのダウンロード
プラグインをオンライン・モードまたはオフライン・モードでダウンロードできます。オンライン・モードとは、インターネット接続があり、My Oracle SupportからEnterprise Managerを通してプラグインを直接ダウンロードできる環境のことです。オフライン・モードとは、インターネット接続がない、またはMy Oracle Supportからプラグインを入手できない環境のことです。
いずれかのモードでのプラグインのダウンロードの詳細は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドのプラグインの管理の章を参照してください。
Microsoft IISプラグインのデプロイ
Enterprise Manager Cloud Controlコンソールを使用して、またはEM Command Line Interface (EMCLI)を使用して、Microsoft IISプラグインをOracle Management Service (OMS)インスタンスにデプロイできます。コンソールでは一度に1つのプラグインをデプロイできますが、コマンドライン・インタフェース・モードでは一度に複数のプラグインをデプロイでき、デプロイメント時間と、該当する場合は停止時間が短くなります。
プラグインのデプロイの手順については、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドのプラグインの管理の章を参照してください。
Microsoft IISプラグインのアップグレード
自己更新機能は、新規または更新機能が使用可能になるたびに、Enterprise Managerコンポーネントを更新してEnterprise Managerの機能を拡張できます。更新プラグインはEnterprise Managerストアから使用でき、この外部サイトは、ダウンロード可能な更新についての情報を得るためにEnterprise Manager Cloud Controlによって定期的にチェックされます。プラグインを更新するステップは、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドのCloud Controlの更新の章を参照してください。
Microsoft IISプラグインのアンデプロイ
プラグインをアンデプロイするステップは、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドのプラグインの管理の章を参照してください。