データ監査証跡は、キューブ内のデータに行われた更新をトラッキングします。 シナリオを使用可能なキューブで監査証跡を使用するには、何が古いデータ値と新しいデータ値を定義するかについてと、Smart Viewのサンドボックス・データを使用する際の異なる2つのエントリ・ポイントについて理解する必要があります。
セルにコミットされた最新のデータ更新を新しいデータ値とみなす場合、そのセルのそれより前のデータ値はすべて古いものとなり、シナリオを使用可能なキューブでの監査証跡の仕組みを理解する上で役立ちます。
シナリオを使用可能なキューブの新しい、または未使用のサンドボックスには、格納されている値はありません。 スプレッドシートに表示される値など、ユーザーに表示される値は、ベースに格納されている値を反映しています。
シナリオを使用可能な新しいキューブでデータ監査証跡を使用する場合、サンドボックスのスプレッドシートに表示されるベース値は、古いデータとみなされます。
サンドボックスのデータを更新すると、それらの値は(ベースではなく)サンドボックスに格納されます。 データ監査証跡の目的においては、これらの値が新しい値となります。
後でこれらの新しいデータを更新すると、監査証跡により、最新の変更がトラッキングされます。 以前の値は古いもの、更新された値は新しいものとして扱われます。
Excelを開いて自分のキューブへのプライベート接続を開始する場合、監査証跡は、その他のデータ・セットの場合と同じように動作します。