データ・ポンプ
データ・ポンプは、データベース間でデータおよびメタデータを移動するエクスポートおよびインポート方法を提供します。表データ、データベース・オブジェクト・メタデータおよび制御情報をファイル・ダンプにアンロードして、エクスポートを開始します。インポート部分では、ファイル・ダンプが宛先データベースにロードされます。主な利点には、オブジェクトおよびオブジェクト・タイプに基づくメタデータ・フィルタリング、インポート操作中のパーティション表の処理方法の指定、およびエクスポートおよびインポート可能な全種類のデータ型の指定があります。
データ・ポンプでは、移行するデータベースの一部をロードおよびアンロードするために、データベース移行ワークベンチで次のモードがサポートされています。
- 全データベース・モード: このモードでは、ソース・データベースの内容全体がファイル・ダンプに移動され、ターゲット・データベースにロードされます。
- スキーマ・モード: このモードでは、指定したスキーマが所有するオブジェクトのみがファイル・ダンプに移動され、後でロードされます。
データ・ポンプの詳細は、Oracle Databaseユーティリティ19cのOracle Data Pumpを参照してください。データベースのバージョンが19cでない場合は、データベース・バージョンのドキュメント内で対応するデータ・ポンプの項を探します。