Enterprise Managerでのしきい値の定義

定期的な(予測できる)間隔で、ターゲットに異なるワークロードが発生するモニタリング状況があります。このような状況では、静的なアラートしきい値では正確な結果が得られません。たとえば、日中はオンライン・トランザクション処理(OLTP)を実行していて、夜間にバッチ処理を実行するデータベースの正確なアラートしきい値は異なります。同様に、平日と週末など、期間が異なれば、データベースのワークロードは変わります。これらの2つの状況で、しきい値が固定された静的な値であれば、間違ったアラート・レポートが生成される可能性があります。

高度なしきい値を使用すると、適応(自己調整)または時間ベース(静的)のアラートしきい値を定義し管理できます。

適応しきい値は、ターゲットの測定された動作(メトリック)からの統計計算に基づくしきい値です。

時間ベースのしきい値は、ユーザー定義のしきい値で、ターゲットの変化するワークロードに対処するために日/週の異なる時間で使用されます。

しきい値の詳細は、『Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』「高度なしきい値管理」を参照してください。