MAX_SIZE_PER_FETCH
MAX_SIZE_PER_FETCH構成設定では、拡張後にグリッドの最大サイズを設定できます。この設定を使用すると、GRIDEXPANSIONをONに設定する必要があります。透過パーティションのターゲットのEssbaseキューブの場合、グリッド拡張の利点を保持するためにグリッドの最大サイズを小さくすることをお薦めします。
MAX_SIZE_PER_FETCH構成は、非ハイブリッド・モードのブロック・ストレージ(BSO)データベースにのみ適用され、集約ストレージ(ASO)データベースには適用されません。
構文
MAX_SIZE_PER_FETCH [appname [dbname]] n
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appname - オプション。制限を設定するアプリケーションを指定します。appnameの値を指定し、dbnameの値を指定しない場合、設定は指定したアプリケーションのすべてのキューブに適用されます。設定を特定のキューブに対して有効にするには、アプリケーションとキューブを指定する必要があります。
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dbname—オプション。appnameで指定したアプリケーション内で、制限を設定するデータベース(キューブ)を指定します。dbnameの値を指定し、appnameの値を指定しない場合、指定は無視されます。
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n—グリッド拡張後のグリッド内のセルの最大数。デフォルトは102400000です。
説明
MAX_SIZE_PER_FETCHは、グリッド拡張後のグリッドの最大サイズを指定します。
グリッド拡張後に、指定した最大サイズよりもグリッドのサイズが大きくなった場合、問合せに対してグリッド拡張は行われません。これにより、パフォーマンスが少し低下する場合があります。
例
MAX_SIZE_PER_FETCH Sample Basic 75000000
Sampleアプリケーションに関連付けられたBasicキューブへの各問合せに対するグリッド拡張後に、グリッドを7500万セルに制限します。
関連項目