6 Exadataメトリック

この章では、Oracle Exadata Database Machineの様々なメトリックのアクセス方法および次を含む主要なメトリックの例について説明します。

Exadataメトリックのアクセス

Oracle Exadata Database Machineと関連ターゲットについて利用可能なメトリックの完全なリストは、Exadataサポートに付属のプラグインに関する次のリファレンス・マニュアルを参照してください。

Exadataメトリックのアクセス

使用可能なExadataメトリックにアクセスするには:

  1. 「ターゲット」メニューから「Exadata」を選択します。
  2. 「Oracle Exadataデータベース・マシン」ページで、リストからExadata Database Machineを選択します。
  3. 「ターゲット・ナビゲーション」ツリーから、注目するターゲットを選択します。
  4. ターゲットのホームページから、ターゲット・タイプ名を選択し、「モニタリング」「すべてのメトリック」の順に選択します。

メトリックの例

次のメトリックに関する各項では、利用可能なメトリックとその表示方法の例を示します。

集計されたExadataフラッシュ・ディスクおよびハード・ディスク・メトリック

このメトリック・カテゴリには、Exadata Storage Serverのハード・ディスク全体またはフラッシュ・ディスク全体を対象として集計されたメトリックが含まれます。このメトリックを「すべてのメトリック」ページから選択して、次の図に示すように上位レベルのサマリーを生成します。


集計されたExadataフラッシュ・ディスクおよびハード・ディスク・メトリック

「すべてのメトリック」ページの「Exadataフラッシュディスクおよびハードディスク集計メトリック」を展開して、各種のメトリック詳細を表示します。たとえば、Exadata Storage Serverディスクから読み取られた平均バイト数を示す「平均セルディスク読取りスループット」や、セルセルディスクへの合計入出力負荷を示す「合計セルディスクIO負荷」などのメトリック詳細があります。

平均セルディスク読取りスループット:


平均セルディスク読取りスループット

合計セルディスクI/O負荷:


合計セルディスクI/O負荷

Exadata Storage Serverメトリック

このメトリック・カテゴリには、Exadata Storage Serverレベルで収集されたExadata Storage Serverごとのパフォーマンス・メトリック(CPU使用率やメモリー使用率など)が含まれます。このメトリックを「すべてのメトリック」ページから選択して、次の図に示すように上位レベルのサマリーを生成します。


Exadataセル・メトリック

「すべてのメトリック」ページの「Exadataセル・メトリック」を展開して、各種のメトリック詳細を表示します。たとえば、CPU使用率に関する情報を示す「CPU使用率」や、IORMが達成するように構成された最適化の目的(OLTP指向データベースの場合は「低レイテンシ」または「平均化」、データ・ウェアハウスの場合は「高スループット」など)を示す「ディスクI/Oの目標」などのメトリック詳細があります。

CPU使用率:


CPU使用率

ディスクI/Oの目標:


ディスクI/Oの目標

Exadataキー・パフォーマンス・インジケータのメトリック

Enterprise Manager 13cリリース4更新4 (13.4.0.4)以降のバージョンでは、Exadata Storage ServerとExadata Storage Serverグリッドに関するキー・パフォーマンス・インジケータのメトリックにアクセスして、主要パラメータのメトリックを確認できます。次に示す、Exadata Storage Serverグリッドについての画像を参照してください。


Exadata Storage ServerグリッドのKPIのメトリック

次に、Exadata Storage Serverの「ハード・ディスクの平均IO負荷」メトリックの例を示します。


Exadata Storage Serverの「ハード・ディスクの平均IO負荷」メトリック

次に、Exadata Storage Serverのフラッシュ・ディスクのIOヘルス例外メトリックの例を示します。


Exadata Storage Serverのフラッシュ・ディスクのIOヘルス例外メトリック