行の関数

表管理の項で説明しているように、表の行は表スキーマに準拠するレコード値ですが、表スキーマに含まれない追加のプロパティが含まれています。このようなプロパティの値を抽出するには、この項にリストされた関数を使用する必要があります。

これらの関数のシグネチャでは、入力パラメータの型としてAnyRecordを指定していますが、関数では実際には入力として行が必要です。行を返す唯一の式は、行変数、つまり、名前が$で始まる表の別名です。例: TTLの更新の項に、remaining_hours()関数(行が使用可能な関数の1つ)の使用例を示します。

integer remaining_hours(AnyRecord)

行の有効期限が切れるまでの満で数えた時間数を返します。行に有効期限がない場合は、負数を返します。

integer remaining_days(AnyRecord)

行の有効期限が切れるまでの満で数えた日数を返します。行に有効期限がない場合は、負数を返します。

timestamp(0) expiration_time(AnyRecord)

行の有効期限を精度ゼロのタイムスタンプ値として返します。行に有効期限がない場合は、UTC 1970年1月1日に設定されたタイムスタンプを返します。

long expiration_time_millis(AnyRecord)

行の有効期限をUTC 1970年1月1日以降のミリ秒数で返します。行に有効期限がない場合は、ゼロを返します。