モニタリング(ホスト監視)モードでは、Database FirewallはSQLトラフィックを監視してアラートを生成しますが、SQL文のブロックや置換はできません。モニタリング(ホスト監視) モードを使用するには、ターゲット・データベースを実行しているホスト・マシンにAudit Vault Agentとホスト・モニター・エージェントをインストールします。ホスト・モニター・エージェントは、ホスト・マシンのネットワーク・カード(NIC)からトラフィックを取得して、そのトラフィックを安全にDatabase Firewallに転送します。
図の例には、クライアント、データベースおよび管理の3つのサブネットがあります。クライアント・サブネットには、クライアント・サブネット内のスイッチ経由でネットワーク・ルーターに接続する3つのクライアントが含まれています。データベース・サブネットには2つのターゲット・ホストが含まれます。1番目のホストには、2つのデータベースと1つのホスト・モニター・エージェントがあります。2番目のホストには、1つのデータベースと1つのホスト・モニター・エージェントがあります。ホスト・モニター・エージェントは、データベース・サブネットのスイッチ経由でDatabase Firewallに接続しています。データベース・サブネットには、データベース・サブネット内の2番目のスイッチに接続する3つのクライアントも含まれています。そのスイッチは、データベースとネットワーク・ルーターに接続しています。管理サブネットには、Database FirewallとAudit Vault Serverが含まれていて、それらは管理サブネットのスイッチを通じて相互に接続しています。
次のポイントについては、図の文字コールアウトを参照してください:
- A: クライアント・サブネット内のクライアントは、ネットワーク・ルーターとデータベース・サブネット内のスイッチを通じてデータベースに直接接続しています。
- B: データベース・サブネット内のクライアントは、データベース・サブネット内のスイッチを通じてデータベースに直接接続しています。
- C: ホスト・モニター・エージェントは、クライアントとデータベースの間のトラフィックを記録して、データベース・サブネット内のスイッチを通じてDatabase Firewallにトラフィックを転送します。
- D: Database Firewallは、クライアント・トラフィックからSQLデータを抽出して分析し、Database Firewallポリシーに基づいて、管理サブネット内のスイッチ経由でAudit Vault Serverに送信します。