5 表管理

Oracle NoSQL Databaseでは、データは表に格納および編成されます。この章では、表およびOracle NoSQL Databaseで表を作成し管理する方法について説明します。

表は、すべてが同じレコード・タイプを持つ順序付けされていないレコード項目のコレクションです。このようなレコード・タイプをテーブル・スキーマといいます。表スキーマは、CREATE TABLE文で定義します。表のレコードは行と呼ばれ、レコード・フィールドは列と呼ばれます。そのため、Oracle NoSQL Database表は、従来のRDBMSの(正規化された)リレーショナル表を一般化したものです。

表の行はレコードですが、レコードは行ではありません。これは、行には表スキーマの一部ではないプロパティ(トップレベルの列またはネストしたフィールドとして格納されないプロパティ)が他にもあるためです。このようなプロパティの値を抽出するには、行の関数の項にリストされている関数を使用する必要があります。