リリース4.3の新機能

Oracle NoSQL Database Community Edition (CE)ライセンスの変更

Oracle NoSQL DatabaseサーバーCommunity Edition (CE)は、Apache License, Version 2.0 (Apache 2.0)のもとでリリースされるようになりました。以前は、Affero General Public License (aGPL v3)のもとでリリースされていました。他のディストリビューションのライセンスは変更されていません。

Oracle NoSQL Databaseがデフォルトでセキュアなストアを作成する

このリリース以降、Oracle NoSQL Databaseは、kvliteによって作成されたストアを含むすべてのストアをデフォルトでセキュアなストアとして作成します。ユーザーは、makebootconfig-store-securityオプションをnoneに設定して、非セキュアなストアを作成する必要があります。kvliteの場合は、-secure-config disableオプションを使用して非セキュアなストアを作成します。

JSONデータ型フィールドの問合せのサポート

Oracle NoSQL DatabaseのSQLでは、DML問合せでJSONデータ型として格納されたデータの問合せおよび操作をサポートするようになりました。タイプJSONのフィールドの作成と格納は、以前のリリースではプレビューとして導入され、現在、一般リリースとして使用できるようになっています。索引付きJSON問合せはこのリリースでサポートされていないため、問合せによってはパフォーマンスの問題が発生する場合があります。

TIMESTAMPデータ型の導入

ユーザーはTABLE APIを使用してTIMESTAMP型の表を作成でき、NoSQL問合せ言語のSQLを使用してTIMESTAMP型のフィールドを問い合せることができます。

JMXを介して使用可能なストレージ・エンジン(JE)統計

<kvroot>/log/<storename>.statsおよび<kvroot>/log/<storename>.perfファイルに書き込まれるストレージ・エンジン(JE)統計は、Oracle NoSQL JMXエージェントを介して標準のjavax.management.Notificationメカニズム経由でJSON形式で使用できるようになりました。これによって、ユーザーは、各JE統計に対する呼出しとは対照的に、1回の呼出しで特定のコンポーネントのすべてのJE統計を取得できます。

述語プッシュ・ダウンにおける並列処理の増加

(クライアント側で)入力スプリットが生成されると、パーティションとシャードの情報を使用して、Hadoopクラスタのデータノードに配布されるスプリットを生成するように、述語プッシュダウン機能が拡張されました。この拡張により、Oracle NoSQL Databaseサーバーで実行される述語フィルタリングの最適な並列処理が実現します。