計算スクリプトを使用したテキスト・データのエクスポート

次の計算コマンドを使用して、テキスト・インポート・ファイルを選択およびフォーマットできます:

DATAEXPORT
DATAEXPORTCOND
SET DATAEXPORTOPTIONS
FIX...ENDFIX
EXCLUDE...ENDEXCLUDE

計算スクリプト・ベースのデータ・エクスポートは、保管済で動的に計算されたメンバーでのみ機能し、レポート・スクリプトよりも少ないフォーマット・オプションを提供します。ただし、計算スクリプト・ベースのデータ・エクスポートでは、小数および精度ベースのフォーマット・オプションが提供され、レポート・スクリプトより高速になる場合があります。 DATAEXPORT計算コマンドを使用してリレーショナル・データベースに直接エクスポートすることもでき、通常の中間インポート・ステップは必要ありません。

次の計算スクリプトの例では、データベースのサブセットを含むテキスト・ファイルを生成します。

SET DATAEXPORTOPTIONS
{   DATAEXPORTLEVEL "ALL";
DATAEXPORTCOLFORMAT ON;
DATAEXPORTCOLHEADER Scenario;
}; 
FIX ("100-10","New York","Actual","Qtr1");
   DATAEXPORT "File" "," "actual.txt" "NULL";
ENDFIX;

これらのコマンドは、すべてのレベルのデータを含めることを指定し、Scenarioディメンションが出力の密ディメンション列ヘッダーとして設定された状態で、データが列に繰り返されることを示します。 FIXコマンドはデータ・スライスを定義し、データはデータベース・ディレクトリ内のテキスト・ファイルactual.txtにエクスポートされます。カンマはデリミタとして使用され、欠落しているデータ値は連続したデリミタで示されます。 Sample.Basicに対してこのスクリプトを実行すると、次のデータが生成されます:

"Actual"
"100-10","New York","Sales","Qtr1",1998
"100-10","New York","COGS","Qtr1",799
"100-10","New York","Margin","Qtr1",1199
"100-10","New York","Marketing","Qtr1",278
"100-10","New York","Payroll","Qtr1",153
"100-10","New York","Misc","Qtr1",2
"100-10","New York","Total Expenses","Qtr1",433
"100-10","New York","Profit","Qtr1",766
"100-10","New York","Opening Inventory","Qtr1",2101
"100-10","New York","Additions","Qtr1",2005
"100-10","New York","Ending Inventory","Qtr1",2108
"100-10","New York","Margin %","Qtr1",60.01001001001001
"100-10","New York","Profit %","Qtr1",38.33833833833834
"100-10","New York","Profit per Ounce","Qtr1",63.83333333333334