SET CALCPARALLEL
デフォルトのシリアル計算のかわりにパラレル計算を有効にします。
Essbaseは、計算の各パスを分析して、パラレル計算が可能かどうかを判断します。 そうでない場合、Essbaseではシリアル計算が使用されます。
この設定は、デフォルトの問合せ処理モードであるハイブリッド集約モードではサポートされていません。
構文
SET CALCPARALLEL n;
パラメータ
ノート
- 動的メンバーに応じて特定の計算パスにメンバーが格納されている場合、Essbaseはハイブリッド集約モードを使用します。 この場合、SET CALCPARALLELは無視され、計算はシリアルで実行されます。 かわりに、ハイブリッド集約モードでサポートされているFIXPARALLELを使用することもできます。
- DATACOPY、DATAEXPORTまたはCLEARBLOCKコマンドを使用する必要がある場合は、このコマンドのかわりにFIXPARALLEL...ENDFIXPARALLELを使用してパラレル計算を行います。
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多数の特徴がパラレル計算の影響を受けます。 これらの影響のリストおよびEssbaseによるパラレル計算の実行方法の詳細は、「CALCPARALLELパラレル計算のガイドライン」を参照してください。
例
SET CALCPARALLEL 3;
同時に計算タスクを実行するために最大3つのスレッドを使用できます。