パフォーマンス向上のためのキャッシュの管理
次の項では、ブロック・ストレージ・データベースで使用されるキャッシュについて説明します。 集約ストレージ・キャッシュの詳細は、「集約ストレージ・キャッシュの管理」を参照してください。
データベースを計算する際、Essbaseでは、データベース・アウトラインのメンバー当たり約30バイトのメモリーが使用されます。 そのため、データベースに5,000のメンバーが存在する場合、Essbaseではデータベースを計算するために約150 KBのメモリーが必要です。
ノート:
計算スクリプトを組み合せることで、過剰なメモリー使用を回避できます。 単一の計算スクリプトでパラレル計算を使用すると、良好なパフォーマンスが得られます。 「パラレル計算の使用」を参照してください。
Essbaseでは、メモリーを使用して、特に大規模な計算の計算パフォーマンスを最適化します。 使用されるメモリー量は、データベース・アウトラインのサイズを変更する場合を除き、制御できません。 ただし、メモリー・キャッシュ・サイズを使用すると、Essbaseで計算を最適化できます。
Essbaseでは、メモリー・キャッシュを使用してメモリー使用量を調整します:
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計算機キャッシュ。 計算機キャッシュが、計算パフォーマンスを最適化するのに十分な大きさであることを確認してください。
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動的計算機キャッシュ。
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索引キャッシュ。 データベースが大きい場合、デフォルトの索引キャッシュは最適な計算パフォーマンスを提供するのに十分な大きさではありません。
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データ・キャッシュ。
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データファイル・キャッシュ。
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アプリケーション・キャッシュ。 ハイブリッド集約モードがブロック・ストレージ・データベースで使用されている場合、アプリケーション・キャッシュは取得のメモリー使用量の管理に役立ちます。 アプリケーション・キャッシュは、集約ストレージ・キャッシュに似ています。詳細は、「集約ストレージ・キャッシュの管理」を参照してください。
ノート:
データベースを初めて計算する場合、計算機キャッシュのサイズは計算パフォーマンスにとって重要です。 可能な場合は、Essbaseが最適な計算機キャッシュ・オプションを使用するのに十分な大きさが計算機キャッシュにあることを確認してください。