Remedy ARSのインストールおよびカスタマイズ
Remedy ARS 7.1をインストールおよびカスタマイズするには、次のステップを実行します。
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Remedy ARS 7.1をインストールします。次のコンポーネントがすべてインストールされ、適切にライセンスされていることを確認します。
ARS 7.1.00 Patch 011
Midtier 7.1.00 Patch 011
Flashboard Server 7.0.03
Assignment Engine 7.1
Asset Management 7.0.03*
CMDB 2.1.00 Patch 4
CMDB Extension Loader
Approval Server 7.1
Change Management Server 7.0.03 Patch 008*
Problem Management Server 7.0.03*
Incident Management Server 7.0.0*3
User Client
Administrator Client
これらのパッケージはすべてIT Service Management Packに付属しています。Oracleは、ITSM 7.0.03 Patch 008環境におけるRemedyのカスタマイズのサンプルを提供しています。バージョンが異なる場合、Remedyのバージョン間の違いに対応するためにカスタマイズを調整する必要があることがあります。
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RemedyがインストールされているホストにCloud Control EMCLI_Clientをインストールします。この場合、Cloud Controlサーバーとの通信が可能である必要があります。
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Enterprise Managerコンソールにログインします。
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「設定」を選択し、「プリファレンス」メニューから「コマンドライン・インタフェース」を選択します。
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「EM CLIキットをワークステーションにダウンロードします。」をクリックし、jarをRemedyサーバーにダウンロードします。
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ページに示されたステップに従って、EMCLIクライアントをRemedyサーバーにインストールします。
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変更リクエスト管理のコネクタ自己更新パッケージの最新バージョンを取得します。また、Cloud Controlバージョン12cのRemedy ARSカスタマイズのサンプルの最新バージョンも取得します。
これらの定義ファイルには、統合のために環境内で行う必要のあるカスタマイズのガイドラインが示されています。これらのカスタマイズ・ファイルでは、Remedy ARSのフレッシュ・インストールが前提となっています。Remedyの本番インスタンスと統合する際は、これらのカスタマイズがRemedyインスタンスに以前に行われたカスタマイズと互換しているか慎重に確認する必要があります。
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ActiveLinks _Customization.def
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Forms_Customization.def
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Menus_Customization.def
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Webservices_Customization.def
これらの定義ファイルを取得するには、Enterprise Manager自己更新ユーザー・インタフェースで、コネクタをエクスポートします。定義ファイルは、このコネクタ・パッケージの内部にあります。
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次のステップを実行して、実行中のRemedy環境に4つの定義ファイル(.DEF)をインストールします。
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Remedy Administratorツールにログインします。
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左側の階層から「Remedy」インスタンスを選択します。
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「Tools」メニューから「Import Definitions」を選択し、「From Definition File...」を選択します。
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前述のリストから、インポートする定義ファイルを選択します。
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「Replace Objects on the Destination Server」というラベルのボックスを選択します。
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ドロップダウン・オプション「Replace With New Type」を選択します。
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「インポート」をクリックします
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このプロセス中にエラーは発生しないはずです。インポートが終わると、インポートの完了を示すメッセージが表示されます。
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完了したら、残りのカスタマイズ・ファイルについても同じ手順を実行します。
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Webサービスをカスタマイズします。
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Remedy Administratorツールにログインします。
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「Webservices」を選択し、Webサービス「EMCCC_GetCR」を選択します。右クリックし、「Open」を選択します。
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「WSDL」タブを選択します。
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一番上の入力で、「WSDL Handler URL」内のmidtier_serverおよびservernameの値を変更します。
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中間層がlocalhost上にある場合、http://の直後にlocalhostを入力できます。
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中間層でポート80が使用されている場合、ポートを省略できます。それ以外の場合は、サーバー名の後にポートを指定します。
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servernameのpublic/の後に、Remedyサーバーの名前を入力します。
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「表示」をクリックします。
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WebサービスにはWebサービスWSDLファイルを表すXMLが表示されます。
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エラーが表示される場合は、midtier_serverの名前、ポートまたはservernameを確認してください。また、servernameのドメイン部分を追加または削除してみてください。Remedyの「System」 > 「General」 > 「Serverinfo」 >「Connection Settings」で設定したmidtierパスワードが正しくない可能性がある場合、別の問題が発生することがあります。WSDL XMLが返されていない場合は、必ずこのことも確認してください。
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「View」をクリックした後にXMLコンテンツが表示されたら、このウィンドウを閉じて変更を保存します。
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WebサービスEMCCC_PublishCSDataおよびEMCCC_UpdateChangeRequestに関して、前述のステップすべてを繰り返します。
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アクティブ・リンクをカスタマイズします。
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Remedy Administratorツールにログインします。
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アクティブ・リンクを選択してから、アクティブ・リンク「EMCCCC_ApprovedCR」を選択します。右クリックし、「Open」を選択します。
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「If Action」タブをクリックします。
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アクション・リストの最後にある現行アクション「Run Process」をクリックします。
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「Command Line」フィールドで、パスをemcli.batに変更して、emcliをインストールしたローカル・ホスト上のパスに一致させます。
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自動監視リコンシリエーションに使用されるリクエストを作成するためのユーザーをRemedy内に作成します。
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管理ユーザーとしてBMC Remedy User Clientにログインします。
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User Clientのホームページで「Application Administration Console」をクリックします。
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このウィザードのステップ1から4までを行う際は、そのたびに「Create」をクリックします。
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人を追加する場合、「Support Groups」タブでサポート・グループを追加します。
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「Support Groups」タブで、「Support Group Functional Roles」サブ・タブを選択します。
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機能的役割が「Infrastructure Change Management」のサポート・グループを追加します。これを行わない場合、「Infrastructure Change Manager」フィールドにサポート・グループの値がないために、変更リクエストを作成できなくなります。
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AR System Administratorコンソールに移動します。
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左のサイド・バーで「Application」、「Users/Groups/Roles」、「Select Users」の順に選択します。
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これにより、ユーザー検索ページがロードされます。右上の「Search」をクリックします。
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前述の手順で新規に作成したユーザーをダブルクリックして、ユーザー・フォームを表示します。
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「Group List」フィールドの隣の下矢印をクリックし、「Infrastructure Change Master」を選択します。
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前のステップを繰り返し、次のグループもこのユーザーに追加します。
Infrastructure Change Submit
Infrastructure Change User
Infrastructure Change Viewer
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ウィンドウの右上隅にある「Save」ボタンをクリックして、このユーザーに対する変更を保存します。
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