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計算スクリプトの使用

一連の計算コマンド、方程式および計算式を含む計算スクリプトを使用すると、データベース・アウトラインで定義されている計算以外の計算を定義できます。

計算スクリプトでは、デフォルトの計算(CALC ALL)または選択した計算を実行できます(たとえば、データベースの一部を計算したり、メンバー間でデータ値をコピーできます)。

次のいずれかのタスクを実行する計算スクリプトを記述する必要があります:

• データベースの「サブセットの計算」

• データベース内の密ディメンションおよび疎ディメンションの計算順序の変更

• 複雑な計算を特定の順序で実行するか、データの複数の反復を必要とする計算を実行します(たとえば、一部の2パス計算には計算スクリプトが必要です)

• 勘定科目タグのないディメンションでの「2パス計算」の実行

• データベース・アウトラインの式とは異なるメンバー式を計算します(計算スクリプトの式はデータベース・アウトラインの式を上書きします)

• APIインタフェースを使用したカスタム計算の動的な作成

• 計算でフロー・ロジックの制御を使用します(たとえば、IF…ELSE…ENDIFまたはLOOP…ENDLOOPコマンドを使用します)

• 特定のメンバーからのクリアまたは「データのコピー」

• データベース計算で使用する「一時変数の定義」

• データベース・アウトラインで式または勘定科目プロパティを変更した後、データ・ブロックの再計算を強制

• データベースの計算時にEssbaseが「インテリジェントな計算」を使用する方法の制御

次の計算スクリプトは、Year、Measures、MarketおよびProductディメンションからActual値を計算します:

FIX (Actual)

   CALC DIM(Year, Measures, Market, Product);

ENDFIX

スクリプト・エディタを使用して計算スクリプトを作成できます。 「計算スクリプトの作成」を参照してください。

Smart Viewから計算スクリプトを実行する場合、ファイルの拡張子は.cscである必要があります。 ただし、計算スクリプトはテキスト・ファイルであるため、MaxLを使用して任意のテキスト・ファイルを計算スクリプトとして実行できます。