EXPORTTHREADS
EssbaseのEXPORTTHREADS構成設定は、並列データ・エクスポート時に生成できるデフォルトのスレッド数を定義します。
構文
EXPORTTHREADS appname dbname n
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appname—これはアプリケーションの名前です。
xxxxx
をワイルドカードとして使用して、すべてのアプリケーション名を指定することもできます。 -
dbname—これはデータベースの名前です。
xxxxx
をワイルドカードとして使用して、すべてのデータベース名を指定することもできます。 -
n—この整数は、データのエクスポートに使用できるエクスポート・スレッド数のデフォルトを設定します。デフォルトは1です。
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ブロック・ストレージ・キューブ: スレッド数は、1から1024の整数です(両端を含む)。使用可能なブロックアドレス範囲の数値はエクスポート・スレッド数を制限します。Essbaseは、指定したエクスポート・スレッド数で実際のデータ・ブロック数を除算します。指定したエクスポート・スレッド数より実際のデータ・ブロックが少ない場合、作成されるエクスポート・スレッド数は実際のデータ・ブロック数に基づいています。このアプローチを使用すると、エクスポート・スレッド間でデータ・ブロックの配分が均等になります。
ノート:
エクスポート・ファイル数の指定時に、Essbaseサーバーが実行されるコンピュータで使用可能なCPUコア数およびI/O帯域幅を考慮することは重要です。非常に大きな値を指定すると、パフォーマンスが悪くなる可能性があります。
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集約ストレージ・キューブ: スレッド数は、1から8の整数です(両端を含む)。この数字は、一般的に、並列エクスポートを実行するためにコミットするマシンのプロセッサ数と同じにする必要があります。ただし、少ない数のデータ・ブロックを含む非常に小さな集約ストレージ・キューブで並列エクスポートを行う場合、複数のファイルへの並列エクスポートが要求されても、1つのファイルしか作成されない可能性があります(実際にはシリアル・エクスポートが実行されます)。この場合、エクスポート・ファイル名は入力として指定された最初のファイル名になります。
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説明
EXPORTTHREADSでは、データのエクスポートに使用できるスレッド数を指定できます。エクスポート・プロセスは並行に実行され、複数のスレッドがデータを取得して、対応するエクスポート・ファイルに同時に書き込むことができます。EXPORTTHREADSを指定しない、または引数を指定しない場合、デフォルト値1が使用されます。
例
EXPORTTHREADS Sample Basic 4