関数を使用したセットの作成
set member-by-memberまたはtuple-by-tupleを作成する代わりに、セットを返す関数を使用できます。 MDXには、セットを戻す関数と、他の値を戻す関数がいくつか含まれています。 Oracle EssbaseでサポートされているMDX関数の完全なリファレンスは、MDXを参照してください。
演習: MemberRange関数の使用
MemberRange MDX関数は、同じ世代の指定された2つのメンバーを含むメンバーの範囲を返します。 構文は次のとおりです:
MemberRange (member1, member2, [,layertype])
ここで、最初に指定する引数は範囲を開始するメンバーで、2番目の引数は範囲を終了するメンバーです。 layertype引数はオプションです。
ノート:
MemberRangeの代替構文では、関数名を使用するかわりに、2つのメンバー間にコロンを使用 : member1 :
member2。
MemberRange関数を使用するには:
演習: CrossJoin関数の使用
CrossJoin関数は、異なるディメンションの2つのセットのクロス積を返します。 構文は次のとおりです:
CrossJoin(set,set)
CrossJoin関数は、異なるディメンションの複数のセットを入力として取り、これらの入力セットのクロス積であるセットを作成します。これは、対称レポートの作成に役立ちます。
CrossJoin関数を使用するには:
CrossJoinを使用する場合、引数の順序は出力内のタプルの順序に影響します。
ノート:
入力セットがベース・ディメンションおよびその属性ディメンションの場合は、CrossJoinAttributeの使用を検討してください。
問合せの結果を次に示します:
表27-4 結果: CrossJoin関数の使用
![]() |
![]() |
100-10 | 100-10 | 100-10 | 100-10 |
---|---|---|---|---|---|
![]() |
![]() |
東部 |
West |
南部 |
中部 |
売上高 |
Qtr1 |
5731 |
3493 |
2296 |
3425 |
COGS |
Qtr1 |
1783 |
1428 |
1010 |
1460 |
マージン% |
Qtr1 |
66.803 |
59.118 |
56.01 |
57.372 |
利益% |
Qtr1 |
45.82 |
29.974 |
32.448 |
24.613 |