データ・セットとしてのスプレッドシートの追加

スプレッドシートを追加して、データ・セットとして使用できます。コンピュータ、Google DriveおよびDropboxなど、様々な場所からスプレッドシートを参照およびアップロードできます。

スプレッドシートまたは他のデータ・ファイルの追加について

Microsoft Excelスプレッドシート(XLSXおよびXLS)、CSVファイルおよびTXTファイルに格納されたデータからデータ・セットを作成できます。アップロードできる最大ファイル・サイズは250MBで、1つのファイルのデータ列制限は250列です。

Excelスプレッドシートは、データ指向方式を使用してピボット・データなしで構築する必要があります。これらのルールはExcel表に適用されます。

  • 表はExcelファイルの行1の列1から始める必要があります。
  • 表には、ギャップまたはインライン見出しのない通常のレイアウトを設定する必要があります。インライン見出しの例としては、印刷レポートのすべてのページに繰り返し表示される見出しがあります。
  • 行1には、表の列名が含まれている必要があります。たとえば、顧客名、顧客姓、年、製品名、購入金額などです。この例の説明は、次のとおりです。
    • 列1には顧客の名が含まれます
    • 列2には顧客の姓が含まれます
    • 列3には年の値が含まれます
    • 列4には製品名が含まれます
    • 列5には、指定した製品に対して各顧客が購入した金額を指定します。
  • 行1の名前は一意である必要があります。2つの列に年の値が含まれる場合は、1つまたは両方の列名に単語を追加して一意の名前にする必要があります。たとえば、「年リース」という列が2つある場合は、列名を「年リース開始」および「年リース失効」に変更できます。
  • 行2以降には表のデータを含める必要がありますが、これらの行に列名を含めることはできません。
  • 列のデータは一緒に処理されることが多いため、同じタイプのものにする必要があります。たとえば、購入金額列には数字(nullも可能)のみを指定し、合計や平均を求められるようにします。名と姓の列については、連結の可能性があるためテキスト値を含める必要があります。日付については、月、四半期または年に分割することが必要な場合があります。
  • データは同じ細分度にする必要があります。集計とそれらの集計の詳細の両方を表に含めないでください。たとえば、顧客、製品および年の細分度の売上表があり、年別、各顧客別に各製品の購入金額の合計が含まれているとします。この場合、購入金額値の合計が正しく計算されなくなるため、請求書レベルの詳細や日次サマリー値を同じ表に含めないでください。請求書レベル、日レベル、月レベルで分析する必要がある場合は、次のいずれかの方法で行えます。
    • 請求書詳細(請求書番号、請求日、顧客、製品および購入金額)の表を作成します。日、月または四半期で集計できます。
    • 細分度(請求書、日、月、四半期および年)ごとに1つ、複数の表を作成します。

コンピュータからのスプレッドシートの追加

コンピュータ上にあるExcelスプレッドシート(XLSXまたはXLS)、CSVファイルまたはTXTファイルからデータ・セットを作成できます。

ピボット・データを含むExcelスプレッドシートはインポートできません。スプレッドシートまたは他のデータ・ファイルの追加についてを参照してください。
  1. 「ホーム」ページで、「作成」「データ・セット」の順にクリックします。
  2. 「ファイル」をクリックし、XLSX/XLS (ピボット・データなし)、CSVまたはTXTファイルを検索して選択します。
  3. 「開く」をクリックし、選択したスプレッドシートをアップロードして開きます。
  4. 名前、説明または列属性に必要な変更を加えます。
  5. CSVまたはTXTファイルをアップロードする場合、「区切り文字」「3桁区切り」および「小数区切り」フィールドでデフォルトのデリミタを確認または変更します。
    必要に応じて「区切り文字」フィールドで「カスタム」を選択し、デリミタとして使用する文字を入力します。CSVまたはTXTファイルでは、カスタム・デリミタは1文字である必要があります。次の例では、パイプ文字(|)をデリミタとして使用しています。Year|Product|Revenue|Quantity|Target Revenue| Target Quantity.
  6. 「追加」をクリックしてデータ・セットを作成します。

Smart ViewプラグインによるExcelからのスプレッドシートの追加

Oracle Smart Viewプラグインを使用すると、ExcelのXLSXまたはXLSスプレッドシート、CSVまたはTXTファイルを公開して、これをデータ・ソースとして使用できます。

スプレッドシートのインポート時に、これをデータ・ソースとして追加する前に、列属性(データ型や、データをメジャーとして処理するか属性として処理するかなど)を変更します。

Smart Viewプラグインを使用する前に、次を実行していることを確認します。

  • 最新バージョンのOracle Smart View for Officeをインストールする。ダウンロードを見つけるには、Oracle Smart View for Officeに移動します。Oracle Smart View for Officeをインストールした後、必ずすべてのMicrosoft Officeアプリケーションを再起動します。

  • データ・ソースとして使用する、.XLSXまたは.XLS形式のExcelスプレッドシート、CSVファイルまたはTXTファイルのいずれかが存在していることを確認します。

  • インポートを正常に行うために必要なスプレッドシートの構造を理解してください。

Excelのスプレッドシート、CSVまたはTXTファイルを公開してデータ・ソースとして使用するには、次のステップに従います。
  1. Excel (.XLSXまたはXLS)スプレッドシート、CSVまたはTXTファイルをMicrosoft Excelで開きます。
    .TXTファイルを開く場合は、デリミタを指定するなど、インポート・ステップに従います。
  2. 「DV Desktop」タブを開きます。
  3. ピボット・データがある.XLSXまたはXLSファイルを公開する場合は、次のステップに従います。
    1. 左上の数値データ・セルを選択するか、公開するデータ・セルのエリアを選択します。
      公開するデータ・セルのエリアを選択するときに、総計を含めないでください。
    2. アンピボットをクリックします。
    3. 「OK」をクリックします。
  4. 必要であれば、Excelの新規シートの内容を書式設定(たとえば、列見出しの名前を編集)します。
  5. 「DV Desktop」タブで、「公開」をクリックして新規シートを公開します。
    Oracle Analytics Desktopが実行されていない場合、自動的に開始します。「データ・セット」エディタにスプレッドシートのデータが表示されます。
  6. 「データ・セット」エディタで「名前」「説明」または列属性に必要な変更を加えます。
    CSVまたはTXTファイルをアップロードする場合、「区切り文字」「3桁区切り」および「小数区切り」フィールドでデフォルトのデリミタを確認または変更します。
    必要に応じて「区切り文字」フィールドで「カスタム」を選択し、デリミタとして使用する文字を入力します。CSVまたはTXTファイルでは、カスタム・デリミタは1文字である必要があります。次の例では、パイプ文字(|)をデリミタとして使用しています。Year|Product|Revenue|Quantity|Target Revenue| Target Quantity.
  7. 「追加」をクリックします。同じ名前のデータ・セットが存在する場合、上書きするかどうかを確認するプロンプトが表示されます。
    必要に応じて、データ・セットの更新、再ピボットまたは変更の適用を行えます。

    ピボットを削除したときに作成したExcelファイルを削除すると、データ・セットはExcelファイルにリンクされなくなります。

Windowsエクスプローラからのスプレッドシートの追加

Windows Explorerからデータ・ソースとしてスプレッドシートを追加できます。

データ・ソースとしてスプレッドシートを追加する前に、次を実行します。

  • 最新バージョンのOracle Smart View for Officeをインストールします。ダウンロードを見つけるには、Oracle Smart View for Officeに移動します。Oracle Smart View for Officeをインストールした後、必ずすべてのMicrosoft Officeアプリケーションを再起動します。

  • データ・ソースとして使用する、.XLSXまたは.XLS形式のExcelスプレッドシートまたは.CSVファイルのいずれかを操作していることを確認します。

  • Excelスプレッドシートの場合、ピボット・データが含まれていないことを確認します。

  • インポートを正常に行うために必要なスプレッドシートの構造を理解してください。

  1. Windows Explorerを開き、データ・ソースとして使用するスプレッドシート・ファイル(.XLSX、.XLSまたは.CSV)に移動します。
  2. スプレッドシート・ファイル・アイコンを右クリックします。
  3. メニューから「プログラムから開く」をクリックします。
  4. 「Oracle Analytics Desktop」を選択します。
  5. 同じ名前のデータ・セットがすでに存在している場合、「データ・セットの作成またはリロード」ウィンドウが表示されます。
    • 「リロード」をクリックし、「OK」をクリックすると、同じ名前の既存のデータ・セットが上書きされます。

      再ロードを選択した場合、最後のステップを実行する必要はありません。新しいデータ・セットが既存のデータ・セットを上書きします。

    • 「新規作成」をクリックし、次のオプションのいずれかに入力します。
      • 新しい名前を入力し、「OK」をクリックします。

      • 自動生成されたデータ・セット名を使用して保存する場合、「OK」をクリックします。

  6. 「データ・セット」エディタで「名前」、「説明」または列属性に必要な変更を加えます。
    CSVファイルをアップロードする場合、「区切り文字」「3桁区切り」および「小数区切り」フィールドでデフォルトのデリミタを確認または変更します。
    必要に応じて「区切り文字」フィールドで「カスタム」を選択し、デリミタとして使用する文字を入力します。CSVファイルでは、カスタム・デリミタは1文字である必要があります。次の例では、パイプ文字(|)をデリミタとして使用しています。Year|Product|Revenue|Quantity|Target Revenue| Target Quantity.
  7. 「追加」をクリックします。

DropboxまたはGoogle Driveからのスプレッドシートの追加

Excelスプレッドシート(XLSXまたはXLS)、CSVファイルおよびTXTファイルをDropboxまたはGoogleドライブから直接アップロードできます。

開始する前に、データ・ファイルを格納するDropboxまたはGoogleドライブへの接続を設定する必要があります。Dropboxへの接続およびGoogle DriveまたはGoogle Analyticsへの接続を参照してください
  • 使用するスプレッドシートが.XLSXまたは.XLS形式のExcelスプレッドシート、CSVファイルまたはTXTファイルであることを確認します。
  • Excelスプレッドシートの場合、ピボット・データが含まれていないことを確認します。
  • インポートを正常に行うために必要なスプレッドシートの構造を理解してください。
  1. データ・ページで、「作成」「データ・セット」の順にクリックします。
  2. 「データ・セットの作成」ダイアログで、DropboxやGoogle Driveへの接続をクリックします。
  3. データ・セット・エディタで、DropboxまたはGoogle Driveのディレクトリを検索または参照し、使用するスプレッドシートを見つけます。
    ブレッドクラムを使用して、ディレクトリにすばやく戻ることができます。
  4. スプレッドシートをダブルクリックして選択します。
  5. 「追加」をクリックしてデータ・セットを作成します。