5 Zero Downtime Migrationのトラブルシューティング

ここでは、移行ジョブ障害を処理する方法について説明します。

Zero Downtime Migrationのトラブルシューティングおよび現行リリースでの既知の問題の詳細は、Zero Downtime Migrationリリース・ノートを参照してください。

移行ジョブ障害の処理

移行ジョブが失敗した場合、次の解決策が問題の検出に役立つことがあります。

移行ジョブでエラーが発生した場合は、移行ジョブの出力ログ、Zero Downtime Migrationサービスのログおよびそれぞれのソースまたはターゲットのデータベース・サーバーにあるサーバー固有の操作フェーズ・ログを参照してください。

移行ジョブで例外が発生(失敗)した場合、ログから障害の性質がわかることがあります。ソースおよびターゲットの環境で実行された移行プロシージャのログは、それぞれのソースおよびターゲットの環境のサーバーに格納されます。ZDMCLIコマンドmigrate databaseを使用して移行ジョブを実行すると、Zero Downtime Migrationのコマンド出力の場所が示されます。また、ZDMCLIコマンドquery job -jobid job-idの出力でログ・ファイルの場所(結果ファイルのパス)を確認することもできます。

移行ジョブが失敗時にどの操作フェーズにあったか、フェーズがソースに属する(フェーズ名にSRCが含まれる)のか、ターゲッに属するト(フェーズ名にTGTが含まれる)のかを確認します。$ZDM_BASE/crsdata/zdm_service_host/rhp/rhpserver.log.0でZero Downtime Migrationサービス・ホストのログを確認し、それぞれのソース・サーバーまたはターゲット・サーバーにアクセスして、$ORACLE_BASE/zdm/zdm_db_unique_name_job-id/zdm/logで操作フェーズに関連付けられているログを確認します。

Zero Downtime Migrationサービスが開始しない場合は、プロセス起動エラーに対してZero Downtime Migrationサービスのログを確認し、レポートされたエラーの原因を特定します。Zero Downtime Migrationサービスのログは、$ZDM_BASE/crsdata/zdm_service_host/rhp/rhpserver.log.0にあります。

移行ジョブが失敗した場合は、失敗の原因を修正した後、ログで進行状況をモニターしながらジョブを再実行できます。