@ANCESTORS

Essbaseの@ANCESTORS計算関数は、複数の祖先メンバーを返します。

この関数は、指定されたメンバー(mbrName)のすべての祖先、あるいは指定された世代またはレベルまでの祖先を返します。このメンバー・セット関数を別の関数のパラメータとして使用できます。ここでのこのパラメータは、メンバーのリストです。

構文

@ANCESTORS (mbrName [, genLevNum | genLevName])

パラメータ

mbrName

すべての有効な単一メンバー名、または単一メンバーを返す関数。

genLevNum

オプション。メンバーを選択する上限の絶対世代番号または絶対レベル番号を定義する整数値。正の整数は世代番号を表します。0または負の整数はレベル番号を表します。

genLevName

オプション。メンバーを選択する上限のレベル名または世代名。

ノート

生成されたメンバーのリストは、メンバーの直近の祖先で始まり、次にそのメンバーの次の直近の祖先に続く順にソートされます。Sample Basicデータベースを例として使用すると、@ANCESTORS(200-30)を指定した場合、Essbaseは200、Productをこの順序で返します。@ANCESTORSメンバー・セット関数を特定の予測関数および統計関数とともに使用する場合は、この順序を考慮することが重要です。

Sample Basicデータベースの場合:

@ANCESTORS("New York")

East、Marketをこの順序で返します。

@ANCESTORS(Qtr4)

Yearを返します。

@ANCESTORS("100-10",1)

100、Productをこの順序で返します。

@ANCESTORS(Sales,-2)

Margin、Profitをこの順序で返します。