MaxLは、Essbase用のマルチ・ディメンショナル・データベース・アクセス言語です。
MaxLのスクリプトや文を実行するには、MaxLクライアントを使用してHTTPまたはHTTPS経由で文を発行する必要があります。
MaxLクライアントをダウンロードして使用する前に、これらのタスクを完了します。 MaxLのスクリプトや文を実行するには、パワー・ユーザーまたは管理者である必要があります。
Essbase MaxLクライアントを使用すると、HTTPまたはHTTPS経由でMaxLを使用できるようになります。 MaxLは、キューブとアーティファクトを管理する言語ベースの管理インタフェースです。 コンソールで指定された最新のクライアント・バージョンを使用していることを確認してください。以前にダウンロードした古いバージョンは適切に動作しない可能性があります。
MaxL文を実行するには、パワー・ユーザーまたは管理者である必要があります。 MaxL Clientをダウンロードする前に、「MaxLクライアントの設定の前提条件」を参照してください。
Oracle Identity Cloud ServiceのフェデレーテッドSSOユーザーの場合、MaxLまたはCLIを使用したログインはサポートされていません。 フェデレーテッドSSOログインにはブラウザ・ウィンドウが必要です。 ネイティブIdentity Cloud Serviceユーザーを作成し、かわりにそれを使用してMaxLまたはCLIを使用してログインします。
「Essbase webインタフェース」で「コンソール」をクリックします。
コンソールで、MaxLクライアントに移動します。
使用しているプラットフォームに適したMaxL Clientの横にある「ダウンロード」 をクリックします。
圧縮ファイルEssbaseMaxl
をローカル・ドライブに保存します。
圧縮ファイルの内容をフォルダに抽出します。
プロキシを使用している場合は、MaxL実行スクリプトのstartMAXL.bat
またはstartMAXL.sh
に正しいプロキシを設定する必要があります。 次の例はUNIXのstartMAXL.sh
の編集に適用可能で、指定されたプロキシ(proxy.example.com)を使用すること、ただし、例外リスト(127.0.0.1、localhostおよびsomething.example.com)にリストされている特定の宛先のプロキシは使用しないことがMaxLに指定されています。
export https_proxy=http://proxy.example.com export no_proxy=127.0.0.1,localhost,something.example.com
Windowsの場合、startMAXL.bat
を同様に編集できますが、構文は異なります。
set proxy proxy-server="https://proxy.example.com" bypass-list="127.0.0.1;localhost;*.example.com"
Oracle Cloud InfrastructureにデプロイされたEssbaseを使用しており、自己署名証明書を使用している場合は、MaxL実行スクリプトでピア検証を無効にする必要があります。 注意: これは、信頼できるCA証明書を入手できるまでの一時的な解決方法です。 次に、bash (startMAXL.sh
の場合)の使用例を示します:
export API_DISABLE_PEER_VERIFICATION=1
startMAXL
バッチまたはシェル・スクリプトを実行します。 コマンド・プロンプトが開き、環境設定が完了し、MaxLクライアントが起動します。
MaxL login文に資格証明およびEssbase URLを指定してログインします。
次の例では、admin1@example.com
にログインするユーザーは、Oracle Cloud InfrastructureでのEssbaseスタック・デプロイメント時に最初のEssbase管理者として設定されたIdentity Cloud Service管理者です。 この例ではパスワードが入力されていないため、管理者は次にパスワードを入力するように求められます。 URLは、スタックdeploymentから生成されたジョブ出力のessbase_urlです。
login admin1@example.com on "https://192.0.2.1/essbase";
Essbaseと連携するようにプロビジョニングされたIdentity Cloud Serviceユーザーは、パワー・ユーザーまたは管理者としてプロビジョニングされているかぎり、MaxLにログインできます。
対話型のMaxL文を実行します。
例:
display database all;
MaxLの詳細は、「MaxL文リファレンス」を参照してください。