SERVERPORTEND
SERVERPORTEND構成設定は、Essbaseがアプリケーション・プロセス(ESSSVR)を起動したときに、ポートに使用を試みる最大値を指定します。値を使用できない場合、アプリケーション・プロセスは失敗します。
構文
SERVERPORTEND n
n—Essbaseがアプリケーション・プロセスに使用を試みるポート番号の最大値。ポートを使用できない場合、アプリケーション・プロセスは失敗します。このポート番号は、他のプロセスで使用しないでください。デフォルト値は33768です。
説明
SERVERPORTENDは、アプリケーション・プロセスの起動を試みたときにEssbaseが使用する最大のポート番号を指定します。
構成ツールを使用してEssbaseを構成した場合、Essbaseアプリケーション・サーバー用に予約するポートの範囲を選択します。SERVERPORTBEGINおよびSERVERPORTEND構成設定は、選択した範囲に応じた値でEssbase構成ファイルに自動的に追加されます。
ノート
SERVERPORTBEGINおよびSERVERPORTENDは同じ値にすることはできません。
例
AGENTPORT 1478
SERVERPORTBEGIN 32470
SERVERPORTEND 32600
PORTINC 5
この例では、次のような結果になります。
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AGENTPORTは、追加のエージェントが1478で使用するポートを設定します。
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SERVERPORTBEGINは、最初のアプリケーション・プロセスが32470でポートに使用を試みる値を設定します。
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SERVERPORTENDは、このインストールで使用できる最大ポート番号を設定します。
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PORTINCは、ポートごとに使用する増分値を制御します。この例では、最初のサーバー・プロセスがポート番号32470を使用できる場合、次のプロセスは32475を使用します。