Aggregate
EssbaseのMDX Aggregate関数は、タイム・バランスの動作に基づいて勘定科目メンバーを集約します。
構文
Aggregate ( set [, accounts_member] )
パラメータ
ノート
集約ストレージ・データベースでこの関数のパフォーマンスを最適化するには、問合せに次の種類のセットを含めます。
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名前付きセット内および(または)この関数の引数として使用されるIntersect、CurrentMember、Distinct、CrossJoin、PeriodsToDateの各関数のいずれか。
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dimensionName.CurrentMember IS memberNameとして定義された検索条件を持つFilter関数。
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true_partとfalse_partが前述の条件を満たすセットであるIIF関数。
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他の関数(Membersなど)を使用すると、最適化が無効になります。
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パフォーマンスを最適化するには、2番目のパラメータnumeric_value_expressionを含める必要があります。
問合せパフォーマンスを最適化するには、より大きな数式キャッシュ・サイズが必要になる場合があります。次のようなエラー・メッセージが表示される場合は、メッセージに応じてMAXFORMULACACHESIZE構成設定を調整してください。
Not enough memory for formula execution. Set MAXFORMULACACHESIZE configuration parameter to [1072]KB and try again.
set内の各タプルについて、accounts_memberの値が評価されます。
accounts_memberにタイム・バランス・タグがない場合、またはsetが1次元である場合、この関数はSum()と同様に動作します。
accounts_memberにタイム・バランス・タグがある場合、この関数は次のように動作します。
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TB Firstの場合、accounts_memberの値をset内の最初のタプルについて返します。
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SKIPがあるTB Firstの場合、set内のタプルを最初から最後の順にスキャンし、accounts_memberの値が空でない最初のタプルを返します。
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TB Lastの場合、accounts_memberの値をset内の最後のタプルについて返します。
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SKIPがあるTB Lastの場合、set内のタプルを最後から最初の順にスキャンし、accounts_memberの値が空でない最初のタプルを返します。
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TB Averageの場合、accounts_memberの値の平均をset内の各タプルで返します。
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SKIPがあるTB Averageの場合、空の値をファクタリングせずにaccounts_memberの値の平均をset内の各タプルで返します。
例
WITH
SET [T1] AS '{[Time].[1st Half]}'
SET [GM] AS '{Children ( [Geography].[South] )}'
MEMBER [Measures].[m1] as 'Aggregate(CrossJoin([T1],{[Geography].CurrentMember}),[Measures].[Price Paid])'
SELECT
{[Measures].[m1]}
ON COLUMNS,
NON EMPTY {CrossJoin([T1] ,[GM])}
ON ROWS
FROM ASOSamp.Basic
返すグリッド:
表4-36 MDX例からの出力グリッド
(軸) | m1 |
---|---|
(1st Half, DISTRICT OF COLUMBIA) | 961107.26 |
(1st Half, DELAWARE) | 245394.68 |
(1st Half, FLORIDA) | 1446868.96 |
(1st Half, GEORGIA) | 4766285.74 |
(1st Half, MARYLAND) | 2496467.86 |
(1st Half, NORTH CAROLINA) | 4660670.94 |
(1st Half, SOUTH CAROLINA) | 2524777.6 |
(1st Half, VIRGINIA) | 6253779.5 |
(1st Half, WEST VIRGINIA) | 5009523.72 |
関連項目