親子参照の使用
データのソースのすべてのレコードで新しいメンバーの名前および新しいメンバーを追加する親の名前が指定されている場合は、親子参照構築メソッドを使用します。
データベース内のメンバーは、親子関係に存在します。 次のイメージは、Productディメンションの一部とその親子関係を示しています。 Productは100の親です。100はProductの子で、100-10、100-10-12および100-10-16の親です。100-10、100-10-12および100-10-16は100の子です。
図15-5 親と子
データの親子ソースには少なくとも2つの列が含まれている必要があります: 親列と子列をこの順序で並べます。 データのソースには、他の情報(別名、属性、新規メンバーのプロパティなど)を含む列を含めることができます。 データの親子ソース内のレコードは、複数の親または複数の子を指定できず、親列と子列の順序を逆にすることはできません。
親子ビルドでは、ルール・ファイルによって、どの列が親でどの列が子であるかが指定されます。 たとえば、各レコードが親の名前とその子の名前をこの順序で指定するソース・ファイル(Dim_Product.txt)を考えてみます。
ルール・ファイル(Dim_Product.rul)では、どの列が親でどの列が子であるかを指定します。 また、この例では、別名を子フィールドに関連付けます。 プロパティ用に予約されているNullフィールドは無視されます。
Essbaseは、このソース・データおよびルール・ファイルから次の階層を構築します。
ノート:
メンバーが重複する状況では、親フィールドに修飾メンバー名を含める必要があります。 「ルール・ファイルを使用した修飾メンバー名の構築」を参照してください。