LONGREQTIMETHRESHOLD
LONGREQTIMETHRESHOLD構成設定では、Essbaseアプリケーションに送信された長時間実行中の要求に対する情報メッセージをログに記録できます。追跡を有効にするまでの上限要求実行時間を秒単位で指定します。
構文
LONGREQTIMETHRESHOLD n
ここで、nは上限の実行時間(秒単位)です。この時間になるまでEssbaseは要求を追跡し、アラート・メッセージをログに記録します。デフォルト: 0秒(要求の追跡はオフです)。最小: 60秒(要求の追跡を使用している場合)。
説明
ログに記録されたメッセージには次の情報が含まれています:
-
REQ_ID: 要求の識別に使用する一意の番号
-
REQ_INFO: 要求のタイプを記述する文字列(たとえば、Calculation、Data-loadなど)
-
REQ_STATE: このメッセージがログに記録されたときの要求の現在の状態を記述する文字列(たとえば、started、in_progressまたはfinished)
-
EXEC_TIME: 要求が実行されていた時間(ミリ秒)
-
LEVEL0_BLOCKS: メッセージがログに記録されたときのレベル0のブロック数。Essbaseは、キューブを変更する可能性のある要求の情報のみ、ログに記録します。
-
TOTAL_BLOCKS: メッセージがログに記録されたときの合計ブロック数。Essbaseは、キューブを変更する可能性のある要求の情報のみ、ログに記録します。
例
LONGREQTIMETHRESHOLD 600
600秒以上実行している要求に対するメッセージのロギングを指定します。
ログ内の次の要求の保留中メッセージは、要求[REQ_ID: 109]が650232ミリ秒間実行中であることを示します。したがって、これは長時間実行中の要求とみなされます。
[2020-01-18T17:31:03.667-08:00] [Sample] [NOTIFICATION:16] [REQ-451] [REQ] [ecid: 1484789397502,0] [tid: 9664]
[DBNAME: Basic] [REQ_ID: 109] [REQ_INFO: Calculate] [REQ_STATE: in_progress] [EXEC_TIME: 650232]