15 データベース高可用性REST API
この章では、Enterprise Managerでサポートされているデータベース高可用性向けのREST APIの詳細について説明します。Data Guardを有効にすると、リソース集中型のバックアップおよびレポート生成操作をスタンバイ・システムにオフロードすることで、本番データベースのパフォーマンスを改善できます。
Data Guard
Data GuardスイッチオーバーREST API
表15-1 Data Guardスイッチオーバー
機能 | 説明 |
---|---|
URL |
|
リクエスト・ヘッダー |
Authorization: basic Content-Type: application/json |
本文 |
{ "primaryTargetName" : "<primary target name>", "primaryTargetType" : "oracle_database|rac_database", "standbyTargetName" : "<standby target name>", "standbyTargetType" : "oracle_database|rac_database", ["primaryDbCredsName" : "<primary database credential name>",] ["primaryHostCredsName" : "<primary database host credential name>",] ["standbyDbCredsName" : "<standby database credential name>",] ["standbyHostCredsName" : "<standby database host credential name>",] ["swapJobs" : "false|true",] ["swapThresholds" : "false|true",] ["tdeWalletCredsName" : "<transparent data encryption wallet credentials of the primary database>"] ["tdeWalletPassword" : "<transparent data encryption wallet password of the primary database>"] } |
リクエスト・メソッド |
POST |
サンプル本文 |
{ "primaryTargetName" : "dbname", "primaryTargetType" : "oracle_database", "standbyTargetName" : "sdbname", "standbyTargetType" : "oracle_database", "primaryDbCredsName" : "SYS", "primaryHostCredsName" : "AIMEDB_N", "standbyDbCredsName" : "SYS", "standbyHostCredsName" : "AIMEDB_N", "swapJobs" : "true", "swapThresholds" : "true", "tdeWalletCredsName" : "WC1" } |
サンプル・レスポンス |
{ "status": "Succeeded", "submissionName": "dbname_DataguardSwitchover_091418163542", "executionGUID": "75D3A124B36D1A4DE0536A8A7B0A80E0", "databaseName": "dbname", "message": "Deployment procedure for switchover to dbname:oracle_database successfully submitted." } |
サポート開始リリース |
EM DB 13.3.2.0.0 |
ノート:
大カッコ内に示されたパラメータはオプションです。表15-2 Data Guardスイッチオーバーのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
primaryTargetName |
プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。 |
primaryTargetType |
プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。指定可能な値は、単一インスタンス・データベース(oracle_database)またはクラスタ・データベース(rac_database)のどちらかです。 |
standbyTargetName |
スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。 |
standbyTargetType |
スタンバイ・データベースのターゲット・タイプ。指定可能な値は、単一インスタンス・データベース(oracle_database)またはクラスタ・データベース(rac_database)のどちらかです。 |
primaryDbCredsName |
SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。 |
primaryHostCredsName |
プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。 |
standbyDbCredsName |
SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのスタンバイ・データベースの名前付き資格証明。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。 |
standbyHostCredsName |
スタンバイ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。 |
swapJobs |
スイッチオーバーの完了後に、プライマリ・データベースまたはスタンバイ・データベースの転送可能タイプのスケジュール済ジョブ(バックアップ、RMANスクリプトおよびSQLスクリプト)を別のデータベースに移動するかどうかを指定します。転送可能なジョブは、グローバル名または優先資格証明を使用するジョブのみです。デフォルト値: 無効。 |
swapThresholds |
スイッチオーバーの完了後、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの間でモニタリング設定がスワップされるように指定します。 デフォルト値: 無効 |
tdeWalletCredsName |
プライマリ・データベースの透過的データ暗号化ウォレット資格証明。次に示すようにcreate_named_credential動詞を使用して、これらの資格証明を作成します。 emcli create_named_credential -cred_name=WC1 -cred_type=GenericPassword -auth_target_type='<system>' -attributes="GENERIC_PASSWORD:<Primary Database TDE Wallet Password>" |
tdeWalletPassword |
プライマリ・データベースの透過的データ暗号化ウォレット・パスワード。 |
スタンバイ・データベースの変換REST API
表15-3 スタンバイ・データベースの変換
機能 | 説明 |
---|---|
URL |
|
リクエスト・ヘッダー |
Authorization: basic Content-Type: application/json |
本文 |
{ "dbTargetName" : "<standby target name>", "dbTargetType" : "oracle_database|rac_database", ["dbHostCredName" : "<standby database host credential name>",] ["dbCredName" : "<standby database credential name>",] ["convertToDbRole" : "PHYSICAL STANDBY|SNAPSHOT STANDBY" ] } |
サンプル本文 |
{ "dbTargetName": "s11gfss", "dbTargetType":"oracle_database", "dbHostCredName": "GIMAN_N", "dbCredName": "SYSDBA_CREDS", "convertToDbRole": "snapshot" } |
サンプル・レスポンス |
{ "status":"Succeeded", "submissionName":"dbname_DGConvertStandby_092318020955", "executionGUID":"76815E6ABC9465F5E053C365F20A61AF", "databaseName":"dbname", "message":"Deployment procedure to convert the standby database successfully submitted." } |
リクエスト・メソッド |
POST |
サポート開始リリース |
EM DB 13.3.2.0.0 |
表15-4 スタンバイ・データベースの変換のパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
dbTargetName |
スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。 |
dbTargetType |
スタンバイ・データベースのターゲット・タイプ。指定可能な値は、単一インスタンス・データベース(oracle_database)またはクラスタ・データベース(rac_database)のどちらかです。 |
dbHostCredName |
スタンバイ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。 |
dbCredName |
SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのスタンバイ・データベースの名前付き資格証明。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。 |
convertToDbRole |
指定のロールに変換されるスタンバイ・データベース・ロール。指定可能な値は、フィジカル・スタンバイおよびスナップショット・スタンバイです。 |
バックアップおよびリカバリ
バックアップの構成REST API
表15-5 バックアップを送信するためのデータベースの構成
機能 | 説明 |
---|---|
URL |
|
リクエスト・ヘッダー |
Authorization: basic Content-Type: application/json |
Body1 |
データベースがリカバリ・アプライアンスで保護されるようにするために、リカバリ・アプライアンスにバックアップを送信できるように構成します。 { "dbTargetName":"<database target name>", "dbTargetType":"oracle_database|rac_database", "configureRABackup":"true" "raTargetName":"<Recovery Appliance target name>" "raUser":"<Recovery Appliance database user name>" ["dbCredName":"<database named credential>"], ["dbHostCredName":"<database host named credential>"], ["enableRedoShip":"true"] ["forceBackupModuleInstall":"true"] } |
サンプル本文 |
{ "configureRABackup":"true", "dbTargetType":"oracle_database", "dbTargetName":"zd2", "raTargetName":"ra", "raUser":"orsadmin", "dbCredName": "RMAN", "dbHostCredName":"AIMEDB_N" } |
サンプル・レスポンス |
{ "status":"Succeeded", "submissionName":"BACKUP_CONFIG_011419155235", "executionGUID":"7F69505339B4413FE053EB987B0A226E", "databaseName":"zd2", "message":"Deployment procedure to configure high availability settings to database successfully submitted." } |
Body2 |
Oracle Database Backup Cloud Serviceにバックアップを送信するように、データベースを構成します。 { "dbTargetName":"<database target name>", "dbTargetType":"oracle_database|rac_database", "configureCloudBackup":"true", ["dbCredName":"<database named credential>"], ["dbHostCredName":"<database host named credential>"], ["forceBackupModuleInstall":"true"] ["cloudAccount":"<Hybrid Cloud Console cloud service account name>"] } |
サンプル本文 |
{ "configureCloudBackup":"true", "dbTargetType":"oracle_database", "dbTargetName":"dgprim", "dbHostCredName":"GIMAN_N", "dbCredName": "SYS", "cloudAccount":"endpoint:https://storage.example.com/v1/Storage-emdev2;identityDomain:emdev2;username:xxxx;password:xxxx;container:db19_cntr" } |
サンプル・レスポンス |
{ "status":"Succeeded", "submissionName":"OPC_BACKUP_CONFIG_010919120757", "executionGUID":"7F000E71E0DE624BE053EB987B0ADF02", "databaseName":"dgprim", "message":"Deployment procedure to configure high availability settings to database successfully submitted." } |
Body3 |
指定したデータベースのOracleホームにRMANバックアップ・モジュールをインストールするか、データベースのホストにリカバリ・アプライアンス・ファイル・システム・バックアップ・エージェントをインストールします。 { "dbTargetName":"<database target name>", "dbTargetType":"oracle_database|rac_database", "installSoftware":"true", "moduleType":"ra|cloud", "installBackupModule":"true", ["dbHostCredName":"<database host named credential>"], ["forceBackupModuleInstall":"true"] } |
サンプル本文 |
{ "installSoftware":"true", "dbTargetType":"oracle_database", "dbTargetName":"dgprim", "moduleType":"cloud", "installBackupModule":"true", "dbHostCredName":"GIMAN_N" } |
サンプル・レスポンス |
{ "status":"Succeeded", "submissionName":"INSTALL_BKP_MODULE_011019111214", "executionGUID":"7F1502D6C5CB5E53E053EB987B0AA38E", "databaseName":"dgprim", "message":"Deployment procedure to configure high availability settings to database successfully submitted." } |
リクエスト・メソッド |
POST |
サポート開始リリース |
EM DB 13.3.2.0.0 |
表15-6 バックアップ・パラメータの構成
パラメータ | 説明 |
---|---|
Body1 | |
dbTargetName |
リカバリ・アプライアンスにバックアップを送信するように構成されるデータベースの単一インスタンスまたはクラスタ・データベース・ターゲット名。 |
dbTargetType |
"dbTargetName"で指定されたターゲットのタイプ。単一インスタンス・データベース(oracle_database)またはクラスタ・データベース(rac_database)のどちらかになります。 |
configureRABackup |
データベースがリカバリ・アプライアンスで保護されるようにするために、リカバリ・アプライアンスにバックアップを送信できるように構成します。configureRABackup、configureCloudBackupまたはinstallSoftwareのいずれか1つのオプションを指定する必要があります。指定可能な値は"true"です。 |
dbCredName |
指定したターゲット・データベースへの接続に使用できる、既存のEnterprise Managerデータベースの名前付き資格証明の名前。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。 |
dbHostCredName |
指定したターゲット・データベース・ホストでオペレーティング・システムのコマンドを実行するために使用できる、既存のEnterprise Managerデータベース・ホストの名前付き資格証明の名前。資格証明は、Oracleホームに対する書込み権限を持つユーザーのものであることが必要です。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。 |
raTargetName |
指定したデータベースのバックアップの送信先として構成されるリカバリ・アプライアンスのターゲット名。 |
raUser |
指定したデータベースが、リカバリ・アプライアンスへのバックアップとREDOの送信に使用するリカバリ・アプライアンス・データベース・ユーザーの名前。これには、リカバリ・アプライアンスの管理者ユーザーではなく、仮想プライベート・カタログ・ユーザーを指定する必要があります。 |
enableRedoShip |
指定したターゲット・データベースからのリカバリ・アプライアンスへのリアルタイムREDOトランスポートを有効にします。 デフォルト値: True |
forceBackupModuleInstall |
Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリに格納されているリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールのバージョンを、指定のターゲット・データベースのOracleホームに強制的に(Oracleホームにインストールされた既存のバックアップ・モジュールが存在していても)インストールします。このオプションにより既存のバックアップ・モジュールが上書きされます。そのため、このオプションは、ソフトウェア・ライブラリにあるバックアップ・モジュールのバージョンが指定したターゲット・データベースにインストールされているバージョン以降であるとわかっている場合にのみ指定してください。このオプションを指定しないと、バックアップ・モジュールはOracleホームに既存のバックアップ・モジュールが存在していない場合にのみインストールされます。 デフォルト値: True |
Body2 | |
dbTargetName |
バックアップを送信するように構成されるデータベースの単一インスタンスまたはクラスタ・データベース・ターゲット名 |
dbTargetType |
"dbTargetName"で指定されたターゲットのタイプ。単一インスタンス・データベース(oracle_database)またはクラスタ・データベース(rac_database)のどちらかになります。 |
configureCloudBackup |
Oracle Database Backup Cloud Serviceにバックアップを送信するように、データベースを構成します。configureRABackup、configureCloudBackupまたはinstallSoftwareのいずれか1つのオプションを指定する必要があります。指定可能な値は"true"です。 |
dbCredName |
指定したターゲット・データベースへの接続に使用できる、既存のEnterprise Managerデータベースの名前付き資格証明の名前。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。 |
dbHostCredName |
指定したターゲット・データベース・ホストでオペレーティング・システムのコマンドを実行するために使用できる、既存のEnterprise Managerデータベース・ホストの名前付き資格証明の名前。資格証明は、Oracleホームに対する書込み権限を持つユーザーのものであることが必要です。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。 |
forceBackupModuleInstall |
Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリに格納されているOracle Database Cloudバックアップ・モジュールのバージョンを、指定のターゲット・データベースのOracleホームに強制的に(Oracleホームにインストールされた既存のバックアップ・モジュールが存在していても)インストールします。このオプションにより既存のバックアップ・モジュールが上書きされます。そのため、このオプションは、ソフトウェア・ライブラリにあるバックアップ・モジュールのバージョンが指定したターゲット・データベースにインストールされているバージョン以降であるとわかっている場合にのみ指定してください。このオプションを指定しないと、バックアップ・モジュールはOracleホームに既存のバックアップ・モジュールが存在していない場合にのみインストールされます。 |
cloudAccount |
Enterprise ManagerのHybrid Cloud設定コンソールで構成したクラウド・アカウントの名前。Backup Serviceに接続するために必要なすべての情報(サービス名、アイデンティティ・ドメイン、ユーザー名、パスワード、コンテナ(オプション)など)は、このアカウントとそれに関連するBackup Service設定から取得されます。この引数が指定されない場合、Database BackupのCloud Service設定ページで構成したグローバル・クラウド・アカウント設定が使用されます。(この引数を適用できるのは、Hybrid Cloud設定コンソールを使用して、アカウントとBackup Service設定を構成した場合のみです)。このフィールドは、"configureCloudBackup"オプションで指定する必要があります。 例: "cloudAccount":"endpoint:https://storage.oracle.com/ Storageemdev2;identityDomain:xxx;username:xxxx;password:xxxx;contai ner:xxxx" |
Body3 | |
dbTargetName |
前述の-configureRABackupの使用方法と同じです。 |
dbTargetType |
前述の-configureRABackupの使用方法と同じです。 |
installSoftware |
1つ以上のデータベースのOracleホームにRMANバックアップ・モジュールをインストールするか、1つのデータベースのホストにリカバリ・アプライアンス・ファイル・システム・バックアップ・エージェントをインストールします。configureRABackup、configureCloudBackupまたはinstallSoftwareのいずれか1つのオプションを指定します。指定可能な値は"true"です。 |
dbHostCredName |
前述の-configureRABackupの使用方法と同じです。 |
installBackupModule |
Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリに格納されているバックアップ・モジュール(moduleTypeオプションで指定したタイプのモジュール)のバージョンを、指定したターゲット・データベースのOracleホームにインストールします。デフォルトでは、force_backup_module_installフラグを指定していないと、モジュールはデータベースのOracleホームに既存のモジュールが存在しない場合のみインストールされます。 |
moduleType |
インストールされるRMANバックアップ・モジュールのタイプ。指定可能な値:
|
forceBackupModuleInstall |
installBackupModuleオプションと組み合せて使用します。前述の-configureRABackupの使用方法と同じです。 |
バックアップREST API
この項では、バックアップREST APIの詳細について説明します。
表15-7 バックアップ
機能 | 説明 |
---|---|
URL |
|
リクエスト・ヘッダー |
Authorization: basic Content-Type: application/json |
本文 |
データベースがリカバリ・アプライアンスで保護されるようにするために、リカバリ・アプライアンスにバックアップを送信できるように構成します。 { "dbTargetName":"<database target name>", "dbTargetType":"oracle_database|rac_database|oracle_cloud_dbcs", ["dbCredName":"<database named credential>"], ["dbHostCredName":"<database host named credential>"], ["scope":"wholeDB|tablespace|datafile|archivedLog|,recoveryFilesOnDisk|cdbRoot|pluggableDbs"], ["scopeValue":"<comma-separated list of values>"], ["backupType":"full|incr0|incr1" ["incrType:"diff|cumulative"]], ["destinationMedia":"disk|tape|ra|cloud"], ["skipBackupArchivedLogs":"true|false"], ["deleteArchivedLogsAfterBackup":"true|false"], ["deleteObsolateBackups":"true|false"], ["maxFilesPerSet":"<numeric value>"], ["maxCorruptions":"<numeric value>"], ["sectionSize":"<numeric value>"], [["backupEncryptionMode":"wallet|password|both"], ["rmanEncryptionCredName":"<RMAN encryption named credential>"], ["encryptionAlogrithm":"AES128|AES192|AES256"]], ["cloudAccount":"<cloud storage container url with endpoint, identityDomain, username,passoword and container name>"] } |
リクエスト・メソッド |
POST |
サポート開始リリース |
EM DB 13.3.2.0.0 |
サンプル本文 |
{ "dbTargetType":"oracle_database", "dbTargetName":"dgprim", "dbHostCredName":"GIMAN_N", "dbCredName": "SYS", "scope":"wholeDB", "backupType":"full", "backupEncryptionMode":"password", "encryptionAlogrithm":"AES128", "rmanEncryptionCredName":"WC1", "cloudAccount":"endpoint:https://storage.example.com/v1/Storage-emdev2;identityDomain:emdev2;username:xxxx;password:xxx;container:db19_cntr", "destinationMedia":"cloud", "maxFilesPerSet":2 } |
サンプル・レスポンス |
{ "status":"Succeeded", "submissionName":"Backup_DB_from_OMC_010919152109", "executionGUID":"7F044AF2D1F60905E053EB987B0A569B", "databaseName":"dgprim", "message":"Backup to Oracle Cloud deployment procedure successfully submitted." } |
表15-8 バックアップのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
Body1 | |
dbTargetName |
バックアップされるデータベースの単一インスタンス、クラスタ・データベースまたはデータベース・クラウド・サービスのターゲット名。 |
dbTargetType |
"dbTargetName"で指定したターゲットのタイプ。単一インスタンス・データベース(oracle_database)、クラスタ・データベース(rac_database)またはデータベース・クラウド・サービス(oracle_cloud_dbcs)のいずれかです。 |
dbCredName |
指定したターゲット・データベースの接続に使用できる、既存のEnterprise Managerデータベースの名前付き資格証明の名前。"dbHostCredName"引数で指定したオペレーティング・システム・ユーザーがオペレーティング・システムDBAグループのメンバーである場合は、データベース資格証明で通常ロール・ユーザーを指定できます。それ以外の場合は、データベース資格証明でSYSDBAロール・ユーザーを指定する必要があります。この引数を指定しないと、優先資格証明が使用されます。 |
dbHostCredName |
指定したターゲット・データベース・ホストでRMANコマンドを実行するために使用できる、既存のEnterprise Managerデータベース・ホストの名前付き資格証明の名前。この引数を指定しないと、優先資格証明が使用されます。 |
scope |
バックアップの範囲。この引数が指定されていない場合、デフォルト値はwholeDBです。指定可能な値は次のとおりです。
|
scopeValue |
バックアップする値のカンマ区切りリスト。-scope値がtablespace|datafile|pluggableDbsの場合は必須です。 |
backupType |
バックアップのタイプ。この引数が指定されていない場合、デフォルト値はfullです。指定可能な値:
|
incrType |
増分バックアップのタイプ。-"backupType":"incr"と組み合せて使用します。この引数が指定されていない場合、デフォルト値はdiffです。指定可能な値:
|
destinationMedia |
このバックアップの宛先メディア。この引数が指定されていない場合、デフォルト値はdiskです。指定可能な値:
|
backupEncryptionMode |
Oracle Encryption Walletまたはユーザー指定のパスワード(あるいは両方)を使用してバックアップを暗号化するために指定します。指定可能な値:
このオプションは、-scope="wholeDB| tablespace|datafile|archivedLog|recoveryFilesOnDisk|cdbRoot| pluggableDbs"の場合に指定できます。 |
rmanEncryptionCredName |
暗号化パスワードを含む既存のEnterprise Manager汎用名前付き資格証明の名前。"backupEncryptionMode":"password"が指定されている場合は必須です。 |
encryptionAlogrithm |
バックアップの暗号化時に使用する暗号化アルゴリズムの名前。"backupEncryptionMode"と組み合せて使用します。設定可能な値は、AES128、AES192およびAES256です。この引数が指定されていない場合、デフォルト値はAES256です。 |
skipBackupArchivedLogs |
バックアップされていないディスク上のすべてのアーカイブ・ログがバックアップされません。この引数を指定しない場合のデフォルトの動作では、バックアップされていないすべてのアーカイブ・ログがバックアップされます。指定可能な値はtrue|falseです。このオプションは、-scope="wholeDb|tablespace|datafile| cdbRoot|pluggableDbs"の場合に指定できます。 |
delete_Archived_Logs_After_Backup |
正常にバックアップされた後で、すべてのアーカイブ・ログをディスクから削除します。「-skip_Backup_Archived_Logs」が指定されている場合は無視されます。使用可能な値は、trueおよびfalseです。 このオプションは、-scope="wholeDB| tablespace|datafile|cdbRoot|pluggableDbs"の場合に指定できます。 |
deleteObsolateBackups |
保存ポリシーを満たすために必要でなくなったバックアップを削除します。指定可能な値はtrue|falseです。このオプションは、-scope="wholeDB|tablespace| datafile|cdbRoot|pluggableDbs"の場合に指定できます。 |
maxFilesPerSet |
1バックアップ・セット当たりの最大ファイル数。このオプションは、-scope="wholeDB| tablespace|datafile|archivedLog|cdbRoot|pluggableDbs"の場合に指定できます。 |
maxCorruptions |
データ・ファイルで許容される物理的な破損の最大数。このオプションは、-scope="datafile"の場合に指定できます。 |
sectionSize |
データ・ファイルのバックアップ時に生成される各バックアップ・セクションのサイズ(MB)。各バックアップ・ピースに1つのファイル・セクションが含まれるマルチセクション・バックアップになります。このオプションは、RMAN構成で「バックアップ・ピースの最大サイズ」が設定されている場合は使用できません。このオプションは、- scope="wholeDB|tablespace|datafile|archivedLog|cdbRoot| pluggableDbs"の場合に指定できます。 |
cloudAccount |
Enterprise ManagerのHybrid Cloud設定コンソールで構成したクラウド・アカウントの名前。Backup Serviceに接続するために必要なすべての情報(サービス名、アイデンティティ・ドメイン、ユーザー名、パスワード、コンテナ(オプション)など)は、このアカウントとそれに関連するBackup Service設定から取得されます。この引数が指定されない場合、Database BackupのCloud Service設定ページで構成したグローバル・クラウド・アカウント設定が使用されます。(この引数を適用できるのは、Hybrid Cloud設定コンソールを使用して、アカウントとBackup Service設定を構成した場合のみです)。 例: "cloudAccount":"endpoint:https://storage.oracle.com/ Storageemdev2;identityDomain:xxx;username:xxxx;password:xxxx;contai ner:xxxx" |