ARRAY

EssbaseARRAY計算コマンドは、1次元配列変数を宣言します。

構文

ARRAY arrayVariableName [dimName] = { constList};

パラメータ

arrayVariableName

1つ以上の配列変数名のカンマ区切りリスト。

dimName

配列変数のサイズのサイズ決定に使用するディメンション。dimNameは大カッコ([ ])で囲みます。

constList

配列変数を初期化するために使用するデータ値のオプションのリスト。初期化が実行されない場合、配列変数は#MISSINGに設定されます。値の順序は、配列を定義するために使用されるディメンション内のメンバーの順序に対応します。

ノート

  • 通常、配列は、メンバー式の一部として変数を一時的に格納するために使用されます。計算スクリプトが終了すると、変数は存在しなくなります。配列変数のサイズは、対応するディメンションによって決定されます(たとえば、ディメンションPeriodに12個のメンバーがある場合、ARRAY Discount[Period]には12個のメンバーがあります)。

  • 複数の配列を同時に作成するには、例に示すように、ARRAYコマンドの配列宣言をカンマで区切ります。

  • 配列のデータは、メンバー式の一部として直接計算できます。メンバー式が処理されると、配列内の各値が割り当てられ、そのメンバーが計算で評価されます。

  • 変数に、次のように二重引用符(")を使用しないでください。

    ARRAY "discount"

ARRAY discount[Scenario];

4つのエントリの配列が生成され、これらの4つのエントリに1から4の値が入力されます。

ARRAY discount[Scenario] = {1, 2, 3, 4};
ARRAY discount[Scenario], tmpProduct[Product];

2つの配列が生成されます。

  1. Scenarioに対応し、4つのメンバーが含まれるdiscount

  2. Productに対応し、9つのメンバーが含まれるtmpProduct

関連項目

VAR