条件付きコマンド

条件付きコマンドは、式内のイベントのフローを制御するためにEssbase計算スクリプトで使用します。計算、テスト条件内で実行する数式を制御し、そのテストの結果に基づいて数式を計算できます。

計算スクリプト内のメンバー式の一部としてIF文を使用する場合、次のことを行う必要があります。

  • 単一のメンバーに関連付ける

  • カッコで囲む

例:

Profit (IF (Sales > 100)
   Profit = (Sales - COGS) * 2;
ELSE
   Profit = (Sales - COGS) * 1.5;
ENDIF;);

Essbaseはデータベースを循環し、次の計算を実行します。

  1. IF文は、現在のメンバーの組合せのSalesの値が100を超えるかどうかを確認します。

  2. Salesが100を超える場合、EssbaseはSalesの値からCOGS内の値を減算し、それに2を乗算し、結果をProfitに配置します。

  3. Salesが100以下の場合、EssbaseはSalesの値からCOGSの値を減算し、それに1.5を乗算し、結果をProfitに配置します。

IF ... ENDIF文全体がカッコで囲まれ、Profitメンバーに関連付けられます。