Essbaseスタック・インスタンスの起動、停止および破棄

Essbaseスタック・インスタンスを操作するための準備

Essbaseスタック・インスタンスを操作するには、コンピュート・インスタンスに移動してそのパブリックIPアドレスを見つける必要があります。

Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、次のようにEssbaseコンピュート・インスタンスに移動します。

cloud.oracle.comで、Oracle Cloud Infrastructureコンソールにログインします。
ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」、「インスタンス」の順にクリックします。
コンパートメントを選択します。
管理するEssbaseインスタンスの名前をクリックします。
「プライマリVNIC」で、「パブリックIPアドレス」を見つけます。

Essbaseスタックの起動

Oracle Cloud InfrastructureにあるEssbaseスタックは、Autonomous Databaseインスタンス、コンピュート・インスタンス、2つのブロック・ストレージ・ボリューム、オブジェクト・ストレージ・バケット、ロード・バランサ、その他のネットワーク・コンポーネントなどで構成されています。

OCIでEssbaseスタックを起動するには、まずAutonomous Databaseインスタンスを起動し、次にコンピュート・インスタンスを起動する必要があります。コンピュート・インスタンスを起動すると、Essbaseが起動します。

次のようにAutonomous Databaseインスタンスを起動します:

cloud.oracle.comで、Oracle Cloud Infrastructureコンソールにログインします。
ナビゲーション・メニューを開き、「Oracle Database」をクリックします。
「Autonomous Database」で、Essbaseとともにデプロイされているワークロード・タイプに応じて、「Autonomous Data Warehouse」または「Autonomous Transaction Processing」を選択します。
コンパートメントを選択します。
データベースのリストで、管理するデータベースの表示名をクリックします。
「起動」をクリックします。

次のようにEssbaseコンピュートを起動します。

Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、Autonomous Databaseが使用可能になっていることを確認します。
Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、コンピュート・インスタンスに移動します。
「起動」をクリックします。

Essbaseコンピュート・インスタンスの起動には数分かかります。

Essbaseスタックの停止

Oracle Cloud InfrastructureにあるEssbaseスタックは、Autonomous Databaseインスタンス、コンピュート・インスタンス、2つのブロック・ストレージ・ボリューム、オブジェクト・ストレージ・バケット、ロード・バランサ、その他のネットワーク・コンポーネントなどで構成されています。

OCIでEssbaseスタックを停止するには、まずコンピュート・インスタンスを停止してから、オプションでAutonomous Databaseを停止する必要があります。コンピュート・インスタンスを停止すると、Essbaseが停止します。

コンピュート・インスタスを停止します。

Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、コンピュート・インスタンスに移動します。
インスタンス名を選択し、「アクション」メニューから「停止」をクリックします。

コンピュート・インスタンスを停止すると、CPU使用量に関する請求が止まります。

オプションで、次のようにAutonomous Databaseインスタンスを停止します(それが使用されていない場合):

Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、Essbaseコンピュート・インスタンスがすでに停止されていることを確認します。
ナビゲーション・メニューを開き、「Oracle Database」をクリックします。
「Autonomous Database」で、Essbaseとともにデプロイされているワークロード・タイプに応じて、「Autonomous Data Warehouse」または「Autonomous Transaction Processing」を選択します。
コンパートメントを選択します。
データベースのリストで、管理するデータベースの表示名をクリックします。
「その他のアクション」メニューから、「停止」をクリックします。

Autonomous Databaseを停止しても、ストレージに関する請求は続きます。スタックを停止すると、コンピュート・インスタンスおよびAutonomous Databaseインスタンスのみが停止されます。

Essbaseスタックの破棄

Essbaseスタックを破棄すると、Essbaseコンピュート・ノード、Autonomous Databaseインスタンス、ネットワーク・コンポーネントなど、スタックの作成時に作成されたリソースがすべて終了されます。

ノート:

破棄アクションは永続的であり、元に戻せません。

スタックを破棄する前に、バケットが空であることを確認します。手順は、オブジェクトの管理のコンソールの使用に関する項を参照してください。バケットの名前は、backup_databasenameです。

共有データベースを使用している場合、スタックを破棄する前に、Essbaseで作成されたスキーマを削除します。そうしないと、データベースに孤立したデータベース・コンテンツが含まれる可能性があります。スキーマを削除するには、コンピュート・インスタンスにssh接続し、/u01/vmtools/sysman/drop-schema.shを実行します。データベース管理者のパスワードを入力するように求められます。

既存の共有データベースを使用している場合は、スタックを破棄する前に、Essbaseで作成されたスキーマを削除することをお薦めします。そうしないと、データベースに孤立したデータベース・コンテンツが含まれる可能性があります。
1. コンピュート・インスタンスにsshを発行し、次のユーティリティを実行してそれらのスキーマを削除します。
```
/u01/vmtools/sysman/drop-schema.sh
```
2. データベースのバックアップ用のオブジェクト・ストレージ・バケットで、すべてのアイテムを手動で削除します。
OCIコンソールにログインし、「開発者サービス」をクリックします。
「リソース・マネージャ」で、「スタック」をクリックします。
スタックをクリックします。
「破棄」をクリックします。
確認を求められたら、「破棄」をクリックします。
終了するまで、破棄ジョブの進捗状況を定期的にモニターします。

破棄ジョブが失敗した場合は、スタックを破棄する前に、Oracle Cloud Infrastructureでスタックの一部として実行されているリソースを手動で終了します。たとえば、ネットワーク・ロード・バランサを終了し(使用していた場合)、仮想クラウド・ネットワーク(VCN)を終了し、Autonomous Databaseを終了します。

電子メール・アドレスがユーザー・プロファイルに関連付けられている場合、電子メール通知を受信します。

ジョブの成否に関係なく、スタックの破棄に進みます。
ノート:

破棄ジョブが失敗する場合があります。
- データベースに対してプライベート・エンドポイントが選択されている場合。破棄ジョブを再実行します
- オブジェクト・ストレージ・バケットでカタログ・ストレージが行われる場合。バケット内のオブジェクトを削除してから、破棄ジョブを再実行します
- バックアップ操作が実行された場合。バケットからバックアップを削除し、破棄ジョブを再実行します
詳細は、破棄ジョブのログを参照してください。
破棄ジョブが完了したら、スタックの詳細に戻り、「その他のアクション」で「スタックの削除」をクリックします。
確認を求められたら、「削除」をクリックします。