Enterprise Managerでのコンプライアンス管理の設定

コンプライアンス管理では、構成、セキュリティおよび記憶域に関する企業のベスト・プラクティスについて、ターゲットおよびシステムのコンプライアンスを評価できます。これは、コンプライアンス・フレームワーク、コンプライアンス標準およびコンプライアンス標準ルールを定義、カスタマイズおよび管理することで実現します。また、コンプライアンス管理によって、ターゲットおよびシステムがコンプライアンスに対応するよう構成を変更する方法に関する情報が提供されます。コンプライアンス管理は、設定に対する自動ポリシー違反アラートにより、すべての層におけるセキュリティとパフォーマンスの維持に役立ちます。たとえば、ログ・レベル、JVMバージョンおよびパッチ・レベルで自動ポリシー違反アラートが保証されます。セキュリティに関する法的なコンプライアンスが必要な場合は、必要に応じてWebLogicセキュリティ技術導入ガイドライン(STIG)ルールを設定できます。

コンプライアンスの詳細は、『Enterprise Managerライフサイクル・マネージメント管理者ガイド』を参照してください。また、新しい機能である、多数のターゲット間での一貫性(統一性)を保証する構成ドリフトの詳細は、『Oracle Enterprise Managerライフサイクル・マネージメント管理者ガイド』構成の管理に関する情報も参照してください。