2.4.1 Oracle SQL Access to Kafkaについて

Oracle SQL access to Kafka (OSaK)は、Oracle SQLでデータベース・ビューおよび基礎となる外部表を介してApache Kafkaトピックを問い合せることができるPL/SQLパッケージです。Apache Kafkaバージョン0.10.2以降がサポートされています。

ORA_KAFKA PL/SQLパッケージには、データベース・スキーマへのKafkaクラスタの登録、Kafkaトピックを問い合せるためのビューの作成(組込みの外部表を使用)、指定したオフセットまたは指定したタイムスタンプからのデータの問合せのための関数およびプロシージャが含まれています。KafkaデータがOracle Database内に存在し続ける必要はありません。OSaKでは、Oracle Databaseに格納されている表にKafkaデータをロードすることもできます。

JSONおよびCSV (デリミタ付きテキスト)形式のKafkaトピックがサポートされており、Kafkaメッセージが2回問い合されることや欠落することがないようにするためにオフセット管理もサポートされています。OSaKは、最新のKafkaメッセージ(5秒前から現在の時刻までのメッセージなど)や、特定のオフセットまたはタイムスタンプから始まる一連のメッセージ(タイムスタンプtまたはオフセットoから始まる1000件のメッセージなど)の問合せに最適なオプションです。

OSaKを初めて使用する場合は、Oracle SQL Access to Kafkaの概要を参照してください。

ORA_KAFKAパッケージのすべてのリファレンス情報については、解凍したOSaKキットの場所にあるsql/orakafkas.sqlファイル内の、パッケージ仕様内のドキュメントを参照してください。