3 ORAchkプラグインの使用
内容は次のとおりです。
コンプライアンス結果の詳細へのアクセス
コンプライアンス結果では、特定の標準に100%準拠しているターゲットやコンプライアンスに問題のあるターゲットを含め、すべてのターゲットのリストが表示されます。ORAchk結果はこのリストに含まれ、コンプライアンスに準拠していない可能性のあるエンジニアド・システム・ターゲットが表示されます。
ORAchk/Exachkのコンプライアンス結果には、次のようにしてアクセスできます。
コンプライアンス・ダッシュボードからのORAchk/Exachkコンプライアンス・フレームワーク詳細へのアクセス
コンプライアンス・ダッシュボードからコンプライアンス・フレームワークの詳細へアクセスするには:
オプション・ターゲットのコンプライアンス・コンテンツ
ORAchkヘルス・チェック・プラグインでは、サポートされているすべてのターゲット・タイプのコンプライアンス・コンテンツが登録されます。ユーザーが、サポートされているターゲット・タイプのいくつかを受け持つオプションのプラグインをデプロイしていない場合は、そのタイプのコンプライアンス・コンテンツは登録されません。
たとえば、TimesTen Database for Exalytics System、Oracle ZFS Storage Appliance target for Exalogic Systemなどのターゲット・タイプで、そのプラグインを後でデプロイする場合は、後でコンプライアンス・コンテンツを自己更新からダウンロードして適用できます。
注意:
同じORAchkバージョンのコンプライアンス・コンテンツが、ソフトウェア・ライブラリで使用できるようにデプロイされている必要があります。
サポートされているすべてのシステム・タイプのコンプライアンス標準
次の各項では、サポートされているすべてのシステム・タイプのコンプライアンス標準をリストします。
Oracle Exadata Database Machineのコンプライアンス標準
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Oracle Exadata Database Machineに関するExachkクラスタのベスト・プラクティス
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Oracle Exadata Database Machineに関するExachk Oracle高可用性サービスのベスト・プラクティス
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Oracle Exadata Database Machineに関するExachkホストのベスト・プラクティス
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Oracle Exadata Database Machineに関するExachkデータベース・インスタンスのベスト・プラクティス
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Oracle Exadata Database Machineに関するExachk Oracle Exadata Storage Serverのベスト・プラクティス
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Oracle Exadata Database Machineに関するExachk Oracleインフィニバンド・スイッチのベスト・プラクティス
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Oracle Exadata Database Machineに関するExachkシステム・インフラストラクチャ・スイッチのベスト・プラクティス
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Oracle Exadata Database Machineに関するExachkクラスタASMのベスト・プラクティス
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Oracle Exadata Database Machineに関するExachk自動ストレージ管理のベスト・プラクティス
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Oracle Exadata Database Machineに関するExachkクラスタ・データベースのベスト・プラクティス
Exalogic Elastic Cloudのコンプライアンス標準
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Exalogic Elastic Cloudに関するExachkのベスト・プラクティス
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Exalogic Elastic Cloudに関するExachkホストのベスト・プラクティス
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Exalogic Elastic Cloudに関するExachk Oracleインフィニバンド・スイッチのベスト・プラクティス
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Exalogic Elastic Cloudに関するExachkシステム・インフラストラクチャ・スイッチのベスト・プラクティス
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Exalogic Elastic Cloudに関するExachk Oracle ZFS Storage Serverのベスト・プラクティス
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Exalogic Elastic Cloudに関するExachk Oracle VMゲストのベスト・プラクティス
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Exalogic Elastic Cloudに関するExachk Oracle VMサーバーのベスト・プラクティス
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Exalogic Elastic Cloudに関するExachk Sun ZFS Storage 7000のベスト・プラクティス
Exalyticsシステムのコンプライアンス標準
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Exalyticsシステムに関するExachkのベスト・プラクティス
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Exalyticsシステムに関するExachkホストのベスト・プラクティス
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Exalyticsシステムに関するExachk Oracle BIインスタンスのベスト・プラクティス
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Exalyticsシステムに関するExachk TimesTen In Memory Database 11gのベスト・プラクティス
クラスタのコンプライアンス標準
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クラスタに関するORAchkのベスト・プラクティス
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クラスタに関するORAchk Oracle高可用性サービスのベスト・プラクティス
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クラスタに関するORAchkホストのベスト・プラクティス
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クラスタに関するORAchkデータベース・インスタンスのベスト・プラクティス
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クラスタに関するORAchk自動ストレージ管理のベスト・プラクティス
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クラスタに関するORAchkクラスタ・データベースのベスト・プラクティス
リカバリ・アプライアンスのコンプライアンス標準
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リカバリ・アプライアンスに関するExachkクラスタのベスト・プラクティス
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リカバリ・アプライアンスに関するExachk Oracle高可用性サービスのベスト・プラクティス
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リカバリ・アプライアンスに関するExachkホストのベスト・プラクティス
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リカバリ・アプライアンスに関するExachkデータベース・インスタンスのベスト・プラクティス
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リカバリ・アプライアンスに関するExachk Oracle Exadata Storage Serverのベスト・プラクティス
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リカバリ・アプライアンスに関するExachk Oracleインフィニバンド・スイッチのベスト・プラクティス
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リカバリ・アプライアンスに関するExachkシステム・インフラストラクチャ・スイッチのベスト・プラクティス
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リカバリ・アプライアンスに関するExachk自動ストレージ管理のベスト・プラクティス
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リカバリ・アプライアンスに関するExachkクラスタ・データベースのベスト・プラクティス
自己更新
コンプライアンス標準の定期的な更新は、ORAchk/ExachkのリリースごとにEnterprise Manager Cloud Controlの自己更新機能を介して提供されます。ORAchk/Exachkのリリースごとに、次の自己更新ダウンロードを使用できます。
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ORAchk/Exachk汎用コンプライアンス・コンテンツ
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Exachk Exalogicコンプライアンス・コンテンツ
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Exachk Exalogic仮想化コンプライアンス・コンテンツ
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Exachk Exalogic Sun ZFSコンプライアンス・コンテンツ
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Exachk Exalyticsコンプライアンス・コンテンツ
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Exachk Exalytics TimesTenコンプライアンス・コンテンツ
すべての更新プログラムは、複数のダウンロードに編成されており、Enterprise Managerインスタンスに対する適用性に応じてその中からユーザーが選択できるようになっています。たとえば、Exalyticsターゲットを持っていないユーザーもあり、すべてのユーザーがExalyticsの更新プログラムを必要とするわけではありません。
ORAchkプラグインのトラブルシューティング
この項では、ORAchkプラグインで発生する、次のような一般的な問題について説明します。
特別な用途のコンプライアンス・ルール
ORAchkプラグインで使用可能な次の2つのコンプライアンス・ルールは、システムで発生する可能性のある問題の一部をユーザーが自分で解決するのに役立ちます。
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「ORAchkは構成されていますか」または「Exachkは構成されていますか」
このルールは、ユーザーがORAchk/Exachk用のコンプライアンス標準を直接ターゲットと関連付けているかを識別するのに役立ちます。ORAchk/Exachk標準は、「ORAchkのプロビジョニング」で説明されているデプロイメント・ステップを使用してのみ、関連付けることができます。
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「Exachk収集は失効していますか」または「ORAchk収集は失効していますか」
このルールは、ORAchk/Exachkの結果が期待される日付(構成の頻度に基づく)よりも古い場合に違反となります。このコンプライアンス・ルールに違反するたびにインシデントが作成されます。
ORAchk/Exachkプロシージャ・アクティビティのプロビジョニングの失敗
問題: デプロイメント・プロシージャ・アクティビティは、ターゲット・システム内の環境の問題、またはユーザーの指定した不適切な情報のために失敗することがあります。
解決策: 状況に応じて、適切な是正アクションをとることができます。最初のアクションとして、失敗したステップからアクティビティを再試行するか、またはOrachkサービスの停止を使用して最初からプロビジョニング・ステップを開始することで、失敗した設定のリカバリを試みます。
後者を容易にするため、システムでは、そのインスタンスの状態に関係なくOrachkを停止することをユーザーに許しています。プロビジョニング・アクティビティ中の失敗したポイントに応じて、ステップが自動的にスキップされます。
さらに、複数の停止アクティビティを連続して送信できます。たとえば、ユーザーが「Orachkの停止」アクティビティに間違ったパスワードを指定し、3番目のステップでエラーが発生した場合、正しいパスワードを指定して別のアクティビティを送信できます。