11 一貫性保証
Oracle NoSQL Databaseストアは、ネットワークを使用してともに動作するいくつかのコンピュータ(一般的にノードと呼ばれます)で構築されます。ストアのすべてのデータは、まずマスター・ノードに書き込まれます。マスター・ノードによってそのデータがストア内の他のノードにコピーされます。マスター・ノード以外のノードはレプリカと呼ばれます。
分散システムの性質上、任意の時点で、マスター・ノードで実行された書込み操作が、ストア内の他のノードでまだ実行されていないことがあります。
一貫性は、ノードAの行とノードBの同じ行が異なることが可能かどうかを示すポリシーです。
あるノードに格納されている行と別のノードに格納されている同じ行が同一である可能性が高い場合、高一貫性保証と呼ばれます。同様に、低一貫性保証とは、あるノードの行と別のノードに格納されている同じ行が異なっている可能性があることです。
一貫性保証のレベルを制御できます。一貫性保証を高く設定すると、それと引き換えに、ストアの読取りパフォーマンスが低一貫性保証を使用する場合ほど上がらないことがあることに注意してください。
使用できる一貫性保証にはいくつかの方式があります。これらについて次の項で説明します。
デフォルトでは、Oracle NoSQL Databaseは可能なかぎり低い一貫性を使用することに注意してください。