Autonomous Database Data StudioへのEssbaseインスタンスのリンク

登録スクリプトは、Essbase起動URLを使用してAutonomous Databaseを構成します。Essbaseインスタンスへのリンクは、Autonomous DatabaseインスタンスのData Studioツール・スイートに表示されます。

この機能は、リポジトリ・データベース(RCU)としてAutonomous Data Warehouseサーバーレスを使用してOracle Cloud MarketplaceからEssbase 21.7.0.0.1以上の新しいデプロイメントを作成した場合に使用できます。Autonomous Databaseごとに追加できるEssbaseインスタンス・リンクは1つのみです。

このオプションは、デプロイメント中に使用できます。詳細は、スタックの作成を参照してください。

または、次のステップに従ってリンクを追加します。

Data Studioについて

Data Studioツールを使用すると、クラウドやその他のソースからのデータのロード、分析およびそこからインサイトの取得を行うことができます。分析の結果を他のユーザーと共有できます。これは、複数のデータ・ソースからの分析ツールのワンストップ・アプリケーションです。このツールにより、異なるアプリケーション間でシームレスに遷移できます。複数のナビゲーション方法が作業の進捗に影響することはありません。

Data Studioは、データ・ロード、データ分析、データ・インサイト、カタログ、データ・マーケットプレイスおよびデータ共有ツールで構成されます。

詳細は、Data Studioの概要ページを参照してください。

登録スクリプトの実行

デプロイメント中にオプションが選択されなかった場合にEssbaseをAutonomous Databaseにリンクするには、Essbase URL登録スクリプトを実行する必要があります。

  1. ユーザーopcとしてEssbaseコンピュート・インスタンスにログインします。
  2. ユーザーoracleに切り替えます:
    su oracle
  3. /u01/vmtools/config/adb_urlに移動します。
    cd /u01/vmtools/config/adb_url
  4. vaultオプションを使用してconfigure-essbase-url.shを実行し、現在のインスタンスのURLをリポジトリ・データベースに登録します。

    次に例を示します。

    ./configure-essbase-url.sh --vault
  5. これで、EssbaseインスタンスへのリンクがData Studioツール・スイートに表示されます。
  6. 必要に応じて、dropオプションを指定してスクリプトを実行して、URLリンクを削除します。

    次に例を示します。

    ./configure-essbase-url.sh --vault --drop