MaxLの使用によるデータのエクスポート
「データのエクスポート」 MaxL文を使用して、Essbaseデータベースからデータをエクスポートできます。 データは、シリアルまたはパラレルにエクスポートできます。 スレッドのデータが2 GBを超える場合、Essbaseでは、エクスポート・データが複数のファイルに分割され、ファイル名に数字が付加されることがあります。
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ブロック・ストレージ・データベース: 計算値を含まないすべてのデータ、level-0データまたは入力レベルのデータをエクスポートできます。
データをパラレルでエクスポートするには、エクスポート・ファイルのカンマ区切りリストを最大1024ファイル名で指定します。 ファイル名の数によって、エクスポート・スレッドの数が決まります。 使用可能なブロック・アドレス範囲の数によって、Essbaseが実際に使用するエクスポート・スレッドの数が制限されます。 Essbaseは、実際のデータ・ブロック数を指定された数のファイル名(エクスポート・スレッド)で除算します。 指定したエクスポート・スレッド数よりも実際のデータ・ブロック数が少ない場合、作成されるエクスポート・スレッドの数は実際のデータ・ブロックの数に基づきます。 このアプローチにより、エクスポート・スレッド間でデータ・ブロックがより均等に分散されます。
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集約ストレージ・データベース: エクスポートできるのはlevel-0データのみで、計算された値は含まれません。 (Level-0データは、集約ストレージ・データベースの入力データと同じです。) 集約ストレージ・データベースでは、上位レベルのデータ・エクスポートまたは列エクスポート・ユーティリティを実行できません。
データをパラレルでエクスポートするには、エクスポート・ファイルのカンマ区切りリストを1から8個のファイル名で指定します。 Essbaseが使用するスレッドの数は、通常、指定するファイル名の数によって異なります。 ただし、データ・ブロック数が少ない非常に小規模な集約ストレージ・データベースでは、複数のファイルへのパラレル・エクスポートがリクエストされても、単一のファイルのみが作成される場合があります(事実上、シリアル・エクスポートを実行します)。
エクスポート・ファイルは、Files > applications > Sample > Basic
などのファイル・カタログのデータベース・ディレクトリに格納されます。