BottomSum

EssbaseのMDX BottomSum関数は、数値評価の合計結果が指定された合計以上であるセットの、可能なかぎり最小のサブセットを返します。結果セットの要素は、最小から最大の順に列挙されます。

構文

BottomSum ( set, numeric_value_expression, numeric_value_expression )

パラメータ

set

最小の合計要素の選択元のセットが選択されます。

numeric_value_expression1

指定された合計(MDX文法ルールを参照)。

numeric_value_expression2

数値評価(MDX文法ルールを参照)。

ノート

  • 数値評価の合計結果が指定した合計に達しない場合は、空のセットが返されます。

  • この関数は、負の値と欠落した値を無視します。

次の問合せは、Qtr1で最も売れている製品のQtr1とQtr2の売上を選択します(売上合計は10000以上です)。

SELECT
 {[Year].[Qtr1], [Year].[Qtr2]} 
ON COLUMNS,
 {
  BottomSum(
  [Product].Members, 10000, [Year].[Qtr1]
  ) 
 }
ON ROWS
FROM Sample.Basic
WHERE ([Measures].[Sales])

この問合せが返すグリッドは次のとおりです。

表4-42 MDX例からの出力グリッド

(軸) Qtr1 Qtr2
200-40 2807 2922
100-30 3187 3182
400-30 3763 3962
300-20 4248 4638

関連項目

TopSum